宮若のワンちゃん達の病気について

7月1日、現時点で天国に旅立ってしまった子は7頭にもなってしまいました。お伝えしていたのは、6月26日に保護場所のお山で亡くなった子が1頭、6月28日に入院中の3頭の子達の計4頭でしたが、お山から里子に出た先で28日に1頭が亡くなっており、現在Tさんの元で動物病院に入院中の8頭の中から6月30日に2頭の子が天国へと旅立ってしまいました。

この子たちが亡くなってしまう原因はパルボウイルスに感染しているためです。体力さえあれば助ける事が出来るのですが、もともと極端に体力が無く衰弱している子達のため治療の甲斐なく、体力のない子から命を落としていっています。
数日間、Tさんはこの子達のためにパルボであることを公表しない方がこの子達のためではないかと悩んでおられましたので、当会側からの公表も控え、パルボという言葉を使わずにウイルス性の腸炎であると伝えてきました。私達は悩んでいるTさんに、この子達のためにも支援をして下さっている方達のためにも、Tさんご自身のためにも真実を伝えていく事をすすめてきました。パルボは伝染力の強い病気ではありますが、助からない病気ではありません。この子たちが亡くなってしまうのは、やはり体力がない事が原因になっています。当会から里子に出た今回のワンちゃんの中の1匹、タカラ君もパルボ発覚後に里親様にすぐに検査を受けに行っていただきパルボの感染が確認され入院していましたが7/1本日、無事に回復して退院いたしました。Tさん側で里子に出て治療を受けていた子も回復して退院したとの事です。入院中の6頭の子達も回復に向かっている子もいます。この子達の体力次第なのです。パルボの感染経路は特定できません。大阪から福岡に向かって1台の車に50匹ものワンちゃんがすし詰め状態で運ばれ、途中、今回の事件となった宮若市の力丸ダム近くの公園に飼主が餓死や衰弱死した子、すでに弱っているワンちゃん達を捨てて行ったのです。運搬に使用したレンタカーを放置した事で犯人逮捕に至りました。その後、捨てずに福岡の実家に連れて帰っていたワンちゃん17頭も飼育放棄により福岡県の動物管理センターに引き渡されました。犯人の刑は動物管理法は適用されず、廃棄物処理法で罰金50万円です。宮若市の公園に捨てられた子達は管轄下の鞍手保険所〜福岡県動物管理センターへ、そして全国の皆様の温かい声により2回の譲渡会が行われ、残ってしまった18頭のワンちゃんをTさんが引き取り、1頭がTさん宅に2頭が当会の支援者Nさん宅に、あとの15頭が一時保護場所のお山へ行きました。そして第2回目の譲渡会で2匹の子の里親さんになられた方が先住犬と上手く行かないために18頭の子達と一緒に里親探しをして欲しいと言う連絡が入り計20頭となりました。現在里親さんのお宅で幸せになっている子が5頭、病院で頑張って病気と戦っている子が6頭、預かり先のNさんのお宅に2頭、そして亡くなった子が7頭となります。今はとにかく入院中の6頭の子達が無事に回復してくれることを祈って獣医さんもTさんもボランティアの皆さんも力を合わせて頑張っています。どうか皆さまもこの子達が無事に良くなってくれる事を祈ってあげてください。亡くなった子達の分まで今生きているこの子たちが幸せになってくれる事を心から祈っています。


当会動物ハウスのワンコたち!
ご心配をおかけ致しましたが当会動物ハウスのワンちゃん達の下痢や血便はお薬の治療により治まっており、とても元気にしております。しかし私自身としては心配で気が気ではありません。日々、気が狂ったように消毒する毎日です。ワクチンが終わっていない子とワクチンの期限がきている子、計9頭の子のワクチンを現在、動物病院の先生に取り寄せていただいています。お金が無いとは言っていられません。来週早々にはワクチン接種を行う予定です。どうか皆さま、ご支援のほど宜しくお願い致します<m(__)m>

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