2007年4月21日
北九州エリアの様子

第1エリア
何とか暗くなる前に第1エリアに到着しました。薄暗くなり始めた頃に到着し、何とか視界が良い時間に探そうと走り回りましたが、見つける事が出来ないまま真っ暗になりました。お母さんは必ず私達の前に現れてくれる…そう信じながらも、夜空のように私達の心も暗く暗くなっていきました。お母さんに出会わなければ、私達の活動が北九州にまで及ぶ事はなかった。仕事で北九州へ行ったシンさんの目に留まった1匹の野良犬。それがお母さんでした。私達はその子の保護をするだけの予定でした。それがお母さんに子供達を紹介され、更には仲間達を紹介され、1匹の野良犬お母さんとの出会いは野良犬の群れとの出会いへとなりました。私達の力では到底救える頭数ではありませんでした。お母さんと出会わなければ、このホームページが作られる事もなかったし、今こうして唐津の山の中に居る事もなかったでしょう。『この子を救いたい』そう思って始まった北九州での活動。その『この子(お母さん)』にもう二度と会えないかも知れません。お母さんを不幸にする訳にはいかない。なのに私達は救う順番を間違えたのではないか?現地で泣き崩れ声も出なくなった私…。シンさんは懸命に声が枯れるまでお母さんを呼び続けてくれました。

それでもお母さんに会うことは出来ませんでした。第1エリアのほかの誰にも会うことは出来ませんでした。
第4エリア
第4エリアでは飼われている1匹のワンちゃんにしか会えませんでした。飼われていても不幸な子は沢山います。果たしてこの子は幸せなのだろうか?と思いながらご飯を食べさせてあげました。写真は下を向いてパクパクご飯を食べてるワンちゃんです。
第2第3エリア
チィちゃん2に会うことが出来ました(#^.^#)

北九州到着後、1番に第2第3エリアを捜索しましたが誰にも会えず第1エリアへと行きました。帰路に付く前に最後にもう一度だけ…と、第2第3エリアを回りました。まさか会えるなんて思っていなかったのでチィちゃん2の姿を発見した時は本当に嬉しかったです。抜け落ちていた毛がだいぶ生えていて最後に会った時のようには血も滲んでなかったです。もちろん、このエリアの子が全員感染しているダニ疥癬やニキビダニ、バベシアが自然に治る事はありません。見つけた時はゴミあさりをしていたチィちゃん2。でも何とか食事に有り付いているのではないでしょうか?
とにかく、いつ会っても飲ませる事が出来るようにと準備していたダニ疥癬とニキビダニのお薬を与える事に!マーガリンが入ったロールパンの中に粉薬を入れてマーガリンと良く混ぜ合わせ、近寄ってくる事のないチィちゃん2に地道に投げ続けました。
上手く行きました!投げたお薬入りパンをちゃんと食べてくれています♪写真は真っ暗な上、遠く離れたチィちゃん2をズームで写した為にフラッシュが届いておらず、何も写ってなかったので、何とか見えるようにならないかとパソコンで写真を編集してチィちゃん2の姿が見えるようにしたので画質が悪くなってしまっていますが一生懸命お薬入りパンを食べているチィちゃん2です。
チィちゃん2が居るのなら…と、他の子達の捜索をしましたがまゆちゃん2、フゥ君には会えませんでした。お薬を食べ終わったチィちゃん2に唐揚げや犬缶をあげて帰りました。私達が離れるとご飯を置いてあげた場所に行ってパクパク食べていました。すっごく警戒心が強くて保護は夢のまた夢のような…。どうやって第2第3エリアに残っている子達を保護すれば良いのか…私達の大きな課題…と言うか…この子達相手に、作戦が成功するであろういい案が全く浮んできません。心の声が届かない今、私は犬語が話せるようになりたいです。犬になってこの子達に伝えに行きたい。「私に捕まったら安泰だよ♪」って…。


落ち込んで愚痴をこぼしたり、こうして泣き言を言ったりする事もあると思います。でもどうか私の心の声も聞いて下さい。私は絶対に諦めません。いつの日か必ず保護成功のご報告が出来る様に頑張ります。皆さまにこうして心の内を聞いてもらうことで、くじけそうになっている心を立て直している毎日です。

これからも宜しくお願い致します<m(__)m>

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