2010年6月4日
北九州市動物愛護センターより2頭救護のご報告と緊急里親募集!



   


先月、北九州エリアより捕獲されました子です。

まどかちゃんに似た男の子…。

この子がセンターに収容され命に期限がついたのは…G君の最後の時間を精一杯、お世話している中での事でした。

4月より、シンさんとずっと話し合ってきていた事があります。

それは、救護活動を一時中止する決断をし、里親探しに力を入れる…と言う事についてです。

その間に捕獲収容された子は殺処分となるため…

色んな思いが押し寄せたり込み上げたり…

頭では分っていても心ではもがき苦しんできました。

救護の一時中止を決め、救護の再開の目処について話し合いを続けていました。

この子が収容されたのは、救護については一時中止を決めていた中での事でしたし

G君が目が離せない介護状態でもあったため、一度は救うことを諦めた命でした。

この子まで…この子まで…この子まで…と頑張り続けてきましたが、

救護の頭数と里子に送り出せる頭数に開きがあり過ぎて、救護活動を続けられる状況ではないのです…。

一日一日と過ぎてゆく時間の中、殺処分へと時が流れていく中…

この子の命を諦めること…心の中で必死にその事を受け入れようと戦っていました。

そんな私の苦しみを感じ取ってしまったのか…この子の命の最終期限日の5月25日…

「ママ、ボクが天国へ逝くからね。だからその子を助けてあげていいんだよ。」そう言うようにG君は永久の眠りにつきました…。

この子を助けなきゃ!

G、この子を迎えに行くからねっ。

この子の命の最後の日に旅立ったG君…私たちはこの子を迎える決心をしました。

ギリギリの救護の選択となりました。

G君のお葬儀、その前にナイト君の手術や三毛子ちゃんのこと、色んな事があったので

迎えに行けるまでの間、センターさんでお世話して頂けるようにお願い致しました。

快くOKして頂きまして繋ぎ止める事が出来ました命です。

しかし、この子を迎えに行くまでの間に新たな子が北九州エリアから捕獲収容されました(写真下)



じゅんぞう君に似ている男の子です。

きっとお母さんの血筋ですね…。

この子には兄弟が現地にあと4頭ほど居る事が確認されていて捕獲が進んでいるとの事です。

全てを救うことは出来ません。

この子から諦めるべきでは…と考え込む時間が続きました。

仕事中、何度シンさんに電話したか分りません。

仕事中、何度シンさんから電話があったか分りません。

救う選択も諦める選択もあまりにも辛すぎます。

それが命と向き合う活動なのだと分っていても、それが命の重みなのだと分っていても…

頭から振り払う事が出来ない命を目の前に答えを出さなければならない苦しさ…

いつだって…本当に…気が狂いそうです。

この子には確実に後を追って捕獲収容されてくる兄弟達がいる…。

たとえこの子を救っても、兄弟の中で私たちが助けてあげられる命はこの子だけになるだろう。

しかし、上の写真の子を迎えに行って、この子を置いては帰れない…この子まで頑張る事を決心しました。

だけど、本当に、この子の兄弟を助けてあげられる力は私たちにはもうありません。

既にこの子の兄弟が収容されています。

家族になって下さる方が居ましたら迎えに行ってあげる事が出来ます。

里親さんになって下さる方は居ませんか?

もちろん今回ハウスに迎えました子やハウスの子達を家族として迎えていただけましたら

現在、収容されてます子は当会で迎えます。

どうか宜しくお願い致します<m(__)m>

ご連絡は→こちら

  


まどかちゃん似の男の子はロッキー君と名付け、

G君のテーブルや日向ぼっこ用のハウスなどG君がお外で使用していたG君の愛用品を受け継ぎまして

現在ハウスでケア中です。

  

じゅんぞう君似の男の子はズッキーニ君と名付けました。

ズッキーニ君は現在、小麦君のハウスに同居させてもらっています。

このズッキーニ君の兄弟が、あと4頭姿が確認されており、既に現在、次の子がセンターに1頭収容されております。

捕獲が進んでおり、ズッキーニ君、現在収容されている子に続き、兄妹は全頭、これから収容されてくると思います。

どうかこの子たちに「明日」を下さい<m(__)m>

現在収容されているズッキーニ君の兄妹のため里親さんになって下さる方を
緊急で探しています!

どうか宜しくお願い致します<m(__)m>


ご連絡は→こちら


この子達の救護の詳細報告は追ってあげさせて頂きます。

2匹とも野犬ちゃんで全く人には慣れておりません。

難しい点も多々ある子達ですが、ご理解さえあれば、お気持ちさえあれば、どなたでも家族になれます。

飼育に当たっては、性格や状況に応じてアドバイスして参りますので

どうか、こうした心の傷が深い子達を家族に迎え幸せを教えてあげて下さいませんか。

人間を信じる事が出来ないこの子たちに、人から愛される喜びを教えてあげて下さいませんか。

この世に生を受け、生まれてきたのに…

幸せになりたいだけなのに…必死に生きているだけなのに…

「野犬」として殺されるだけの運命から救ってあげて下さいませんか。

里親希望のお申し出をいただける事を心から願って待っています<m(__)m>

宜しくお願い致します<m(__)m>

ホームへ