2007年3月3日
北九州エリアの様子

第1エリア
私は仕事と、持病が悪化しているため検査や治療で今は時間が作れずにいます。そのため今日もシンさんが一人で仕事の合間に北九州エリアへみんなを探しに行って来てくれました。取り残されている2匹の仔犬のうち1匹がお腹を空かせて出てきたそうですがシンさんから5メートルは離れていて保護は出来ないままとなりました。もう1匹の姿は全くなかったそうです。どうしているのかとても心配です。交通事故に遭っていなければ良いのですが…一緒に居るはずの子が1匹いないとなると不安は募るばかりです。
行方が分からなくなっていたお母さんにシンさんが無事に会うことができました。しかし子供(サラちゃんやしょうちゃんの兄妹)の姿は無かったそうです。危険だからお母さんが子供達は何処かに隠していてお母さんだけが第1エリアに様子を見に戻って来ていたのでしょうか?私達の北九州での活動が始まったのは、このお母さんと出会ったから…この子を現地に残していることがとても苦しく耐え難い思いで居ます。これまで何度も繰り返された捕獲。しかし捕獲されるのは1歳までの子供が多く、成犬は逃げ切っていました。この子も自分より長く現地に居た子が姿を消して行ったのはきっと初めてだろうと思います。そのためこの子が不安になり警戒して場所を変えてしまうのではないかという心配がありとても気がかりでいる私達です。お母さんを私達が無事に捕まえる事が出来るかどうかは分かりません。だけど一日も早く連れて帰ってあげたいのです。サラちゃんやしょうちゃんの兄妹の後に出産していて今赤ちゃんを育てていると思われるお母さん。どこで出産したのか?その子供達が今どれくらい育っているのか?とにかくその子たちを見つけ保護したらお母さんの保護に動き出したいと思っています。お母さんは頭がよく管理センターの方も長年捕獲できないでいる子です。順ちゃんが捕獲された事を考えると100%とは言えませんが、きっとお母さんは捕獲器には入らないと思います。だから頑張って自分達で捕まえなくては!と思っています。もちろん今姿を消しているサラちゃんやしょうちゃんの兄妹(分かっているのは2匹)もできればお母さんより先に保護したいと思っています。お母さんは子供を残していると、もし捕まえるのに成功したとしてもすごい勢いで暴れるのではないかと思うのです。お母さんクラスの大きな犬に暴れられたらきっと取り逃がしてしまうでしょう…。時間がなく思うように出来ていない里親探しですが頑張って今ハウスに居る子達の新しい家族を見つけて1匹でも多く幸せへの道へと送り出し、現地に残しているお母さん親子の保護スペースを確保し、保護に動けるようにしたいと頑張っています。その間もお母さんと信頼関係を築くため北九州へは足を運び続けなければなりません。動物ハウスが福岡から唐津になってシンさんとも時間の調整が合わずシクハクしながらの活動ですが、旧動物ハウスでは絶対に救えなかった命がガス室へと送り込まれる事なく今も鼓動をならしています。その心音、輝いた瞳、笑顔、走り回る姿、救うことが出来た命を目の前に、生きる道を切り開いてあげることが出来たことに感謝しながらみんなの成長を見守っています。そして今度はこの子達に幸せになる道を切り開いてあげなければなりません。飼主によって大きく左右されるワンちゃん達の人生。幸せになるかならないかは全て飼主さん次第です。自分達で飼主を選ぶ事ができない動物たちに代わって新しい家族を決めるのは私達の役目。その責任はとてもとても重く重大であり、その責任の重さを常に感じながら里親探し活動をしています。救うだけでは終わらないこの活動…その1頭1頭が最期の日を迎えるまで救った命に責任を持って活動しています。救った命が二度と人間に裏切られる事のないよう、もう二度と不幸にならないよう、決して決して管理センターに戻る事のないよう、最期の日まで幸せな日々が送れるよう、最大限の力を注いであげなければなりません。幸せになって欲しい…だからこそ誰にでもは動物たちをお譲りしていません。ご紹介いただいてもお断りさせていただく事も多々あります。でも、どうかご理解のうえ、皆様の周りに里親希望の方がおられましたらご紹介いただけますと幸いです。どうか宜しくお願い致します<m(__)m>

第2第3エリア
無駄になるかもしれない…それでも再びお薬を購入し、遠くまで投げれるように”お薬入りおむすび”を作りシンさんに持っていってもらいました。しかし今日も会えずに終わりました。効果は薄いと言えども週に一度でもお薬を飲ませる事が出来れば随分違うと言う事です。だから責めて週に一度だけでも何とかお薬を飲ませて気が狂うほどの痒みを止めダニを駆除してあげたいと思っていますが、会えない日が続いています…。諦めずに次回分のお薬を準備しました。次回は私も現地へ行けるように時間を調整し、お薬が無駄にならないように現地で”お薬入りおむすび”が作れるようにしようと考えています。今度こそみんなに会えますように!

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