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今日は支援者のサクピーさんから犬缶と手作りご飯のご支援を頂いてから北九州エリアにやって来ました。本日も第1エリアのサム君か第2エリアのフゥ君に安定剤をかけられるようであれば安定剤をかけての保護を試みるつもりで北九州へ来ました。これから安定剤をかけての保護が可能かどうか様子を確認しながら長時間の戦いに突入です。 写真は手作りご飯に大喜びのみんなです。 今週も土日ともに保護活動に来る予定にしていましたが私の体調が良くなかった事と動物ハウスの犬猫全員30匹が木曜日に下痢に血便といった症状に襲われたため金曜日に動物病院へ行き、土曜日の保護活動は中止しました。30匹の犬猫たちの下痢・血便の原因は細菌性の腸炎が接触により全員に回ってしまったと言う事で、薬による治療を行いました。下痢が酷いと再々トイレに出さなければならないため出かけられないので、仕事にも保護活動にも影響が出てきますので、私の事情を良く理解してくださっている動物病院の先生が日曜日には北九州に保護活動に行けるように少しお値段は高いけど即効性のあるお薬を低価格で出してくださいました。おかげで土曜日の夜には激しくトイレに出さなければならないような状態ではなくなり本日保護活動に来る事ができました（ホッ）。 |
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ケンカにならないように、あっちこっちにご飯を配って回ってます。 | ||
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サム君は保護が出来やすいように車の近くでご飯をあげました。でも今日は、いつもより犬たちとの間に壁がなく、もちろん触る事はできませんが警戒心が弱まっているようでした。「保護するなら今日しかない」と思い、すぐにサム君に安定剤を飲ませました。サム君の分とフゥ君の分、2匹分の安定剤を持っていましたので、経験上、なかなか安定剤も効かないので、確実に保護したいために、獣医さんに言われている量より多く飲ませました。安定剤が効くようにサム君にはあまりご飯を与えず、かと言って安定剤が効くまで2時間から3時間かかります。この間、逃げないようにするために少しずつ少しずつ本当に少しずつご飯をあげ続けました。 | ||
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みんなは思いっきり久しぶりの手作りご飯を大喜びで食べています。みんなには早く満腹になって落ち着いてもらわなければサム君の保護作戦が実行できませんから、いつもよりたっぷりあげました(^_^.) | ||
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食べそびれの弱虫の濃茶ちゃんと、ご飯をチビチビしかもらえないサム君は、ご飯が欲しくて側を離れません。計画はバッチリです(#^.^#) サム君は怪我をしているのできつそうです。少し安定剤が効いてきているのかも知れません。私達がとても近くにいるのに横たわりました。 |
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みんなはお腹いっぱいになってお水の時間です！ | ||
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サム君、確かに安定剤が少しずつ効いてきているようです。みんなはもう回りでおっとりしています。 |
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時々器の中を何か入ってないかなぁ？と確認しにきたりしてるワンコもいます。 | ||
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サム君が少し警戒したような感じがあったので、ジャーキーを出して少しずつまたあげはじめました。するとたっぷり食べたはずのみんながまたまた近寄ってきて大変です。でもこんな風に私の周りで犬たちがくつろいでくれたのは初めてです。とても嬉しかったです。それと同時に…またみんなの前で犬を捕まえるという行動を取る事は、みんなにとっては裏切られたような気持ちになるだろうし、ようやく私を信用し始めたみんなの信用を失う事になるだろう…とツライ気持ちにもなりました。でも何もしなければこの子たちは不幸になるばかりです。こうして1匹ずつでも幸せになれるようにしてあげられるのは、この子たちにとってきっと私しか居ないのです。捕獲劇をみんなに見せたくはないのですが、今回はそうも行かないようです。トゥルリン君の時はトゥルリン君が逃げてだいぶ遠くで捕獲した事もあって雄叫びは聞こえたでしょうが実際に捕まえる所はみんなに見られずにすみました。今回は・・・みんなの目の前になりそうです。サム君は写真右側で横たわっています。まぁ、ジャーキーを持ってるからなんですが、みんなが私の側で寝転んだりお座りしてたり今日は本当にみんなとの壁を感じずに同じ時間を過ごしました。なごやかな時間でした。もっともっと私達を好きになってくれますように☆彡 そして人間を信じる事ができるようになるほどの幸せをみんなが手に入れますように願っています。しかしこんな近くにいても触らせてはくれません。もしかして触れるかな？と手を伸ばすと、逃げ足の速さに驚かせる始末です(ーー;) |
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またまた1匹、怪我人が出ました。怪我をしていたハンちゃんの足です。 | ||
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写真では分かりづらいですが傷の周りが腫れています。 | ||
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痛々しいほどにパックリと切れてしまっています。 | ||
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ずっと気にして舐めていました。保護が出来ないと判断した場合にサム君に飲ませる予定だった抗生剤をハンちゃんに飲ませました。 | ||
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サム君を心配しているのか時々様子を伺いに来るお母さん。頭のよい子なので私達が捕まえようとしているのを感じ取っているのだと思います。 | ||
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みんな少し離れたところでグーグー寝てます。まるでみんなの方が安定剤を飲んだみたいに（笑）。保護できなかったチビ犬（写真右）も遠くからこっちを眺めながらうつらうつらしています。兄弟姉妹はみんな新しいお家で幸せに暮らしているのに…と思うと保護できなかった事が辛くてなりません。いずれは保護してあげるつもりですが、とっても警戒心が強くて今はお手上げ状態です(;_;) | ||
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ハンちゃん、怪我している足を気にして舐めながら寝たり起きたりしています。とても痛いようで可哀想でした。 | ||
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ふさこちゃんも縄張り争いで負けているのでみんなとは離れています。しかし、ここの子達は道路の真ん中で堂々と寝るのでハラハラです。 | ||
| そして、いよいよ保護作戦開始です！ ここからはカメラがどこにあるのかさえ分かりませんし、写真を撮ってる場合でもありません。確実に捕まえるために必死な活動の始まりです！ みんな空腹も落ち着いて、それぞれの場所で眠っています。サム君は相変わらず私の近くで横たわっていました。安定剤の効果も出ています。しかし動けないわけではありません。私が動く事でサム君が移動してしまわないように数時間、私もそこに座り込んでいました。もう夏だと言うのに海端は寒く、体の体温が低下して寒くて寒くてたまりません。様子を見てそろそろだと判断した私は「保護に着手するよ」と近くに待機しているシンさんに無言の合図を送りました。確保したら状況に合わせて車のドアを開けてもらうかケージに入れ込む体制を整えてもらうためです。シンさんから無言の合図が返ってきました。私はサム君に手を出すタイミングを計りながら、そっと体制を変えて行きました。そして「今だ」と思った瞬間、いっきにサム君に手をかけました。いつものように逃げられないようにするため腕の関節を持ったのですが、想像以上にサム君の腕は太く手が回り切れませんでした。間接を上手く抑える事が出来なかった私は凄まじい雄叫びを上げながら暴れるサム君を逃がすまいと急いで抱き上げたのですが、顔面に頭突きを食らい、大暴れされ、咬み付かれるのを避けながら、何がどうなったのか、次の瞬間右ひざを殴打し、それでもサムを逃がすまいと地面と自分の体で暴れるサムを押さえつけて確保していました。サムのあまりの力の強さに負けそうでしたが必死で頑張っていました。もう限界を感じていたとき、私があんまり来ないものだからシンさんが駆けつけて来てくれました。私は押さえ込んではいましたがもう力も限界であり逃げられそうだと伝え、そこから先はシンさんが抱き上げ、一緒に何とかケージに入れ込みました。ケージの扉を閉めて辺りを見渡しましたら、サム君の雄叫びで犬たちが「何があったの？何があったの？」と私達の周りに集まっていました。疑いの眼差しのみんなに又ご飯を上げてご機嫌を取りました。 ※なぜ最初からシンさんが捕まえず、いつも私なのかと言うと、シンさんは捕まえるタイミングが良く分からなく本当にタイミングが悪いから…失敗するんです。それと経験がないため咬み付かれても絶対に放さないでいる自信がないらしいのです。私はどんなに咬み付かれても、何があっても、失敗すれば次はない事を知っていますから絶対に放さない自信があります。でも通常、野犬が本気で咬み付いてきたら誰だって恐くて手を放してしまうのが普通です。だから捕まえるのは私の役目なのです。私自身、こんなこと誰も出来ないんじゃないかと思っています。私も本当に恐いです(^_^.)でも心配で他に人には任せられません。チャンスは一度しかありませんから。でも噛み付いてくるのも逃げようと必死になってるその時だけで、連れて帰れば、どんな子もいい子にしています。 |
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捕獲劇が終わってケージにおさまったサム君です。ケージの扉を閉めて初めて、保護が成功して良かったとやっとホッとします。 | ||
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| サム君 動物ハウス到着！ | |||
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| 夜11時前に動物ハウスに到着！しかし動物ハウスにはもう置き場所なんてありません。しばらく車の中に乗せたままシンさんと考え中。出た結論が、ももちゃんには申し訳ないけど怪我の治療が必要なサム君にサークルを譲ってもらう事にして、ももちゃんをチィちゃん・まゆちゃん・いよちゃんのいる２階へとりあえず移動。サム君のスペースを何とか作りました。そしてサム君を迎えに。車の中でまずは首輪とリードを装着。おトイレをさせようと思いましたが、お外に出したら逃げようとしました。そのためシンさん抱っこでハウスの中へ。 | |||
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一度も触る事が出来なかったサム君をたくさんたくさん撫で撫でしてあげました。心配しなくても大丈夫だよって同じ目の高さまでしゃがんで語りかけ落ち着かせてあげました。大好きな菓子パンをあげると喜んで食べてくれました。今日は安定剤を飲んでるから嘔吐して窒息したりしないようお食事は朝までオアズケです。 | ||
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翌朝のサム君。 あまり体調は良くないようですが、手作りご飯を作ってあげると美味しそうに食べてくれました。まだまだ不安でしょうが、サム君に少し笑顔が出てきました。 |
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