続報
宮若のワンちゃん達に続く悲劇
緊急里親募集
2006年10月27日

宮若市に捨てられたワンちゃん達がメディアで大きく取り上げられ、多くの人の声により飼主に放棄されたワンちゃん達は生きる道を与えられました。管理センターの譲渡会で里親さんとなられた方、そして残った子を殺処分から救うために、多くの方の血と汗の滲むような努力と苦労があり、1匹も殺処分される事はありませんでした。救護後、衰弱死した子、病気の発症で天国へ行ってしまった子もおりますが、餓死寸前の衰弱から無事に回復した子達は、みな新しい家族の元へ旅立ち第二の人生を歩んでおります。
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ようやく終わったかと思ったこの放棄事件の続報が当会に入ってきたのは10月14日の事でした。メディアで大きく取り上げられた事が原因で、心無い飼主達の犬捨て場と化していると言う情報でした。現在、把握できているだけで19頭のワンちゃんが捨てられています。最初は首輪を付けていた子達も今では首輪も外れてしまっているとのこと。捨てられて餌もない生活を強いられ人間不信になってしまっているようです。現在は地域住民の皆さまも温かく見守って飼主に捨てられ苦しんでいる可哀想なワンちゃん達にご飯をあげて下さっているようですが、食べ物が十分にない事で山から下りてくるワンちゃんが5〜6頭おり、苦情や捕獲の危険が迫ってきているという情報でした。その5〜6頭の救助依頼と下記のワンちゃん(チャーちゃん)の救助依頼のご連絡(10/14)から、当会としても出来る限りの協力をしようと相談者の方と連絡を取り合いながら救助方法について話し合っております。

緊急里親募集
現在、情報を下さった方と協力し合い1頭保護しています。
この子の名前はチャーちゃん。男の子。推定年齢6〜7歳。
現在、面倒を見てくださっている相談者の方が急な病気により入院、手術が必要となりまして時間がない状態となってしまいました。

里親さん又は長期預かりが可能な方、ご連絡ください。
相談者の方の元で暮していく事がきまりました♪詳しくはこちらへ

保護経緯、詳しい内容は下記をご覧下さい。


チャーちゃん保護前の様子
保護前、山でご飯をもらっているチャーちゃん。
分かりますか?男の子では大変珍しいのですが乳腺腫瘍が垂れ下がって地面につきそうにまでなっています。
腫瘍の状態(写真下3枚)
おそらく、このような状態になったため捨てられたようです。女性の握りこぶし2個分くらいの大きさの腫瘍です。あまりにも可哀想なこの子にご飯を上げたり小屋を置いてあげたりしていた方がおられたようなのですが、癌に侵され可哀想で見ていられないとの思いからその方が安楽死を選び望まれていると相談者から連絡がありました。現地の動物病院に相談者の方が検査に連れて行かれ悪性の腫瘍ではない事が分かりました。現段階では悪性ではないので手術はしなくても良いという診断ですが、切除したほうがこの子がラクではないかと思いますので(これは私個人の意見です)再度、検査や手術について、私共のかかりつけの先生に相談してみる予定です。このほか健康状態は良くフィラリアもマイナスでした。面倒を見られてた方に動物病院での診察結果を相談者の方がお話しされに行きましたがやはり安楽死を望まれていると言う事で引き取る事になりました。(と言っても、とっても元気です。苦しんでいる訳でもなく安楽死する必要は全くありません。元気にお散歩にも行きます。食欲も旺盛です)。現在は相談者の方のお宅で保護中ですが、急なご病気で早急な手術や入院が必要となりましたので緊急に里親さんを募集する事になりました。治療については、こちらで致します。近郊であれば、こちらのかかりつけの先生の所でお願い致します。遠方であれば領収書と差し替えで治療費全額負担します。再度診察していただき詳しい治療方針が決まりましたらご報告いたしますので、家族としてチャーちゃんを迎えてあげることを検討してくださる方はご一報ください。どうかこの子を救ってあげてください。宜しくお願い致します。
保護出来ていない子達
山から下りてきている5〜6頭のワンちゃん達の写真です。このほか(下記写真を含む以外)に小さなダックスフンドと首輪をしている子、白い犬(この子たちより一回り大きく人になれていない)がいます。この子達も飼われていたワンちゃん達ですが触る事は出来ず、手を伸ばしたらパァーっと散らばって逃げていく状態で、簡単に保護できる子達ではありません。
この子はまだ首輪が付いています。
この子は宮若放棄事件のワンちゃん達に似ていませんか?
心無い飼主によって捨てられたワンちゃん達。あちこちでこんな事件が繰り広げられており、心休まる暇もありません。出来る事なら助けてあげたい「命」。しかし現状、私達には保護する場所もなく、現地まで通う時間もありません。相談者の方も現在はご飯をあげに行く事が不可能な状態となっております。全く触れない子達ですが、相談者の方の車を追いかけて走るそうです。本当は連れて帰って欲しいのです。後追いをするこの子達の気持ちを考えるといてもたってもいられません。現在、救助方法などの話し合いが続いています。現地に行ける方、救助が行える方、心のケアや里親さんが決まるまでの一時保護が可能な方、どうかご連絡ください。宜しくお願い致します。

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