2012年4月6日
北九州第1エリアの親子ちゃん2頭の救護予定報告

2月25日の日記にて(→こちら

管理センターに収容されています北九州第1エリア(写真下)の子の事をご報告しておりましたが



その後、私の体調の悪化や入院なども重なりまして状況説明を行えず今日にまで至ってしまい

ご心配をお掛け致しましたことを深くお詫び申し上げます。

本当に申し訳ございません<m(__)m>

譲渡犬としての道が閉ざされたこの子を何とか救ってあげたい思いで動いておりました矢先に

この子のお母さんと思われる子が捕獲・収容されてしまいました。

写真下の子です。
(既に救護しています愛里君と一緒に北九州第1エリアにおりました子です→こちら

  

掛け替えの無い命の重みが…またずっしりと肩に圧し掛かってきて…頭が痛いという表現では伝えきれない思いでした。

その時の私の体調は最悪な物で…その2日後には私は入院して病院のベッドの上となりました。

救おうと努力していたチビさんすら諦めるべきとの周囲の声に…

自分のボロボロの体を恨みながら泣き崩れていました。

しかし、もちろん、一度は救おうとした命を自分の病の悪化を理由に「救わない」と決断する事は私にはできない。

チビさんを見殺しにして自分だけ治療を受けるなんて…そんなの気が狂ってしまいそうでした。

救おうと努力していたチビ犬さんは諦めるわけにはいかない。

そして、入院している間に収容期限が来てしまうママ犬ちゃんの事も…

その「命」を「救う」のか「救わない」のか決断しなければなりませんでした。

自分の体の事、金銭問題、色々な壁があり、現実的には厳しいと分かっているのですが

ママ犬ちゃんを救わない道を選ぶという選択が出来ませんでした。

と言うか、正直に言うと、自分自身の体調が本当に酷い状態で、思考能力も無く、

具合が悪すぎて…ただただ身動きできない自分を呪って泣くばかり…

そんな心までズタズタになっている私をみて、シンさんが何とかしようと必死に考えて必死に動いてくれたのです。

しかし私が入院している以上、「救う」と決めてもセンターさんの協力なくしては救えない状況です。

シンさんは私が居ない中でのお世話で仕事もままならないほどの激務にあり

とてもじゃないけど、北九州にまで救護に行ける状態ではないし、そんな中で2匹の野犬が増えたら大パニックに陥ります。

「いつ」と言えない私の体調の回復まで何とか命を守ってあげられるように

シンさんがセンターの方に協力を求めて話をしてきてくれました。

私がこんな状況ゆえセンターさんの協力を得られるか得られないかに親子ちゃんの命は掛かっていましたが

センターさんは私の回復を待って下さいました。

センターさんのご協力を得る事が出来まして親子ちゃん達は「殺処分」は行われていません。

私たちが迎えに来るのを待っています。

センターの方々の温かいお心に私自身も本当に救われました。深く深く感謝しています。

まだ私の体調は良いとは言えない状態ですが、治療も長期化しますので、これ以上センターさんにご負担かけぬよう

近日早々、この親子ちゃん達をハウスにお迎え致します。

何とか助けてあげる道筋が立ち、迎え入れる準備が出来ましたのは、夜を徹してシンさんが幸せの森に

この子達のハウス(保護スペース)の建設に取り組んでくれたからです。

そして、それは、皆様方からの保護施設基金へのご寄付が無ければ成し得なかった事であります。

みんなでひとつの命を救おうと心をひとつにして力を合わせる事で救える命があります。

皆様に支えていただきながら、またひとつ、小さな命を救える力を持てるよう、これからも頑張っていきたいと思っています。

もうじき新入りさんがやってきます。厳しい状況下の中での救護となります。

どうか入園してきます親子ワン達の応援を宜しくお願い致します。

首輪やリードや食器等の生活用品から、ご飯代、ノミダニ駆除、ワクチン、虫下し、避妊手術…

こまごました物でもかなりの金額になりますし、大きな負担となる医療費など、多々資金のいることばかりです。

野犬ちゃんが2匹やって参りますので、どうか応援して下さい。よろしくお願いします<m(__)m>

センターの方々の温かい思いによって授かった『命』

皆様には本当にご心配ばかりお掛けしてしまいますし、重ね重ねの応援の呼びかけでご負担をお掛けしてしまいますが

繋ぐことが出来た、この親子ちゃん達の命を、この子達の第2の人生を、どうか温かく応援してあげてください。

宜しくお願い致します<m(__)m>

ホームへ