2007年5月8日
北九州第1エリアの様子

先日お母さんに案内してもらった新居へと到着。パッと見、誰も居ないので出てきてくれるかな?と心配。でも捕獲を逃れ、保護もできなかったサラちゃんやしょうちゃん達の兄妹が私達に気が付いて喜んで出てきてくれました。すっごく尻尾を振って出てきて一瞬でしたが私の手をペロペロっと舐めてくれました♪保護できる日が来る気配です。
そして次から次に出迎えてくれました。探さずに会える喜び!と言うか気持ち的に探さなくて良いというのは本当にラクです♪ほんの少ししかない唐揚げタイムだったけど、みんな飛びついてきます。しかし触れるかな?と手を出したらサササっと逃げて行くのです(-_-;)なついているように見えるけど実は唐揚げのパックに噛み付いて私から唐揚げを奪おうとしている写真です。
触ろうとしてサササと逃げたみんなですが、再び唐揚げやパンをチラつかすと戻ってきて手から受け取って食べてくれます。前回は手から受け取ってくれなかったチビっ子(写真中央の右の子)も、ドサクサに紛れてみんなと一緒に手から受け取って食べました。警戒心が強いチビっ子数匹は姿も見せずに森の中でワンワン吠えていました。その子たちにはお母さんが食べ物を口に加えて持って行っていました。連れて出てきてくれると良いのですが・・・もう少しかかりそうです。
食べ物がなくなると、一旦離れたみんな。シンさんが僅かに残っていたパンを持ってくると又喜んでもらいに来ました。数頭は大量の唐揚げがあれば保護できそうな感じです。ただ1匹捕まえたら、他の子は逃げ、また警戒し始めるでしょう。
みんなと信仰を深めるために持ってきたご支援でいただきましたビスケットやボーロを手から食べさせて、まずは安全だと安心させる試み。
唐揚げ・パン・犬缶・オヤツを食べて少し落ち着いたお母さんは子供達に危険が及ばないか、こうして見守っています。
今の時期から夏が終わるまで野良ちゃんたちは食べ物よりもお水を求めています。
チビッ子はササミ巻きガムに夢中!
沢山食べて落ち着くと、結構近くで横になったりするし、美味しい物の時だけですが手から受け取ってパクパク!様子を見ていると、捕まえられそうな気がするんですが微妙に難しい・・・。
近くの会社の方とお話しするために私達が行こうとすると「行かないで」と言っているのか?「ん?何する気だ?」と様子を見ているのか?ジーっと私達を見つめています。
すると近くに来てクンクン・クンクン・・・。ゴミ袋の中に唐揚げが入っていることを分かっていたようでした。第4エリアの子達に取っておいた1パックです。どうして私達にくれないの?と悲しそうにするので思い切ってあげちゃう事に!最後の唐揚げまで平らげると気が済んだようでした(^_^.)
現地近くの会社の方へお願いに!
前回、お母さんに案内してもらった事で、みんなの場所が分かってから私達は全頭保護を成功させるために土地の所有者を調べたり、プレハブのパンフレットを取り寄せたりと色々と動いていました。土地の所有者を調べた結果、第1エリアと同様にこの場所も国有地でした。この子達は国有地が好きなのでしょうか。国有地となれば、もう土地を借りる事は無理だと言うことです。国有地…それは第1エリアの時に話し合った結果、どうにもならなかったのですから…。全頭保護、他にどんな方法なら成功するだろうか?とにかく近くの会社の方にこの子達の事を尋ねて見ました。可愛いとご飯をあげている人、可哀想とご飯をあげている人、そんな人が居るから犬がいつくんだ!と良く思って居ない人、様々でした。そして時期に通報され管理センターが来ると思うという話を聞きました。私達は、これまでの経緯や全員の保護をしようと思っていることを話し、一部の方に協力を求めました。お話を聞くところによると、仔犬が6匹居たそうなのですが、この1〜2週間くらいで交通事故で亡くなり今は3頭しか見かけないと言う事でした。実際に亡くなっているのを見たのは別の人なので詳しくは分からないという事でしたが確かに姿を見なくなったので間違いはないだろうと言う事でした。保護を開始したり、管理センターの捕獲が始まれば何匹かは救えるでしょう。しかし又この子達を連れてお母さんは私達の前から消えることになるだろうと思います。どうしたら良いのか?まだどのようにするかは決定できずにいますが、この子達に何かあった時には連絡をいただける様にお願いして、また出来る限り犬達がこの場所を離れないように餌付けをしてもらえるようにお願いしてきました。
会社の方と話して出てくるとサンカク君が来ていて置いてあげてた犬缶をパクパク食べていました。犬同士はちゃんと離れた場所でも、仲間がいる場所をちゃんと分かっているんですね。居場所を変えたら、ちゃんと仲間に知らせているんですね。サンカク君は後ろ左足を骨折しているようでした。保護が出来るならすぐにでも治療を受けさせてあげたいのに、近寄ると痛い足をかばいながら逃げて行きます。
ご飯を食べて落ち着いた子達は今日はご飯の調達をしなくていいからなのか、ゆっくりとしていました。水は足りているかな?水入れを覗いてみると空っぽになっていました。
水を汲みに行って、戻ってきて補給しているとガサガサと森の中が・・・。
ずっと姿を隠してた仔犬たちが私達が居なくなったので出てきて犬缶を食べていたようです。そこに私達が戻ってきたので慌てて森の中に隠れた様子。でもこっそり様子を見に再び姿を出しました。森の中に居ちゃ保護できないから人間の姿にも慣れてもらわなくちゃね!
全頭保護が出来る方法を考えています。出来れば誰一人残したくはありません。今度こそ一時的に土地を借りられたら…と言う夢も儚く散りました。所有者に話をしてご理解いただけるように説得する気満々でいましたから、国有地と分かった時は本当にショックでした・・・。どうしてまた国有地なのでしょうか(>_<)行く手をさえぎる物ばかりです。

この後、手持ちのご飯は犬缶のみでしたが第4エリアに行きました。しかし誰もいませんでした。第4エリアは平日はご飯をくれる人がいるからお腹が空いてなくて出てこなかったのかも知れません・・・。

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