11月16日 20時30分
交通事故に遭ったワンちゃんを保護しました

一方通行のトンネル、写真の左側のトンネルを走行中、1匹のワンちゃんがトンネル内を逆方向に向かってフラフラしていました。尻尾を下げてオドオドと・・・。しかし一方通行のトンネル内、後続車もあり車を止める事もできずに通過するほかありませんでした。トンネルを出てすぐにUターン、ワンちゃんが向かっていたトンネルの出入り口に車を走らせ、保護の準備(リードや首輪、口輪、犬缶など)をしてトンネル内を歩いて捜索。ワンちゃんは見つからず、もうトンネルを出たのだろうと付近の捜索をしました。それでも見つからず、もう安全な場所に移動したのだろうかと思いながらも、最後に「もしかしたら?」と写真右側のトンネル内も捜索しました。
写真左のトンネル内を歩いていたワンちゃん、右側のトンネルで再会出来たときには、もうすでに道路に横たわった状態でした。写真は車の通りが途切れた瞬間に撮っていますが、真横をビュンビュン車が走っていてとても緊迫した状況でした。
全く動かないワンちゃん。それでも事故に遭ってる子に急に手を出すと噛み付かれるのは珍しい事ではありません。また急に手を出すとワンちゃんも怖い目に遭った直後ですのでとっさに逃げ出そうと走り出したり暴れたりします。十分に気を付けながら首輪とリードを付けました。この子は全く動きませんでした。オシッコとウンコが出ており、助かるのか心配しながら間違いなく生きている事を確認。
ダラ〜っとなったままのワンちゃん…車を近くまで持ってきてから救助する事に。写真は車に抱きかかえて運んでいるシンさん。
何とかケージに入れ込みました。
しかし全く自分で動く事はありません。さっき歩いていた子なのに、今は全く動かないのです。助かってくれるでしょうか・・・。
もう夜で動物病院はどこも閉まっています。何件かのかかりつけの先生へ電話を・・・。やっと連絡がつき診察していただける事になり動物病院へ直行しました。自分で少しは頭を上げてはいましたが、すぐにグッタリ…脳震とうを起こしているのかな…。呼吸は安定しているとのことでした。外傷は擦り傷が多少あるくらいで問題はないようでした。応急処置(治療)をしていただき、そのまま入院いたしました。助かってくれるといいのですが…交通事故は何があるか分かりません。今はただ、この子が助かる事を祈ることしか出来ません。どうか元気になってくれますように。
オマケ
仕事にも活動にもどこにでも同行するマリンちゃんから車中でズボンにオシッコされました(ーー;)時間がない中で今回のワンちゃんに出会い、急いでいた事や慌てていた事もあって「ちょっとマリンは車に乗ってて!」とワンちゃんを探し回ったり救助をおこなったり今回のワンちゃんに掛かり切りになったのが非常に気に入らなかったようです。ないがしろにしたつもりはないのですが、私が車に乗り込むといつものようにサッと膝の上に来たので「ごめんね、マリン。」と言ったと思ったら「フン!」としてジャア〜っとやってくれました(>_<)これが初めてのことじゃありません。何度やられた事か・・・。もうへとへとです(^_^.)

11月17日 退院しました
翌日、先生とお話して退院する事になりましたので、夜迎えに行きました。容態は変わってなく、ジッとしているだけで食欲もないままです。脱水を起こしていたので点滴を受けて帰りました(写真左)。
全く動こうとしないのでケージへの出し入れが難しいためシンさんが抱っこで助手席へ。動物ハウスへ向かいました。
お尻周りはウンコだらけ。回りの毛を全部カットしてキレイに拭いてあげました。
顔にはマダニが付いていました・・・取れる分は取ってあげてノミダニ駆除剤をしました。
猫チャン部屋のハウスへ。オド君&夏ちゃん用のハウスは二人が里子に出て、いったんは春ちゃんのハウスになって、次に迷い犬ちゃんのハウスになって、今度はこの子のハウスになりました。オド君と夏ちゃんが幸せになってくれたおかげで二人のハウスは大活躍しています。

ハウスに入れてあげたらズズズ・・・と倒れて行き、寝そべったまま動きません。食事はチーズとレバーを煮てあげたら寝たまんま少しだけ食べました。写真には「食べないなら私にくれない?」とご飯を狙っている三毛子ちゃんの姿も。

この子の名前はG君(ジィ君)と名付けました。
現在の体重13キロ
男の子
5歳〜8歳

首輪なし・マイクロチップの有無も調べましたが無しでした。飼い犬なのか捨て犬なのか野良っ子なのか不明。去勢手術されている可能性がありますので、週明けに保護の届出を出しますが同時進行で里親さんも募集いたします。この子を迎えて下さる方はこちら

どんな子にも幸せになって欲しいと願っております。G君を幸せにしてあげて下さい。どうか宜しくお願い致します。

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