2007年6月28日

山に捨てられていた仔猫をまた1頭保護しました

この仔猫との出会いは6/27に山の山頂に捨てられていた2匹の仔猫を保護した後、私は夜中に動物ハウスにシンさんを残し、お世話が大変な赤ちゃん猫だけを連れて福岡へと戻っている時でした。自宅の老犬お兄ちゃんが体調を壊しているためです。6/27もお兄ちゃんを病院へ連れて行ってあげる事が出来ない私。姉と妹にお兄ちゃんを病院へ連れて行ってもらいました。ようやく夜中になって何とかお兄ちゃんが待っている自宅へ戻れるようになり、動物ハウスを出たのです。しかし山を走り出して数分…外灯もない暗がりに捨てられている仔猫を発見。車を降りて保護しようと思いましたが、茂みに隠れられて見失ってしまいました。車の向きを変え車のライトで辺りを照らして茂みの中を捜索しましたが時間ばかり経ち仔猫を見つける事ができませんでした。弱っているように見えたので、シンさんに仔猫が捨てられている場所と状況を連絡して気になりながらも捜索を打ち切り福岡へと戻りました。
自宅の老犬お兄ちゃんです。体調に波があり「元気」と「グッタリ」を繰り返しています。自分の思うように体が動かない事がもどかしく、お兄ちゃんはイライラしているようです。私は十分にお世話をしてあげることが出来ないで居ますが、お兄ちゃんは姉夫婦と妹が完全看護で御世話をしてくれています。ご飯も何種類も作ってもらって、その日のお好みの物を味わっているお兄ちゃん。歳を取って食べる量もほんの少しになりましたが健康を考えた美味しい物を食べる老後を送っています。元気なときはお散歩で逃走を試みるほどの元気さを見せてくれます。お注射をしてお薬を処方してもらっていました。お薬が効いている間は調子が良いようです。お兄ちゃん、まだまだ頑張って!
翌日の6/28、前日はシンさんがハウス泊で午前中のみんなのお世話をしてから仕事へ行っていました。私は朝から福岡で昼の仕事を終わらせてから、夕方から動物ハウスの子達のお世話に来ていました。お世話もひと段落して夜の仕事へ行くために、シンさんに残りの御世話を引き継いでもらうようにして福岡に戻る準備をしていた時にシンさんがハウスに到着。到着するなり「もう1匹仔猫が増えたら実際どこに置く?」と。猫ちゃんは1ヶ月は隔離です。エイズ白血病の検査をするまで接触もさせれないし、毎回、手も消毒しなければならない大変さ・・・。「んん???難しいけど、どこかに作るしかないよね?昨日の子も保護してあげなきゃって思うし・・・」と言うと、シンさん「昨日聞いた場所の直ぐ近くで弱ってうずくまってた仔猫を捕まえて車に乗せてる。多分、私が昨日の夜、会った子に間違いないと思う!捕まえてみたら骨と皮の仔猫だった・・・」と。でもその続きが、車に乗せて連れてきたまではいいけど車の中で行方不明に…。とにかく逃げられないように車に入って、車の中でキャリーに入れなきゃ…と言う状態。
まずはサークルの準備から開始。希望ちゃんのハウスに入居した仔猫たちのサークルの上にサークルを重ねて設置中。
そして車のどこかに隠れてしまった仔猫ちゃんを探しに!無事にキャリーに入った仔猫ちゃん。私が昨日の晩に出会った子でした!
まだとっても小さい子でした。毛がふさふさしているので分りづらいけど本当に骨に皮が付いているだけで、可哀想に触るとゴツゴツしています。
隠れたがるので急いでダンボールを入れてあげました。
ミルクと離乳食をあげると一生懸命に舐めていました。離乳が出来てない状態で捨てられてしまったようで最初は指で口に入れて舐めさせてあげて「食べ物だよ」と教えてあげるまで訳が分らない感じでいました。まだ上手に食べられません。きっと捨てられて1晩か2晩か?それ以上なのか?すっかり痩せこけてしまっています。
ワンちゃんたちが見えないようにバスタオルで目隠しを。とうとう3段重ねになりました。一番下のサークルに山頂に捨てられていた2兄弟。その上に今回の子。その上のダンボールハウスが赤ちゃんニャン子です。
まだミルクたっぷり入りの離乳食も上手く食べられないのでミルクのみも飲ませてあげています。体力が落ちていて今は小さい声でしか鳴けませんが、赤ちゃん猫のミルクタイムになると反応してこの子も鳴いています。この子もまた、同じ山ではありますが別の場所に捨てられていました。民家のひとつもない場所に置き去りにされていました。野良ちゃんたちだって民家付近にしかいません。この山の山頂も、この子が捨てられていた場所も、野良猫の1匹も居ないような場所です。捨てる人は目撃されたくない思いでそういった場所に捨てるのだろうと思います。私が最初に会ったとき、何も分らない仔猫は道路の真ん中でうずくまっていました。車がスピードを出していたらひとたまりもありません。私はこの山道を通るときカエルが出てくるのでカエルを轢かないように地面を良く見て走っているので気が付きましたが、暗がりにうずくまっているその姿は土の塊のようにしか見えませんでした。事故に遭うか餓死するしかないような場所です。その先にある数少ない民家に住む人しか通らない山道。山頂よりは人目に触れる可能性はあるでしょう。しかし、もし誰かの目に留まったとしても保護してもらえる可能性なんてほぼ皆無です。もっともっと命の大切さを、避妊去勢手術の重要性を、多くの方に呼びかけていかなければ!と思います。不幸な命を生み出しているのは人間なのですから・・・。そして、救われた数少ない命を幸せにしてあげられるのも私たち人間だけなのです。

どうかこの子を家族の一員として迎えてくださる方、宜しくお願い致します!幸せにしてあげてください<m(__)m>

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