2007年7月11日
赤ちゃん猫を保護しました

7/11、1本の電話が入りました。それは第2エリアの子達の保護活動に多大な力を貸してくださった北九州の方からのお電話でした。私は常に仕事や動物達の世話、活動中と…直で電話を受けれる状態に無く、ほとんど着暦を見てかけ直すような日々です。それも電話の数が多すぎて着歴が消えてしまっていたり、途中で電池が切れたりと悲惨な状態です。それが、この日は運良く(?)直で電話を受けることが出来ました。お世話になった北九州の方からの久しぶりの電話・・・何か言いたい事があるけど言えないような…そんな感じに「どうしたの?何があったの?」と問いかけました。私に伝えるのは、やはり酷だ…やっぱりいいです…と。私は「何?犬?猫?どうしたの?」としつこく聞きました。すると「猫がいるんだけど、この辺で保護してくれるような人はお知り合いは居ないですよね?」と言われました。病気の子なの?と聞くと、赤ちゃん猫が捨てられていて…と。私もどうしていいか分からず黙ってしまうと、北九州の方も、私にどうにかして欲しい訳ではないの。もし、ただ誰かいたらと思って・・・こんな電話してゴメンなさい。聞かなかったことにして下さい…と。私はちょっと待って!と言って、どれくらいの大きさなの?と聞きました。手のひらサイズくらいと聞いて、お世話中のねずみ君くらいかな?と思い、もう1匹も2匹もいっしょだ!こうして、めずらしく直で電話を取れたのもきっと縁があるのだと保護をお願いしました。もう30分くらい様子を見た後に下さった電話だったので急がなければ命に関わります。私は直ぐに北九州に行くことは出来ないけど、数日中には時間を作って必ず引き取りに行くから一旦保護してあげてとお願いしました。これが最後だと決めていた第2エリアの保護活動を終えて、それからご出産をされて、もうご自身では保護できないこと。家族に許可がもらえるか分からないこと。色々ありましたが、頑張ってくれないときっとその子は死んでしまう。数日間だけ頑張って!と声をかけました。それから一度電話を切って、ご家族に相談して、数日間だけならと言う約束で許可を頂け、この子の保護となりました。
保護後、送っていただきました写真です!
ご家族に許可をいただけ保護をした連絡をもらいました。私はスケジュールを調整して13日の金曜日の夕方に迎えに行くことを伝えました。そして、その子の写真を送ってとお願いして、頂きました写真です。捨てられていた公園で撮影していた写真と保護後の写真です。写真を見てビックリしました。想像より遥かに小さく…もしかして目も開いてないの????と・・・。
目も開いてないの?それとも閉じてるだけ?いったいどんな大きさなの?と驚きの連絡をいれると、たくさん写真を送ってくださいました。やはり目も開いていない子で、へその緒は乾いていて、生後1週間程度かなと言う感じだと分かりました。

睡眠不足にはなるだろうけど、弱らないように、出来る限りしっかりミルクをあげて体温を落とさないように気をつけてとお願いしました。もう夏なので、どこかに直し込んでしまっていると言う電気アンカも探し出してもらいました。猫ちゃんの保護はされて来ている方なので赤ちゃん猫の弱さを良く分かっている方なので、捨てられて経過している時間も分からないし、今は鳴く元気もあり、スポイドで少しはミルクを飲んでいるけど、赤ちゃんは弱るとあっという間なので、私が迎えに来るまで持たせてあげられるか分からないと…死んでしまうかも知れない事を了承して下さいと…。でも、それは当然のこと。私だって引き取っても助けてあげられる保障はありません。お互い最善を尽くすしかないのです。私が迎えに行けるまでの数日間、最善を尽くして下さるとの事でお世話をお願い致しました。
翌朝、北九州の方が動物病院へ連れて行ってくださり、1回ほど病院でミルクをしっかり入れてくださいました。哺乳瓶の練習をお願いしましたが病院でも哺乳瓶では上手くいかずスポイドの方が上手に飲めているようだとの事で哺乳瓶は購入しなかったと連絡を頂きました。そして予定していた13日の金曜日ですが、どうしても仕事の都合で私が北九州まで行く時間を作ることが出来ず、土曜日に変更のお願いをしました。北九州の方はご自身のお子様(赤ちゃん)を育てておられ、そこに今回の赤ちゃん猫まで来てしまって寝不足となり色々と影響が出ているとのこと。そのうえ土曜日が台風の予報となり、もし日曜日にまでズレ込むと困るとの事で、金曜日の夜、ご主人がご帰宅後に北九州から唐津まで赤ちゃん猫を連れて来て下さいました。
私は急遽、哺乳瓶などの買出しに行き、赤ちゃんが来る準備を整えました。赤ちゃんが来る時間、私は仕事に行っていて福岡で赤ちゃんを引き取る事が出来ないため、シンさんが唐津でハウスの子のお世話をしているので、赤ちゃんは唐津まで連れてきて頂くようにお願いして、唐津まで連れてきてもらいました。

ハウスにやって来た赤ちゃん。最後にしっかりミルクを飲ませて来て頂いていましたが北九州から唐津まで、かなりの距離と時間です。到着ごろにはもうミルクの時間・・・。しかし上手くミルクを飲ませられないとシンさん・・・。
私は早くミルクをあげなきゃ!と、仕事から直で唐津に向かい赤ちゃん猫にミルクを与えました。まずは急ぐので馴れていると言うスポイド給餌を!そして保温性のあるダンボールに移し変えました。
それから哺乳瓶を覚えさせるため、すぐに哺乳瓶に切り替え哺乳瓶の練習を開始しました。もちろん、しっかり飲ませないと命に関わるのでスポイド給餌と兼用で行っていきます。
やっと命の危機を脱したねずみ君と同年齢くらいかと思っていた赤ちゃん猫。ずいぶんとベイビーちゃんでした。ねずみ君のお世話がやっと少し落ち着いて来て、少しは私も睡眠が取れるかと思っていた矢先の赤ちゃん猫の保護となってしまいました。
また眠れない日々のお世話の始まりです・・・。
頑張って育てなきゃ!
ミルクを飲んでお腹一杯になったら、スヤスヤ眠ります(-_-)zzz
まだお手々の上でも、スヤスヤ…スヤスヤ…Zzz
数日後、うっすら目が開き始めました!分かりますぅ???この子の名前は黒ゴマ君と名付けました!
またもやマリンちゃん頼み!
マリンちゃん、この子のお世話もお手伝いしてください<(_ _)>とマリンにお願いしました。
マリンちゃんは『わたし頑張るわ!』と快く引き受けてくれました。ねずみ君と黒ゴマ君、2人のベイビーの母としてお世話を頑張ってくれているマリンちゃんです!赤ちゃんのウンコを促がすのが得意のマリン。マリンが居てくれて本当に良かったです。子育てに大活躍のマリンちゃんです。他の子たちは、みんな赤ちゃんを食べちゃいそうな勢いで、誰でも赤ちゃんをお世話するわけではないので、マリンはとっても偉いのです(*^_^*)
1回に飲むミルクの量は僅か数cc・・・2時間おきのミルクです。いつでも一緒でなければなりません。仕事にも、自宅にも、福岡⇔唐津間も、全て行動を共にしなければお世話できません。車の振動で体力を奪わないようにバスタオルでショックを和らげ、シートベルトで固定して、常に一緒に移動しています。台風など雨の日は車を降りるときに濡れないようにダンボールごとビニールに入れて乗り降りしています。赤ちゃんと赤ちゃんお世話セットを連れ歩く日々はまだまだ終わりそうにありません・・・。引き続き又わたしの子育てが始まってしまいました。成犬、成猫に比べると本当に仔犬仔猫は手が掛かるので大変です。ましてや赤ちゃんとなると大変さは更にその何倍も(>_<)。どうしてこんなにも簡単に大切な命を置き去りにすることが出来る人がいるのでしょう・・・。


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