ラブラドールちゃんの様子
06/5/25

※虐待されているラブラドールちゃんについて
この子のことを心配されている多くの方から「その後どうなりましたか?」という問い合わせをいただいております。飼主さんに虐待の意思は無く、この子を手放されるつもりはないとのことで、現在、飼主さんとの交渉が上手く行っておりません。私達としても殴る蹴るの暴行は受けていなくとも幸せであるとは言いがたいため交渉を続けていますが、とても難しい状況です。
飼主さんがおられるワンちゃんのため、あまり写真を撮る事もできませんし、状況をHP上でお知らせしていく事も今後は困難になると思います。しかし心配されている皆様に私達も出来る限り動いている事をご理解していただきたく、一部ですがこの子の様子を公開しました。私達がこの子のいる場所に行くには有料道路使用で片道2時間もかかります。あまり詳しくは公表できませんが、現在、相談者の方の手によって動物病院にはかかっております。皮膚からはダニなどは検出されませんでした。動物病院で注射を受け、これから皮膚の様子を見ながら1ヶ月から3ヶ月間、飲み薬による治療が行われます。相談者の方が責任を持って毎日飲み薬を与えています。写真では分かりづらいですが四肢などの皮膚はかなり酷い状況です。咳が出るためフィラリアの検査を受けたとのことですがミクロフィラリアは検出されていません。しかし今回、私達が様子を見に行ったら急激にお腹が腫れていました。腹水が溜まっているのではないかと思いましたので相談者の方に再度、動物病院へ連れて行ってもらうことにしました。咳が出て腹水が溜まっているとしたらフィラリアの症状であるためフィラリアの抗体検査を受けたのかどうか獣医さんに聞き、ミクロフィラリアの顕微鏡による検査だけなら抗体検査も受けるようにお願いしてきました。それと水が無く喉がカラカラだったので水をあげるようにお願いして帰りました。
トイレに連れ出しました。離しても絶対に逃げません。辛くなるほどお家に帰るのです。頭のよい子で何でも出来る子です。病院に行くとき車に乗せるときは「アップ」と言えば車に乗るそうです。
飼主さんはこの子を手放されるお気持ちはなく、面倒を見ていくといっています。現在は食事も毎日与えているようです。その後、犬舎の掃除、ワンちゃんのシャンプーを行われました。更にその後、首輪も新しいものに変わっていました。少なからずとも飼主さんが世話をしていますので、当会としても手出しが出来ない状況です。私達からしたら虐待に見えても、餌や水の与え方は飼主さんによって違いがありますし、治療にかけるかけないも飼主さんが決める事になり、殴る蹴るの暴行が行われているわけではない以上、現状、どうすることもできません。相談者の方も心配されており、治療に関しては飼主さんはしないであろうと言う事で、相談者の方が内緒で治療に通い始めた状況です。

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