2007年8月10日
北九州エリアの様子

北九州市動物管理センター訪問

北九州第1エリア
8月7日、北九州市動物管理センター様より第1エリアのお母さんを捕獲したと連絡を頂きました。私達は本当に驚きましたが、お母さんで間違いないと言う事で…本当に驚きました。そして第1エリアの捕獲が行われていることを知り、前回会えなかったチロルちゃん達が捕獲されているのではないかと思い、センターさんに確認を取りました。すると第1エリア近郊で2〜3週間前に2頭の子が捕獲されており、すでに殺処分されていることを知りました。どうして私達に連絡が入らなかったのか尋ねましたが、第1エリアの子達じゃなかったとのご返事…。もう処分されてしまっているので、どんなに悔やんでも考えてもどうすることも出来ないことは分かっています。時間を戻すことは出来ないのですから・・・。それでも処分された子達はチロルちゃん達ではないのか?と不安に押しつぶされる数日を過ごし、その事を知って4日後の今日、シンさんが第1エリアにチロルちゃん達の捜索へ行って来てくれました。もし違うのならチロルちゃん達には会えるはずだ!だけど、第1エリアはもぬけの殻・・・捕獲器が設置してありました。危険を感じてみんなこの場所を離れているのでしょう・・・。しかし本当にお母さんが捕獲されてしまっているのなら、残っているのは子供たち。怖がりでお母さんが居ないと生きていけない子供たち。もしお母さんが居なくなったら餓死してしまうような子供たちです。お母さんと一緒に元の第1エリアから移動してきたチロルちゃん達なら生きていけるでしょう。でもこの新しい第1エリアで生まれた子達は怖がりでお母さんが居なければ人前に出てくることも餌を取りに行くことも出来ないガリガリっ子たちです。どこへ行ったのだろう?やはりどこを探してもチロルちゃん達の姿もないまま・・・。殺処分されてしまった子達がチロルちゃん達なのだろうか?姿を一目だけでも確認したい。でも確認することは出来ず私たちの不安はぬぐわれませんでした。
北九州第2第3エリア
第2、第3エリアへフゥ君とチィちゃん2の捜索へ行きましたが、どちらを探しても2人は居ません。第2エリアの近郊、第3エリアの近郊、グルグル探して回っても会うことは出来ませんでした・・・。みんなが元気で居ることを願うばかりです。北九州、私たちには遠すぎて、何もしてあげられない。ご飯をあげることもままならない・・・。ただいつか動物ハウスに迎えてあげることだけを願って信じて、諦めずに頑張るだけ。どうか願いが叶いますように・・・。
北九州市動物管理センター訪問
本当にお母さんが捕獲されているのだろうか?当会のHPで確認しているので間違いないとセンターの方に聞いていても、きっと間違いないだろうと感じていても、「お母さんがまさか?」という気持も捨てられないままでした。お母さんなのかの確認と、処分されてしまった子達の事をもっと知りたくて、センターへ足を運びました。そしてセンターの中には沢山のワンちゃん達と一緒に間違いなくお母さんが収容されていました。そして、その中にお母さんの子供もいました。センターの方に確認すると、お母さんが収容された翌日にお母さんの子供が捕獲収容されていました。シンさんが「お母さん♪」そう声をかけても誰か分からないでいるお母さん。悲しい目で、ガックリと肩を落としていたそうです。捕まってしまった…失敗してしまった…と落ち込み生気を失ってしまっているお母さんがいるとシンさんから連絡を受けました。もっと声をかけて、お母さんが分からないはず無い・・・そうシンさんに言ったけど、シンさんは「今のお母さんには俺達の声は届かない。今は無理…お母さんじゃないみたいだ」と。それが犬たちの置かれている精神状態なのです。みんな殺される恐怖と戦っています。私たちが救ってあげられるのは、本当にその中の極僅かな子達だけ。どれだけ頑張っても処分される子を全て救う事は不可能なこと。ココに来る子達が減らなければ、何も変わらない。この不幸はずっと続くのです。極限状態に置かれた動物達の気持をもっと理解し、ココへ連れてくる飼主を減らし、避妊去勢を徹底して、これ以上こんな不幸な子達を増やしていけません。なのに避妊去勢手術費用を出すより生まれたら無料で処分してもらえるから・・・という飼主が何と多いことか!命を大切にする、相手の立場になって考える、とっても簡単なことなのに、そして本来なら当たり前の事なのに、こんな簡単なことすら出来ない人がいる。私達はここに収容されているお母さん親子しか迎えに来る約束は出来ない…。みんなみんな助けてあげたいけど、どうする事も出来ないのです。お母さん親子を13日に迎えに来ます。その時には、又新たな子がココへ収容されている事でしょう。この活動は、救ってあげることの出来ない命の多さに心がボロボロになっていく活動です。どんなにボロボロになっても「心を強く持て!負けるな!」そう自分を励ましながら、数少ない命だけれど、救ってあげられる命の為に、年がら年中、私達は命と向き合って頑張っています!お母さん♪もう直ぐ抱きしめてあげられるね!それまで不安だろうけど後3日、センターで頑張るんだよ!

ホームへ