2006年12月25日21時

いよ君 手術中

・・・いよ君が助かる確率は5割から6割しかありません・・・

午前中、病院に行った時のいよ君です。手術が始まる夜までは落ち着いて過ごせるように一旦連れて帰り動物ハウスで過ごしました!

夜になり手術のため病院へ向かういよ君。
手術前の準備までいよ君の側にいて声を掛けてあげました。安定剤を軽くかけて点滴用の針の装着を終えたところです。あまり動けないぐらい安定剤は効いていますがいよ君の意識はあるので、いよ君は私とシンさんをずっと見ていました。いよ君の目に私達が写っていて、私達が少し動けばいよ君の目は私達を追いかけます。「心配しないで。大丈夫だからね!」いよ君を不安にさせないため精一杯の笑顔で声をかけてあげました。シンさんもずっと体を撫でて安心させてあげていました。
手術は5名の獣医師さんのもと行われ4時間にも及ぶ大手術であり、いよ君が助かる確率は5割から6割・・・。その確率の低さに私は怖くて仕方がありません。一番は胸を開いて手術するのが一番らしいのですが、その手術にはいよ君の体力は、ほぼ持たないだろうと言う事です。今回の手術でも体力が持つかどうか分からないとの事でした。手術中に死亡する可能性についての話を聞きながら私はパニックになりそうでした。その上、たとえ手術中は体力が持ちこたえ、無事に手術が成功しても、その後ダメになる可能性も非常に高く、手術に成功したとしても「いよ君が無事に乗り越えました」とご報告できるのは年が明けてからになりそうです。手術中、そして手術後、どうかどうかいよ君の体力が持ち堪えますように・・・ただただ祈る事しかできません。もう二度と会えなくなったらどうしようという不安にかられ、いてもたってもいられません。胃から食道の釣り針を取る手術を行い、腸は1メートルずつくらい取り出して少しずつ絡まった釣り糸を取り出していくそうで腸は5〜6箇所開く事になるそうです。またアコーディオン状になってしまってる腸は切り取り、腸と腸を繋ぎ合わせるそうです。釣り糸があっちこっち絡まったり引っ張ったりしていて栄養障害を起こしているため、栄養を吸収する事が出来ない状態になっているのです。これ以上体力を付けるのは困難なため、もっと弱ってしまう前にとにかく手術をしなければ助からないと言う事です。このままではアコーディオン状態になっている部分の腸が壊死を始め腸が腐れていき数ヵ月後に死亡するそうです。また、釣り針は簡単には取れないでしょう…その釣り針が引っかかっている食道に入る傷がどれ位になるのか・・・まずは手術を無事に乗り切ること。そして次に釣り針で傷付く食道が術後、感染症を起こさない事が重要な問題となります。釣り針よりも食道から腸まで絡まっている釣り糸のほうが問題なので、万が一、針が折れたりして針の一部が取り除けないと言った場合は体力をつけて再度手術をする事になります。とにかく心配がとても大きな手術になってしまいます。いよ君の体力もない上に大きな手術で確率も想像以上に低いもので、説明を受けた後に手術を承諾するのは本当に辛いものでした。この手術の為、いよ君は土曜日(23日)の食事を最後に何も食べていません。手術後も食事は取れません。そんな状態で本当に体力はもってくれるだろうか・・・。私が弱気になってはいけないと思いつつも不安でたまらず心の内をこうして綴る事で何とか不安と戦っています。今まさにいよ君が戦っています!いよ君が無事に乗り越えますように・・・。

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