2011年9月23日と24日
クジラ君 往診治療(簡易報告)


※詳細報告は時間ができてから上げさせて頂きます<m(__)m>

病院から戻って、しっかりお薬や流動食。

その直後もずっと胃に通すようにハイタッチ(立たせている所)です。

クジラ〜♪ハイタッチよ〜♪と言うと嫌がるのですが

毎日、毎食、毎食後、恒例のスタイルとなっていたハイタッチです。

流動食もハイタッチで与えます。

若くて大きなクジラ君を相手にハイタッチは本当に重労働でシンさんが担当していました。

一番恐かったのは嘔吐による誤飲性肺炎を起こす事。

そうなったら命を奪われてしまいます。

だからやっぱり頑張って手術までしようね!ってクジラと話していました…。

まさかクジラと過ごせる時間が…残された時間が…極僅かだなんて思わずに…。

ずっとずっと一緒に居られるように必死に頑張ってました。

このままの状況が続けば危険だということは分っていたので

だからこそ懸命に続けてきた介護でした…。
夜になってとても具合が悪そうになったクジラ君。

今までとは全く違う…これはいけない…そう分る…感じる…そんな容態になりました。

私は慌てふためきながら先生に電話…。

とにかく持ち直させなきゃって手遅れにならないように往診の先生に来てもらいました。
お薬も小まめな流動食も出来る状態ではないので

お注射を受けて点滴治療を受けました。

ぐったりのクジラ君の姿に

言葉に出来ないほどの恐怖と不安に襲われ

ただただ祈り続けました。
翌日(24日)の午後には笑顔のクジラ君に戻り本当にホッとしたのでした。

そして夕方、行方不明中でしたマメちゃん(詳細は→こちら)が

捕まえる事は出来なかったものの「いま見つけました〜」という吉報が

里親さまより入り『嬉し涙』でいっぱいでした。

諦めずに捜索を続けてくれて「ありがとう」 見つけてくれて「ありがとう」

感謝でいっぱいでした!

色んな事が重なり捜索にも行けず本当に心配でならない日々が続き

月末には捜索に行ける様に頑張っていた矢先の吉報でした。

この喜びを、皆さまに直ぐにお伝えするつもりでいたのですが…
なのに…夜になって再びクジラ君が急変…。

また先生に来てもらって治療を受けました。

なぜこうなるのか?どうして?どうして?そんな思いでいっぱいでした。

点滴を受けているクジラ君の横に付き添いながら…

クジラ君の容態の急変について、ずっと考えを巡らせていました。

そして私は気付いたのです…。

薬の副作用だと…

私も一度、薬の副作用で死にかけた事があります。

入院しているとき、向かいのベッドの人が私の急変に気付きナースコールを押してくれてなかったら

私は既に死んでいたかも知れません。

私は、クジラ君に新しく飲ませ始めた分の薬の副作用について調べました。

すると全てが重篤な副作用と当てはまりました。

クジラ君にもともとある嘔吐などの症状と薬の副作用で出る症状などが同一であったため

私たちはクジラ君の病状が悪化していると思ってしまったのです。

もしクジラが言葉を話す事ができたら「この薬を飲んだら具合が悪くなる」と言えたでしょう…。

妙に嫌がるのも具合が悪くなってるせいだと思い、それを治すためにと必死に飲ませた薬…

その薬が原因だなんて…

どうしてもっと早く気付けなかったのだろう…気付いてあげられなかったのだろう…と自分を責めました。

もう薬はやめるからねって点滴を受けているクジラに約束もしました。

だから頑張って!お願い頑張って!って…。

薬には作用副作用があること、分っているけど、助けようとして、治そうとして、逆に苦しめる事になるなんて

とても耐えられることじゃありません。

重篤な副作用が出ているクジラ君…薬をやめる事で間に合うのだろうか…。

膵臓も肝臓も黄疸も…発熱も酷くなった嘔吐も…

そして最後のオシッコの異様な色…「赤褐色の尿」も副作用にありました。

亡くなる前に起きた呼吸困難も副作用にありました。

主な副作用ではなく、ごくまれに0.数%の確率で起きる重篤な副作用がクジラ君を襲ったのです。

重篤な副作用に繋がる初期症状とクジラ君の病の症状が同じ、あるいは類似していて…

気付いてあげる事が、早期に食い止める事が…出来ませんでした。

謝る言葉も見つかりません。

助かるように必死に付き添った夜でした。

いま、こうしてクジラ君の写真をUPできるのも、目がぼやけているため、あまり見えてないからの私です。

目がこんな状態の内に天国へ逝った子達の報告を進めていきたいと思ってしまう私です。

心は全然、立ち直れてないから…。

詳細報告も今の内に進めたいな〜と思ってます。

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