2011年11月3日
衰弱しきった猫ちゃんを保護(簡易報告)


※詳細報告は時間ができてから上げさせて頂きます<m(__)m>


また猫ちゃんを置き去りにされました…。

やっと撮れたお顔の写真です。

にょんにょ君です。

とても短い時間だったけれど、私はにょんにょを心の限りに愛しました。

立ち上がること…いえ…僅かにすら動く事も出来ないほど衰弱している状態で

段ボールに入れられていました。

段ボールの中には小さなサラミがひとつ一緒に入っていましたが

食べる事など出来るような容態ではありません…。

この夜…命が持つか…それほどの状態にあるのは一目瞭然でした。

病気であろうこの子を受け止めるには、どれほどの思いが必要だった事か…

去年の恐ろしい光景が脳裏に…

本当に言葉に出来ないほど苦しくて胸が痛くて息が止まりそうでした。

誰がこんな事を… どうしてこんなこと出来るの…

また私の頬に新たな涙が落ち続けました。

抱きしめたこの子は怖くなるほど軽くって骨に皮がついているだけでした。

もう動けないほど衰弱しているのですから、助ける事は本当に厳しい状態でした。

ひどい貧血、ひどい脱水状態…

これほどの脱水状態では一晩越すのも難しいだろう

なにより、この子が苦しいだろう…キツいだろう…

とにかく直ぐに脱水状態を緩和してあげなければ!と

夜の夜中に無理なお願いをして獣医さんに点滴に来て頂きました。

脱水状態を抜け出せたら動けるようになるかも知れないので

間に合いますように…と

救ってあげられますように…と

祈りながら付き添いました。
必要なお薬も一生懸命に飲ませました。

辛かったけど助けるために一生懸命に飲ませました。

薬も…流動食も…

にょんにょ。頑張って。頑張って。

せっかくココへ来たんだもの。幸せになろう。

もう誰からも裏切られることない場所に”にょんにょ”は来たんだよって。

動く事も、自ら目を開けることも、ありません。

にょんにょはずっとジッとしたままです…。

体勢を変えようとして動こうとしても動けずにいます。

体が左右にゆら…ゆら…と揺れるだけ…動けない…どうにもならない…。


大きな病気を抱えているのか…エイズや白血病の発症か…

体力がゼロに近い状態なのか

その両方なのだろうと思いました。


聞き込み調査の結果

段ボールが置かれて8時間は経っていた事が分かりました。

この寒空の中、暗い段ボールの中で、動く事も出来ない体力の中で

この子は何を思っただろう…

どうしても助けてあげたい命でした。

にょんにょを幸せにしてあげたかったです…せめて僅かな時間でも心の底から「幸せ」を「安心」を感じて欲しかった。

生まれてきて良かったよ。捨てられて良かったよ。だってママに会えたもん。

そう思って貰えるように尽くしたかった。

たった一度でもいいから、ご馳走を食べさせてあげたかった。

ごろごろってなる喉の音を聞きたかった…。

にょんにょを想うと尽きない思いでいっぱいになります。

押さえきれない大きな悲しみが溢れてしまいます。

にょんにょを捨てに来た人に、一言、どうか言わせてください。

あなたは捨てに来て助けたつもりでいるかも知れないけど、あなたもにょんにょを苦しめた内の一人なのだと…。

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