2007年12月23日
山裾で老犬を保護しました
G君の捜索中に山裾で行ったり来たり目が見えていないような動きで、歩き方が明らかにヨボヨボの犬を発見・・・。 G君の捜索中…こんな時に・・・と、どうするべきか悩みました。でも放って置くことは出来るはずもありません。犬や猫の捜索時は捜索のためウロウロするので、これまでも高い確率で「保護」が行われてきました。居なくなった子を探していて出会った子を保護して増えてしまう事は多々あります。きっと出会う運命だったのだ…と保護を決意し車を降りました。 ポケット君と同じように手を差し出しただけで目を閉じ頭をかがめ怯えていました。触ると咬み付いて来ました。白内障がきていて、目からは目ヤニが出て左目は萎縮しているような感じが見受けられます。腰が痛いのか?脱水状態で、体に触られるのが痛いのか?ただ人間が怖くて威嚇攻撃してくるのか?抱き上げようとすると、すごい悲鳴をあげ咬み付いてきます。時間を掛けながら、そっと触り安心を与えながら抱き上げ車に乗せました。ガリガリの痩せっぽっちで、抱き上げた時その軽さに驚きました。足もしっかりしてなくフラフラです。ボロボロの首輪とリードの先端だけが付いています。この子もリードが外れて放浪しちゃった迷子の可能性も考えられ、山の下の民家やコンビニなどがある所まで、まずは降りていきました。 写真上の黄色と赤の網はクックちゃん捕獲用の網です! |
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それから、この子を保護した近くの民家に、この子を知らないか尋ねて周りましたが知る人は居ませんでした。近くのコンビニの方にも尋ねに行きましたら、この辺の事だったらとご近所さんに電話をしてワンちゃんのことを聞いてくれました。 すると「その子なら捨て犬」だという事。この辺(保護場所近郊)の子ではなく、捨てられて最近ずっとウロウロしていたらしく保健所に連絡するしかないか・・・という状況だったのです。 この子は動物ハウスに迎える以外に道はありません。G君の捜索を一時中断しハウスに戻ることにしました。 |
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動物ハウス到着後、急いでこの子用のケージを設置中! | ||
タオルケットと毛布を敷いてあげました。 ケージ・タオルケット・毛布、皆様のご支援のおかげで全てのものが揃っており、本当に助かっております。こうして予備があると、こうした急な夜遅い保護にも無事に対応する事が出来ます!本当に有難うございます<m(__)m> |
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豆男(まめお)君と名付けました。 ちょっと抵抗してましたが無事にハウスに入りました。 |
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ご飯も衰弱が見られるのでご支援で頂いている栄養価の高い缶詰と体調を壊しているのでお薬を一緒に与えることに! | ||
ポケット君の水入れとご飯入れを豆男君用にしました。ハウスの上にご飯を置いただけで下からクンクン・クンクンと、これまたポケット君ばりに食欲旺盛のようです。ご飯に目が無い。 | ||
食べる!食べる!食べる! 食べ方は老犬のモゴモゴした食べ方なので多少時間はかかった物の、キレイに平らげお代わりが欲しかったようです。でも一気に食べさせ過ぎるとお腹に良くないので小分けに…ね! |
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新入りが来たときは通常は外出はできません。様子をみてないと、新入りちゃんがどんな行動にでるか、出ようとしてケージをガチャガチャして周りに居る子と威嚇しあったり、突然に大下痢をしたり、吠えまくったり等など、どんな子か分からないし、ハウス内が新入りが来ることによってどんな事になるか分からないのです。G君の捜索に戻らなければなりませんが、そのまま外出する訳にも行かないため、しばらくハウスに留まりました。一度も横にならなかった豆男君も落ち着いて横になり、吠えまくる気配もない事が分かりました。でもハウスの子の方が豆男君が見えて落ち着かずガチャガチャし始めたので、バスタオルで豆男君のハウスに目隠しをしてあげました。その後、状態は落ち着いたのですが、この後どうなるかは未知の世界。本当に分からないけど、豆男君もハウスのみんなも、おりこうさんで居てくれることを願って再びG君の捜索に出ました! | ||
途中、そろそろトイレがしたくなってくるだろうと思い豆男君のお散歩にハウスに戻りました。もちろんハウスの子のおトイレ出しが先です。順序を間違ったら豆男君がハウスの子達に迎え入れてもらえなくなりますから・・・(犬社会を考えるのも本当に大変です) でも豆男君、全然歩かず…腰が抜けたみたいにヘタリ込みます。少し手を差し出しただけで触れても居ないのに、身をかがめ、すごい雄叫び、悲鳴をあげます(>_<)ゆっくり、ゆっくり接して安心させながら、しばらく頑張ったら少しお散歩には行けたけどトイレはしないまま。ずっと食べても飲んでもなかったんだろうと思います。撫でてあげようとすると異様にビクビクして怖がって居ます。撫でてあげようとする度に悲鳴をあげます。かなり痩せていて触ると背骨がゴツゴツあたります。他のワンちゃん(ハウスの子)がクンクンと近寄ってきただけでも、まだ鼻先一つ触れてないのに、これまたすごい悲鳴をあげるため超大変(>_<)な豆男君です。 でも、行く所などないのでしょうね・・・。 さっそく自分からハウスに入る事ができ、そしてまた「ご飯ちょうだい」と。デビフ缶を1缶あげると大喜びで食べました。 そして再びG君の捜索に戻りました! 豆男君に会えたようにG君にも会えますように・・・。 G君が居なくならなければ出会うことはあり得なかった子。 G君が救ったひとつの大事な命・・・豆男くんでした! |
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豆男君を家族の一員として迎えてくださる方 どうぞ宜しくお願い致します!
幸せにしてあげてください!
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