2007年6月3日
くま君 動物ハウスに戻ってきました(;_;)

里親様とはくま君のヤンチャぶりについて再三お話をしてきました。お電話、ご訪問、くま君の幸せのために私たちも出来る限りの力は尽くしました。くま君は若いワンちゃんなら当然のヤンチャをしているだけであり、飼育することが難しいような問題を抱えている子ではありません。里親様が苦労されており最初は心配もしておりましたが、ワクチン接種に連れて行ってもらったりと、時間と共にようやく落ち着いてきて安心できそうな所まで来ていました。しかし本日、里親様よりご連絡が入り、くま君は戻ってくることになりました。みんなが幸せになるためにご支援してくださっている皆様には、このようなご報告となってしまい本当に申し訳なく思っています。一度、家族として迎えた命、最期まで責任を持って飼うことが飼主さんの責任です。再度、お話しすることで飼育を続けてくださったかも知れません。しかし、再三お話を重ねてきて、やはりくま君への愛情を考えると、くま君は幸せにはなれないと判断するほかなく、くま君を引き取りました。里親様も頑張って下さったと思いますので感謝しています。ただ、普通は戻せる場所などないこと、迎えていただく際に十分にお話させていただきましたように、飼主さんに見捨てられ、裏切られ、行き場のないワンちゃん達が数多く殺処分されていること、手放すと言う絶対にしてはいけない飼主としての責任、その重さは里親さんに分っていただきたいと思っております。お世話が大変なのは、どの子を迎えられても同じです。また、応援して下さっている皆様を裏切ることは出来ません。私たちは常に嘘偽りのない真実を掲載させていただいておりますので、ご理解くださいますようお願い致します。
くま君を迎えに行った時の様子です。
動物ハウスに戻ってきたくま君。

くま君は戻ってきて夜鳴きを続けています。体調も崩し下痢が続いています。飼主さんに裏切られた子達は身も心も傷付くのです・・・。
分ってください!
安易な気持ちで動物達を迎えたり、簡単に手放したり、もうこれ以上、動物達を苦しめないで下さい。飼主さんに裏切られる子の立場になってあげてください。どんなに話しても、どんなに呼びかけても、私達のこの想いは伝わらないのでしょうか?どうか動物達の心の声に耳を傾けてあげて欲しい。そんな想いでいっぱいです。どんな子だって一緒に過ごさなければ性格だってお転婆ぶりだって分りません。それが気に入らなければ何度だって見捨てるのでしょうか?気に入る子がくるまで見捨てていくのでしょうか?その子がどんな子であれ、家族として迎えた以上は最期まで愛情を持って飼うべき責任があると言うことを認識して欲しいと願っています。動物達は人間のおもちゃではありません。飽きたら捨てる、世話が大変だから捨てる、そんな事は許されないのです。同じ命です。痛みも悲しみも同じように感じるのです。家族から見捨てられたらどれほど傷付くか自分に置き換えて考えてみて下さい。私達は自分達が救った命には最期まで責任を持ち続けています。どうしようもない事情が発生した場合は、たとえ10年後であっても引取りをしています。それは二度と管理センターに戻って欲しくないからです。管理センターの譲渡会でセンターから直接里子に出た子が、里子に出した子の引取りを行っていない他のボランティア団体さんから里子に出た子が、悲しくも再度管理センターに連れてこられ殺処分されている事実があるからです。私達は私達が救った子が二度と管理センターに戻るようなことがないよう行っている引取りです。本来、私達から家族として迎えられた以上は里親さんご自身がその子の命に責任を持たなければなりません。「返せる場所がある」との軽い思いでの里親希望のお申し込みはお断りします。十分に考え「最後まで愛情と責任を持って家族として迎える」事ができる方のみ、絶対にこの子達を裏切らない覚悟の上で、家族を待って生活している動物達の里親さんになってあげてください。宜しくお願いいたします<m(__)m>

※トゥルリン君に続き、このページも里親希望アンケートフォームに記載いたします。

くま君が里子に出たときの様子
その後のご訪問時の様子

ホームへ