2006年1月7日
3本足のワンちゃん 保護しました
『ひまわりちゃん』と名付けました。 北九州第2エリアのワンちゃんです。 2005年8月7日 出会った時のひまわりちゃん。 右後ろ足の足先がないのが、とても印象に残っています。早く助けてあげたい…ずっとそう思っていました。一時預り先が決まり、今回、ようやく保護してあげる事が出来ました。でもこの間に、この子の状態はかなり悪化してしまいました。 |
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1月7日 保護当日のひまわり 福岡⇔北九州間はこのところ雪の為、道路が通行止めになる事が多く、この子を預かってくださる北九州の方と朝から連絡を取りながら道路状況を確認していました。運よく道路の封鎖もなく雪も積もらなかったので、保護作戦を決行する事に決め北九州へ向かいました。この子と会えるかどうかは行ってみなければ分りません。でも無事にこうして会うことが出来ました。この子を預かってくださる北九州の方と私達2名の計3人で協力し合って保護作戦開始。 |
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この子は全くなついていません。こんなに側まで来るのに、とても警戒心が強く誰も触ることが出来ません。そのため、トゥルリン君の時と同じように安定剤をお肉に包んで食べさせました。薬が効くまで10分〜1時間、見失わないように追跡しながら、ちょっとずつ餌をあげながら、薬が効くのを待ちました。・・・が、しかし、トゥルリン君のとき同様、薬はあまり効かず、少しはふらっとしてるようですが、歩き回っていました。もう餌で釣るのも限界と判断し、食べ物に寄って来るのも最後になると思ったので、北九州の方に餌で釣ってもらってる間に後ろから体をしっかり捕まえました。その後ろではシンさんがケージを用意してくれてましたので、その中に押し込め無事保護に成功しました。ケージに入れる時には抵抗して噛み付いてきたり、この子も逃げようと一生懸命でしたが、助けるために、こっちも一生懸命に押し込めました。 | |
保護直後、そのまま動物病院へ連れて行き、検査と治療を開始しました。ダニ疥癬・栄養不足・貧血・床ずれ、耳、目の炎症(結膜炎から二次感染を起こしていて膿が出ている)など治療にはしばらく時間がかかります。フィラリアは(ー) 体重は15キロ (飲ませた安定剤は体重10キロ分でしたので、あまり効かなかったんですね・・・でも体重も分らないのに大量に飲ませるのは危険ですから(^_^;)) |
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一時預り先のお宅に行き、口輪を付けて、逃走予防に首輪や胴輪の装着をしました。 | |
一気に色々されて可哀想に思えるかも知れませんが、幸せになるためには乗り越えてもらわなくては・・・。 | |
地面にへばり付いて動かないひまわり。 | |
なんとか小屋に入れようとしている所です。ケージの扉を外し、雨風を防ぐためゴミ袋で包みました。 | |
なんとか無事にハウスの中へ入ってくれました。 | |
今は人間が怖くても…これから少しずつ人にふれられるのにも慣れて来る事でしょう。ダニ疥癬で体中が痒いのも少しずつ落ち着いてくるでしょう。毎日ご飯が食べれて栄養状態も良くなっていく事でしょう。こうして3人の思いがひとつとなって「ひまわりちゃん」を無事に保護する事が出来ました。 保護前から2月2日までの「ひまわりちゃんアルバム」UP こちらへ 06年6月現在のひまわりちゃん 06/7/9 里子に出ました |