2006年7月7日
じゅんぞうマリンセンターからの3兄妹 動物病院へ

じゅんぞう 
前足にギブスをしました
この数日間、動物病院の先生に電話で状態を伝えながら、体力回復などお世話に励んできました。じゅんぞうが来てからというものマリンはヤキモチからおトイレの粗相をするようになりました。それほど、じゅんぞうに手が掛かっていますがその分、じゅんぞうのお顔は明るくなってきました。もちろんマリンにも変わらぬ愛を注いでいますがマリンはイジケ気味であります(苦笑)。
じゅんぞうお気に入りのパソコン台の下です。ガムをかじっているところ。第1回目の回虫駆除も行ってたくさん回虫が出てきました。
食欲もあり少し状態が良くなった事で、本日病院へ行く事になりました。ご寄付で頂いたキャリーバックです。ご支援してくださる皆様、本当に有難うございます<m(__)m>
病院に向かって出発です。
この5日間で700グラム体重が増え2.7キロになっていました。安定剤をかけてレントゲン検査などを行いました。注射をした時はすごく鳴きました。不安になっているじゅんぞうを見ているとたまらなく辛くなります。安定剤が効くまでずっと側で撫でていてあげました。写真右は安定剤が効いた所です。安定剤が効いて4本の足のレントゲンを撮り、骨の状態を確認して今後の治療方針を先生と打ち合わせ致しました。みんな、この子のために一番いい方法は何かを考えさせられました…。もちろん4本とも手術してあげるのがベストでしょう。しかし体力もないし、一度に4本とも手術を行うと身動きが取れなくなりこの子自身生活ができなくなってしまいます。1本ずつ手術するとなると4回も手術に耐えなければなりません。もちろん全ての足を手術して元の状態に戻してあげるのが一番良いのですが、骨折後、時間が経っており、骨が変な形で固まっているため再度骨を折って手術をする事になるのですが、それはこの子にとって痛い思いや辛い思いをさせる事になりますので手術については1本ずつ先生と話し合いながら、慎重にこの子にとって一番いい方法で行っていこうと思います。先々の事を考えると全て手術するのが一番ですが、通常の骨折手術はプレートを入れネジで固定する手術になりますが、この子の場合、幼犬のため骨が細くネジで固定する事ができませんので違う方法での手術になります。しかしまだまだ手術に耐える体力がありません。後ろ足は骨折ヶ所とそれに合うギブスがなく、前足だけギブスをしました。ギブスにしても4本足ともしてしまうと動けなくなります。本当にどうしてあげたら良いのか悩んでばかりの毎日です・・・。現段階の予定としてはおそらく3週間後に後ろ足の手術をする事になると思います。とにかくそれまでに沢山栄養のある物をあげて体力を付けることになります。
前足にギブスをしたじゅんぞう君。少しは痛みが取れるでしょうか?ますます動きが取れにくいのではないかと・・・結局は何をしても心配です。本当に立って歩ける日が来るのでしょうか?来ると分かっていても、この子を見ていると不安が拭いきれなくなります。もうこの子に痛い思いなんてさせたくない・・・でも手術をしなければ治してあげられない・・・本当に胸が苦しくてしかたありません。安定剤から目が覚めたこの子は何度も何度も涙を流しました。その涙を拭いてあげながら、怖くて不安で一杯のこの子の気持ちを思うと、どこにもぶつけられない怒りと悲しみで一杯になります・・・。この子は本当によく頑張っています。

マリン お耳の検査を受けました
マリンちゃん、時間が無くて最近おろそかになっていたのですが、つい先日久しぶりに薬浴をしてあげました。皮膚の状態は良好で皮膚炎はもう治っています(*^_^*)・・・しかしまだお耳が悪いため、お耳の毛を切ろうとすると、お耳を触ると痛いようですっごく怒るのでお耳のカットがキレイに出来ません(;_;)お耳掃除は本当に大変ですがマリンのためだと押さえつけて頑張ってやっています(^_^.)
お耳の検査を受けに動物病院へ向かっています。
先生にお耳を扱われてギャーギャー騒いで助けを求めて抱きついてきたマリン。検査の結果、現在のお薬をもうしばらく続ける事になりました。
福岡市西部動物管理センターからの3兄妹 ダニ疥癬でした・・・
すっかりお散歩も覚えて可愛い3兄妹です。みんな尻尾も上がってフリフリ振ってくれるようになってきました。心のケアは順調に行っています♪
しかし相変わらず体をとても痒がりお散歩中にもご覧の通りポリポリ掻き始めます。一日中、血が滲むまで掻いています・・・。
そのため再度検査を受けに病院へ連れて行くことにしました。
この子達の名前は写真左から、レモンちゃん・オド君・夏ちゃんデス(#^.^#)
動物病院で3匹とも再度検査を受けました。今回は出てきました…ダニ疥癬のダニが(;_;)
同じ部屋には15匹のニャンちゃんと2匹のワンちゃんがいます。猫に感染し、猫から犬へ、そしてワンちゃんから別部屋のワンちゃん達へ…と全滅するかも知れません。他の子達にダニ疥癬が感染していなければいいのですが、同じ空間に居ますし接触していないわけではないので何とも言えません。他の子達と別々にするように言われましたが、もうどこにも場所がありません。3匹全員にダニ疥癬の1回目の注射をうちました。最初の検査でも発見されなかったし皮膚の状態もダニ疥癬と分かるところまで進んでいるわけではないので決して重症なダニ疥癬ではありません。毎日、掃除機もかけています。感染が起きていないことを祈り、1回目の注射が効いてくれる事を願うばかりです。だけどこの子達を救わなければ良かったなんて少しも思っていません。ダニ疥癬に感染しても死ぬわけではありません。費用の事を考えると頭は痛いですが治療を行えばよいのですから腹をくくって連れて帰ってきました。最初にダニ疥癬が発見されればまだ良かったのですが、何箇所からも皮膚を採取したにも関わらず発見できなかったのでその時はまだそこまで酷い状態ではなかったのでしょう・・・。今回もやっと1匹発見できたのです。心配でなりませんが、軽症だから他の子には感染していないのでは?と希望を持っています。しかしこの子たちを見ていると、とても軽症とは思えないほどの痒がり方です…。どうか感染していませんように・・・(と、本当は気が気ではありません)だけどこの子達の命には代えられません。この子達を救った事は間違いではないし、生きてここに居てくれていて良かったと思っています。もちろんダニ疥癬でなければもっと良かったのですが・・・。もしこの子達が、一目見てダニ疥癬と分かる状態だったら、隔離スペースも無い現在の保護スペース状況では断念していたことでしょう・・・。この子達がダニ疥癬だとはまだ分からないほど軽症だったからこそ今こうしてココにいるのです。管理センターの方に想っていただき、こうして当会動物ハウスに迎えられたこの子たちは本当に運のよい子です。一度救った命…たとえ次から次に感染して全滅してしまい35匹の治療が必要になったとしても、最後まで責任を持って、この子たちが幸せになるよう活動していきたいと思っています。そしていつの日か保護施設を持ち、隔離スペースを確保して、ダニ疥癬や病気の子でも救っていける自分になりたいと思います。どんな子でも同じ命ですものね。見捨てていい命なんてひとつもありません。これまでにもダニ疥癬の子をたくさん保護してきました。一度も他の子に感染させた事はありません。確かに何とか隔離が出来る状態だったという事もありますが、きっと今度も上手く行くと信じています。(内心はドキドキハラハラですが前向きに考えましょう!ガンバレ私!ガンバレみんな!)消毒魔から掃除機魔にならなければ(苦笑)。
毎日お掃除しているとはいえ動物病院から戻って更なる大掃除をしました。ダニ疥癬のダニは居ないかと再度、掃除機を掛けまくり、この子たちが居た場所の猫ちゃん達のタオルケットをご寄付で頂いた新しい物に交換。こうして替えがあるのも皆様のおかげです。本当に有難うございます<m(__)m>
そしてポリポリ掻いた時に落ちるダニが他の子の所に出来るだけ飛ばないようにサークルの周りをダンボールで囲いました。気休めにしかならないかも?知れませんが、他の子達のためにも出来る限りのことをしてあげなければなりません。注射が効いてこの子達も痒いのが治まり、他の子への感染もどうか防げますように・・・。

             
大変続きの動物ハウスより
            命を救うと言うのは本当に大変な事です・・・。
      
でもみんなカワイイでしょう♪とても殺処分なんて出来ませんよね。
     私達の活動を支えてくださっている皆様のおかげで救護できています。
            心から感謝しています!本当にありがとう!

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