2007年10月8日
北九州エリアの様子

第2第3エリア
第2第3エリアに到着。なかなか会えないのですが、車でウロウロ捜索することで、フゥ君が気が付けば後で出てきてくれるのでグルグル第2第3エリアを回って捜索し、第1エリアへと行きました。
第1エリア
第1エリアもグルグル捜索しましたが、誰にも会えず・・・。今日はサクピーさんに北九州エリアの子達へ手作りご飯を作って頂きました。支援物資を受け取りに寄らせて頂いた小野ファミリーさんには手作り唐揚げを持たせて頂きました。なので何とか食べさせてあげたいと必死の捜索が続きました。
そしてようやく久しぶりにサンカク君に会うことが出来ました。元の第1エリアで会うことが出来たのですが、元の第1エリア近郊の会社に飼われているラブちゃんと一緒に居ました。ラブちゃんは飼主さんに避妊手術の許可を頂いていますが、飼主さんでも捕まらないと言う、ほぼ野良っ子状態なのです。ラブちゃんはハッピーやくま君のお母さん犬です。きっと又新たな命が生まれることでしょう(-_-;)何とかしなければ・・・。でも警戒心の強いサンカク君より警戒心が強く、とても捕まえることは出来そうにありません・・・。サンカク君は前に骨折しているようだとご報告した足を未だ地面に付けずにいるようで、とても痛そうに歩いていました・・・。
手作りご飯をガツガツ食べているサンカク君。ラブちゃんは食べたそうにしているけど近くに来れずにいるので唐揚げを投げてあげると大喜びで食べていました。サンカク君も唐揚げは手から受け取ってくれます。この子も連れて帰ってあげられれば、きっと触れないのが嘘のように良い子なのだと思うのですが、現地ではほんの少しも触れません・・・。
唐揚げを食べては手作りご飯に戻りガツガツ食べています!少し離れてあげるとラブちゃんもガツガツ食べていました。みんなお腹ぺこぺこでいます。今日は栄養のある美味しい手作りご飯をたっぷり食べさせてあげることが出来て本当に良かったデス。
その後、濃茶ちゃんやお父さんやお母さんの子供達を探して回りましたが誰にも会えませんでした。第4エリアも1匹の姿もありませんでした。
第1エリアの子達の餌付けをお願いしている方と会ってお話をしてきました。ガリガリのお母さんの子供はやはり姿が無いそうです。もしかしたら餓死してしまっている可能性も否定できません。どの子かは確認が取れませんが後4匹いて、その4匹には餌付けを行っていてくれているとの事で、本日も姿を確認されていると言うことでした。
再び第2第3エリア
再び第2第3エリアへ来ました。そうすると再度私たちが来るのをフゥ君が待っていました。どこに居るのか?私たちの車の音を聞きつけて出てくるまでに、いつもかなりの時間が必要なんです。そのため先に寄っておくと気が付いてくれれば後で来たときにこうして待っていてくれるのです。しかも待っているときは見逃されないように道路の真ん中で待っています。
フゥ君はいつもチィちゃん2想い。遠くにチィちゃん2を待たせているのですが、チィちゃん2は遠くから見ているだけで、私たちが居ると中々出てきてくれません。

フゥ君は大好物の唐揚げでもチィちゃん2に食べさせようと絶対に先に口にしようとはしません。チィちゃん2にもあげるからお食べ…と言ってもお腹をキュルル〜と言わせながら我慢してチィちゃん2を呼んでいます・・・。
チィちゃん2は姿を写真に撮れるまでの距離には来てくれないので、夜は暗すぎて姿を画像にとらえる事は出来ず・・・。唐揚げと手作りご飯を置いて私たちが離れると、チィちゃん2が出てきて、フゥ君と一緒にご飯をパクパク食べていました。
写真に撮れるかな?と近寄るとチィちゃん2はサッと逃げ出し居なくなります。フゥ君はせっかく一緒に食べてたんだから来ないでよ〜と(^_^;)

そっと遠くから食べ終わるのを待つ事にしました。
とんでもないほどの怖がりのチィちゃん2を必死に護っているフゥ君。チィちゃんが食べたいだけ食べた後の残りを食べているのです。今日は手作りご飯がたっぷりあったので2人ともお腹一杯に食べさせてあげる事が出来たので本当に良かったデス。まるで親が我が子を護る様にチィちゃん2を護って生きているフゥ君。決して自分は食べなくても、チィちゃん2に食べさせようとするフゥ君の愛情。私はこの子を護ってあげたいです。こんな素晴らしい心を持った犬たちが苦しんでいると思うと辛くてたまりません。唐揚げを目の前にお腹をキュルキュル言わせながら何度も匂いを嗅いでは食べるのを我慢したフゥ君の姿。一日も早く動物ハウスで待つ親友のサム君と再会させてあげたい。チィちゃん2と一緒に迎えてあげたい。チィちゃん2はどこかでフゥ君との子供を育てているはずです。遠目からでも子供を育てているおっぱいだと分かりました。栄養失調で育っていないかも知れないし、居場所も分からないのですが、この家族を皆一緒に連れて帰ってあげられる方法はないのだろうか…と考えずにはいられません。あとどれだけこの子達の苦労は続くのでしょうか…。いつになったら私はこの子達を連れて帰ってあげられるのだろうか?この子達が苦しい分だけ私もまた苦しい時間を過ごしています。今の動物ハウスもあっという間に限界頭数に達してしまいました。大きな施設が欲しい・・・でも、どんなに大きな施設を持っても不幸な子はもっともっとたくさん居る…それが今の現実です。避妊去勢の重要性、動物たちを安易に飼ったり(買ったり)手放したりすることの無いよう飼主の責任や義務のあり方、頑張って活動を続けているけど、無念にも福岡はまた殺処分数ワースト1位になりました。この3年ほど7年連続1位という立場から少しばかり離れることが出来ましたが僅か3年で再びワースト1位です。福岡だけじゃない…罪も無い動物たちが毎日殺処分の恐怖の中で、自分の順番が来る時に怯え、震え、仲間が次々と殺されていく中で、想像を絶する恐怖と戦っているのです。そして、その恐怖の末に待っているのは、苦しい苦しい「死」。迫り来る命の期限、生きることも許されない動物たち・・・この子達は生まれてこない方が幸せだったでしょう。だけど、この世に意味の無い命なんてありません。生まれてきた以上、生きる権利も幸せになる権利もあるんです。みんな私たちと同じように心を持っています。痛みも苦しみも感じます。「こんな怖くて辛い思いをするのなら、こんな最期を遂げるなら、生まれてこなかった方が良かった…」そんな想いをさせるべきではありません。たとえ最期の一日でも誰かに愛され「幸せ」を感じて欲しい。私たちは、これからも悲しい現実に立ち向かい努力していくことしか出来ないけれど、いつかきっと人々の意識が変わり殺処分がなくなる日が来ると願って、信じて、頑張ります。どうか皆さまも手を貸してください。力になってください。宜しくお願い致します。

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