2007年2月2日
緊急里親募集中のクゥーちゃん達のご報告
現在1頭が捕獲され福岡市東部動物管理センターにいます

   下記 緊急里親募集ページより抜粋↓

06年10月 緊急です!
このワンちゃん達をご存知の方も多いかと思います。ある病院の敷地内にいるクゥーちゃんと言うワンちゃん達で、インターネット上でずっと里親探しをされている方がいます。管理センターの捕獲も入っており、緊迫した状況を当会が知ったのは1年も前の事になります。当時、協力を申し出ましたが協力要請はありませんでした。その後、この子達を知った多くの方から、この方に協力してあげて欲しいと言うご相談を数多く頂きました。そのたびに協力を申し出てきましたが、やはり一度も協力要請はなく当会としてはどうすることも出来ませんでした。病院の広い敷地内で場所の特定も出来ないままでしたが、一度は当会のシンさんがこの子達を捜しに行きました。しかし見つけることは出来ず疲れ果てて帰ってきました。そして今回、病院側から突然、当会へご相談がありました。苦情が殺到しているそうですが、何とか殺す方向ではなく生きる道を考えてあげたいというご連絡でした。この子達の里親探しをされている方も引き続き里親探しを続けておられると思いますが、今回病院側を窓口に当会も協力していく事になりました。現在、保護場所も無い状態、ワンちゃんが簡単に保護できる子達ではないこと(しかし大人しくて可愛らしい子達であると聞いております)、のため病院側としては、新しい家族が見つかり次第、管理センターの方に捕獲してもらう形を取れればということでした。病院側も犬達の殺処分は避けたい思いでおられますが苦情の対応にも大変追われているようです。なんとかこの子達を家族の一員として迎えてあげて下さい。人間にご飯を貰っていますし、写真右の子はお腹を上に向けて寝ています。なつくまでにはそんなに長い時間はかかりません。写真の2匹のワンちゃんの他にもう1匹兄妹がいて、その子の毛色は黒色だそうです。当会も時間を作り視察に行く予定です。殺処分にならないためにも新しい家族が見つかる事を願っております。ぜひこの子達を迎えてあげて下さい。宜しくお願い致します。
里親希望

今回のご報告

インターネット上でとても有名なワンちゃんたちなので「この子達を救ってあげて欲しい」という声も非常に多く、当会にも多くの方から「何とか救ってあげてはいただけないでしょうか?」という声を頂いておりました。

この子たちの事を気にかけて心配しておられる方が大勢いらっしゃることは分かっていたのですが、色々と問題がありましてHP上でのご報告はこれまで差し控えてまいりました。簡単なご説明しか出来ず申し訳ありませんが、上記でご説明したとおり、一度は病院側を窓口にこの子達の救助に当たる予定で、この子達のいる場所へも案内していただける事になっておりましたが、この子達の保護活動をされている方もおられる状況であったため、当会への保護依頼や里親募集の掲載を直ぐに取り下げて欲しいと言う連絡が病院側から掲載後すぐにありまして話が一転してしまいました。事情を聞きましたら、この子達の保護活動をしている方から取り下げ依頼があったとの事でした。当会が上記の里親募集の掲載をしました時、この子達を知る多くの方からお礼や励まし、応援のメールが届き「さぁ、頑張ろう!」と思った矢先の事でした。そのため、この子達の保護活動をしている方に、協力し合えないかと再度コンタクトを取りましたが上手く行きませんでした。HP上での里親募集も取り下げて欲しいと言うことでしたが、この子達が生きるために少しでも多くのチャンスを与えてあげたく里親募集の掲載は取り下げないできました。そのような色々な問題があった事と、当会としても余裕があって行っている活動ではないため自分達が手掛けている子達の救護に戻らせていただきました。ただこの子達の事も気になっておりましたので、この子達をご存知の方に情報を提供していただきながら見守ってきた次第です。時間が出来ましたらその方に、この子達がその方が知っている頃に居たという場所に案内していただき視察には行く予定でおりました。しかしこの子達には、この子達の保護活動をされている方がおられますので、当会としても実際にこの子達には深く関わってはいない状態でした。

1月31日
そんな中、私の元へ1本の電話が入りました。この子達が捕獲されているので助けてあげて欲しいと言う連絡でした。すぐに福岡市東部動物管理センターに事実確認を致しましたら1頭捕獲され収容されいるとの確認が取れました。この子達の保護活動をされている方が救ってあげるだろうと思い、引取りの連絡はあっていないかセンターの方にお聞きしましたら1件ほど連絡があっているとの事でホッとしましたが、電話があっているだけでまだセンターには足を運ばれてないとの事で、確実に救われる保障はないとのこと。そのためもし迎えが来ないなどその子の殺処分が決定した場合は当会で引き取る胸をお伝えしました。引取りを希望されている方から翌日センターに連絡があるとの事で、きちんとその子が引き取られるのかどうかその結果を聞くために当会も翌日センター様と連絡を取ることになりました。

2月1日
センター様に結果を聞くために連絡を入れましたら、明日その方が引き取りに来られると言う事でした。私共も一度も会った事のない私達より、その子達に長年関わっている方が引き取られるのがその子の為にも1番ですので本当にホッとしました。私達は現在、北九州エリアの引き取りも続いていますので、迎えが来るのが確実となり心から安心したのでした。しかし野犬で人に慣れていないため迎えに来る方がきちんと捕まえて連れて帰られる状態でなくては譲渡は成立しません。それは私たちも常に同じです。ですので、その方々が迎えに来られ、ちゃんと連れて帰ってもらえるまでは殺処分の可能性はゼロではないのです。とにかく私達は殺処分が決まった場合のみ引き取る事をお伝えしましたので、更に翌日その結果を聞くためにもう一度センター様と連絡を取り合うことになりました。

2月2日
センター様に結果を聞くために連絡を入れましたら、まさかの殺処分決定でした。もちろんその場合は当会で引き取る事になっていましたのでその子の殺処分は行われていません。しかし100%と言っていいほど当会で迎えることはないと安心しておりましたので愕然としました。「結局、誰もお迎えに来なかったのですか?」と事情を尋ねましたら、来るには来られたけど手に負えないということで引き取りを断念されたとのこと。このクゥーちゃん達の事は、この子達の保護活動をされている方のブログを通してしか知らず、一度も会った事が無いワンちゃんだし、どこに居るのかも知りません。センターの方がお分かりになっておられるので大丈夫だとは思いますが、今回捕獲されている子のお顔すら知らずに迎えに行かなくてはなりませんので私達にはセンターに収容されているワンちゃんの中のどの子がこの子なのか分かりません。上記写真の子が捕獲されているのかどうかも分かりません。私達は余裕があって活動しているわけではないし、何頭でも救える力を持っているわけでもありません。自分自身が出会い関わりを持っている子達すら必死になって死に物狂いで頑張らなければ救えない壁が、救えない現実があるのです。その子達に実際に出会い関わって保護を手掛けてきた方達が救って下さったらどれほど私たちも助かったか分かりません。私たちはこの子達とは関わりこそ持てませんでしたが、その方が保護活動に悪戦苦闘している様子に何度も協力を申し出てきた私共です。もし私共の協力の申し出を受け入れてもらえていたら間違いなくこの子達に関わっていたことでしょう。現在、私共も本当に苦しいときで、この子を迎える決断はとても勇気のいるものでした。この子を救うことで北九州第1エリアの誰かの命を救えなくなるかも知れないのです・・・北九州のみんなの顔が次々に浮び涙が零れてきます。しかし、どの子の命も同じ。顔を知らないワンちゃんだから殺処分になっていい訳ありません。月曜日はこの子を迎えに行く費用を稼ぐために仕事をして、2月6日火曜日、この子を迎えに行ってきます。現在、北九州の管理センターに収容されているふさこちゃん達も救ってあげなければなりません。北九州エリアの子達には私達しかいないのですから…。

1/29に北九州市動物管理センターから第1エリアの4頭、1/30に空くんと花ちゃんの2頭、2/1にセンターから第1エリアの子2頭と第1エリアにて黒母ちゃん保護…と、この4日間で当会動物ハウスは9頭増えました。そしてこの子と現在センターに収容されている第1エリアの子2頭の計3頭が更に増えることになります。第1エリアは更に捕獲があっている可能性は大です。どこまで出来るか分かりません。ただ一生懸命にがんばります。里親探しのご協力、そして500円でも、いえ100円でも10円でも構いません。どうか応援して下さい。どうかどうかお願い致します<m(__)m>


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