2011年10月25日
指2本を切られた猫ちゃんを保護(簡易報告)


※詳細報告は時間ができてから上げさせて頂きます<m(__)m>


また猫ちゃんを捨てられました…。

本当に悲しいです…。心が壊れてしまいそうです…。

もう私自身ヘトヘトで自分の病院すら行けずに介護に当たっている中での事で本当に辛かったです。

でもこの子には何の罪もありません。保護されたり捨てられたり人間に裏切られたこの子…。

この子の足を見て私は足が震えました。

片目は酷い炎症を起こしている状態で、中は空洞のようになっていて眼球は無いように思えましたが

中に溢れていた目ヤニを目薬を使ってキレイに洗い流し取り除いてあげると

萎縮してしまっている眼球が奥のほうに確認できました。

今は随分、キレイになっています。
この子の前足は指が2本ありません。

肉球も切り落とされています。

既に化膿して膿が出ており、骨も3箇所ほど出ている事が分かりました。

腫れていて、とても痛がってます…当然ですよね…。

虐待以外に考えられる事は???

考えると辛くて堪らず…虐待ではありませんように…と祈るばかりです。

私たちは…この痛くてたまらない足を持ち日に何度も押さえつけて消毒や薬を塗り続けました。

それがどんなに辛かったか言葉に出来ません。

でも体中に菌が回ってしまったら苦しい死が待っているだけになってしまいます。

必要な事は、清潔な場所での介護、消毒と塗り薬、飲み薬による感染症の治療、

そして手術が出来るように体力の回復…。

タロウ君と名付け、一生懸命に治療と介護を続けました。


膿は出なくなりましたが、まだ腫れています。

化膿していたため肉が盛り上がるようにする処置は出来なかった(無理だった)ため

2箇所は骨が出たままです。

骨の変色も見られ始め、やはり切断手術は避けられない状態となりました。

また怖い思いを…痛い思いを…させるのです…。

タロウ君の恐怖や痛み、不安を思うと、私の辛さなど小さな物だと思います。

ただ何よりも私が辛く感じたのは

この子にとっては私が

自分に痛い事ばかりする、自分を苛める人間である…事でした…。

タロウ君が人間を好きになれる日が来るでしょうか?

人間はもう…自分を痛めつける恐ろしい者でしかないのではないでしょうか?

私たちは…この子に思いが届けられるように絶対に助けなきゃって

このまま逝かせてはいけないんだって

どんなにキツくても、どんなに大変でも、一生懸命に治療と介護する日々を

送ってきました。

この子を捨てた人を許せません。この子を苛めた人を許せません。

いま私は噛みつかれながら介護しています。

当然の事だろうと思います。

いえ、お世話をさせてくれるタロウ君は、すごいです。

もっともっと凶暴になって抵抗する事だって出来るのに…。

タロウ君は…可愛がられた過去の思い出と裏切られた不信感の狭間で苦しんでいるようです…。

体の傷だって、どんなにズキズキ疼いていることか、どれほど痛いことか…

指を2本も切られた状態…骨が出ている状態、その痛み…考えただけでも身が凍りませんか…。

でも同じくらい、それ以上に、心にも深い傷を負っています…。

この子に良きご縁があればと願うのですが

猫ちゃんは特に里親詐欺が多いため、ご面談を重ねるなど大変慎重に行わなければなりません。

会員様や支援者様など、安心してタロウ君の人生をお願いする事が出来る

お付き合いのある方に迎えて頂く事が出来れば幸いです。

元気になったら家族に迎えて下さる方はいませんか?ご一報いただけたらと思います。

男の子で去勢はされていません。

現在、治療中のため去勢手術やワクチン接種は治療後、完全に回復してからしか行えない状態にあります。

今は命を救う事が第一ですのでエイズや白血病の検査どころではありません。

全ては、それらが行える状態になってからとなります。

医療費のご支援ご協力をどうか宜しくお願い致します<m(__)m>

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