2005年2月18日
クゥーちゃんファミリー現地視察
本物のクゥーちゃん?

2月18日 クゥーちゃんファミリーの視察
クゥーちゃん達を助けてあげて欲しい…多くの声が届いております。本当に助けてくれるなら…と情報もたくさん寄せられるようになりました。色んな情報が入り把握しきれずにいました。とにかく情報を元に視察に行って自分の目で確かめるしかない!そう思って2/18視察へと行ってきました。情報のあった場所へ行きましたら毎日お世話されている(ご飯をあげている)方に会う事が出来ました。そして、まず、病院の方に送っていただいた緊急里親募集ページの写真のワンちゃん達に会う事ができました。前回の視察の時に逃げて行った子達でした。けっこう人に慣れているのかな?と思っていましたが、人の近くには寄ってきません。お世話をされている方にはその中の1匹が慣れていて触れるという事でしたが最近その子は出産の為に少し離れた場所へ移動しているとのこと。現在赤ちゃんを育てているらしいですが、出産場所を探したけど分からないという事でした。この子達を確認した後、情報を元にクゥーちゃんやモコちゃんに会えるのでは?とされる場所の捜索に行こうとしましたら、お世話をされている方が、助けてくださるなら助けてあげて欲しい…みんな保険所に通報される寸前なんですと言われました。詳しくお話を聞くと4日ほど前に保険所に通報すると言われたとの事でした。そして直ぐ近くにも保険所に連れて行かれる親子犬がいると言う事で案内していただく事になりました。
案内していただいた場所はクゥーちゃんやモコちゃんに会えるのではないかと私達が頂いた情報と一致する場所でした。そこで6頭の仔犬達に会いました。行った瞬間に母犬はサッと逃げてしまいましたのでお顔は分かりませんでした。
警戒心はあるものの、毎日ご飯をくれる方がおられるので随分近くまで人間の側に寄ってくる子供達でした。お世話をされている方にこの子達には時間がないから今すぐにでも何とかこの子達を助けてあげて下さいと頼まれました。しかし6匹…今日は視察に来ただけだったので保護の準備はしてきていません。バリケンが1台だけ車にあるのみ。6匹分の保護スペースもなければ連れて帰ってもサークルやケージもないし、どうするべきかシンさんと話し合いました。その方のお話ではこの仔犬たちの兄弟はすでに1匹交通事故死しており、この子達のお父さん犬と言う子も交通事故に遭い10日〜2週間ほどこの場所でうずくまっていたそうです。この子達を気にかけ心配して面倒を見ている方はこの方以外にも数名いるとのことですが、みんなマンション住まいなどで誰も連れて帰ってあげることが出来なかったそうです。そして10日〜2週間後に、この子達の保護活動をしていたという方が来て病院に連れて行かなきゃ…と泣いていたとのこと。その翌日にワンちゃんは居なくなっていたのでその方が保護されたのではないかと言う事でした。その後、その子が助かったかどうかも不明との事。クゥーちゃん達の保護活動をされている方ではないかとお名前や連絡先などを聞いていないのか尋ねましたが、何処の誰なのかは分からないという事でこの時点ではお父さん犬のその後の情報はありませんでした。(その後、人づてに情報が回ってきたとのことで保護された方は不明のままだがワンちゃんは入院しているとの事が分かりました。)とにかくこの光景を目にして、いつ捕獲が入ってもおかしくない現状でしたので母犬がいない間に保護したほうがいいと判断し、車にバリケンを取りに行きました。
保護の準備をして戻ってくると心配した母犬が子供達の所へ戻ってきていました。クゥーちゃん達に会えるのではないかと頂いた情報の場所で会えたお母さん犬。クゥーちゃんにそっくりでした。お世話をされている方はこのお母さん犬も一緒に保護して欲しいと言われましたが、警戒心が強くとても難しい状態です。この子の保護まで考えると準備不足の状態で今むやみに子供達を捕まえて更に警戒心を強くさせるのもどうか?と。更にバリケンはひとつ。絶対に仔犬と言えども6匹は入りません。何とか入れても3匹が精一杯。残した子供達まで警戒心が強まるでしょう。どうするべきか考えました。

※後から様々な情報がはいってきておりまして、この子がクゥーちゃんだという情報を頂いております。また、私達はまだ会うことが出来ておりませんが、この視察後、クゥーちゃんの兄弟、モコちゃんの姿も確認されています。
知らない人(私達)が居る事でいつもより警戒しているようなので、しばらく動かずにジッと座って「大丈夫だよ」と様子を見ていました。お母さん犬も少し離れた場所に座ってこちらの様子を見ています。
子供達は無邪気に遊んでいます。
今日はすでにご飯も食べているので、あまり保護日和ではありません。それでも交通事故や捕獲を考えると一日でも早く保護してあげるのがいいに決まっています。どうするべきか判断がつかず様子を見続けました。
お世話をされている方に何とか保護してやってくださいと一生懸命に頼まれました。知らない人(私達)が行うより毎日お世話をされている方の方がもうなついているし、犬達にとってもその方がいいので保護して連絡をいただければ迎えに来ますと申し出ましたが、捕まえるのはしきれないという事で、引き続き更に様子見を続けました。
バリケンを見つけてワンワン吠えて警戒している子供達と親犬。その様子を見て簡単に捕まえられる子達ではないと判断。
やはりまずは顔見知りになるしかないと今日の保護は断念してご飯をあげました。親犬は近寄ってきませんが仔犬たちは近寄ってきました。そのうち手を伸ばしても逃げない子は2匹でした。他の子は手を伸ばすとサッと逃げます。逃げない2匹が抱っこができるほどなのか試してみましたが、それは嫌がって抵抗しました。この子達に関わっている方の中にもっとこの子達に詳しい方や、この子達がなついている方がいると言う事でしたので保護は保護場所の確保や保護する際の準備を整えて、その方達にも協力していただくという事で連絡先を交換して本日の保護は延期にしました。
帰り、緊急里親募集ページのクゥーちゃんファミリーたちの視察に再度行って見ましたが、ずいぶん距離があるというのに近寄るとサッと柵の向こうに逃げ姿を消してしまいます。やはり餌付け=信頼関係を作らなければ、パッと行ってパッと保護できような状態ではありません。

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