2008年2月23日
北九州エリアの様子

今週も会員の田上さんがエリア視察に行って下さいました!
〜田上さんからのご報告です〜
エリアのみんなに、とまたまた私の職場の方からデビフ缶など高級品をいただきました!初めて食べる高級品にみんなびっくりしちゃうんじゃないかな〜♪よし!私もごちそうを作ろう!と、またまた砂肝1キロ、牛肉ご飯、入り卵を作りました(もう画像も飽きちゃいましたよね(笑)今回から画像はナシです〜。あ、でもたまに素晴らしい出来の時は載せちゃうかな)!ご飯を作り終えたのが午前1時過ぎ。2時過ぎに出るつもりでほんのちょっとだけ横になろう、と念のため目覚ましをかけうつらうつらzzz・・・しかし起きたらそんな時間はまたとっくに経過(>_<)・・・!目覚ましがなって止めた覚えはあるなぁ(笑)・・・と笑ってはいられません!とにかく急ごう!!と顔も洗わず(笑)ご支援品、ご飯、唐揚げ(2キロ購入!)を持ってエリア目指して走りました!

現地に到着したのは6時過ぎ
(←またまた早朝に現地到着で捜索に行って下さいました<m(__)m>)。まだ暗いです。濃茶ちゃんたちを探して新第1エリアをまわりますが居ません。濃茶ちゃん達が結構ウロウロする砂地に足跡を探しますがありません。前に現地のおじさんから「最近は犬たちが単独で行動している」と聞いていましたが、みんなちりじりになってしまったのでしょうか・・・。とにかく探そう!と、元の第1エリアへ。ここも姿はありません。また新第1エリアを往復しながらこれまで濃茶ちゃん達を見つけたことがある地域を回りますが発見出来ません。あまり明るくなるとお父さんを発見できなくなるため第4エリアへ向かいました。
着いてすぐに民子ちゃん(元でっぷりちゃんです。ひるねこ食堂さまが可愛い名前を付けて下さいました!有難うございます!)ものすごく尻尾を振りながら私が車から降りるのを待っています。(全身で喜んでいるのですごくかわいいです。)
唐揚げをパクパクしている間にすみれちゃんも登場!すみれちゃんもすごく喜んで私のまわりをぐるぐる回っています。
もうお腹がいっぱいよ〜〜〜と言ってる2匹です!
真っ暗なのは唐揚げを隠し終えてほっとしているすみれちゃんです(笑)。しかし今日はお父さんの姿がありません・・・。もう明るくなってしまいました。ここでまた濃茶ちゃんたちの捜索に移りましたが発見できません。そろそろでっぷりちゃんたちのお友達のお散歩の時間なのでまた第4エリアへ戻ってきました。
この子も本当に人懐っこくて、私にも飛び掛ってじゃれついてきます。それを見て負けじとすみれちゃんまで調子に乗って(笑)ズボンのすそを噛んでぐいぐい引っ張ってくれます。じゃれついてくれて嬉しいけどズボンが破ける〜〜〜(>_<)
飼い主さんにすみれちゃんのことをもっと詳しく聞こうと思ったけど「すみれちゃんは私も飼い犬と思ってたけどもしかしたら違うかもしれない。その会社の方が毎日ご飯をあげてるし首輪もしてるからそう思ったのよね」ということでした。みれちゃんの飼い主さんと思われる会社が分かったら聞いてみようか・・・と思い、もう一度会社名を聞き場所の確認もしました。
砂肝を一個ずつ食べさせてもらってる甘えのすみれちゃん!
お手も出来るすみれちゃんです!
そしてフゥ君たちの捜索で第3エリアへ。近郊の山をまた探しました。段々に畑があります。降りてあたりを探しますが居る気配はありませんでした。誰かに尋ねようにも誰にも会わなかったので今日は視察をしただけになりました。
そしてフゥ君たちの捜索で第3エリアへ。近郊の山をまた探しました。段々に畑があります。降りてあたりを探しますが居る気配はありませんでした。誰かに尋ねようにも誰にも会わなかったので今日は視察をしただけになりました。
そして新第1エリアへ戻り捜索を続けました。砂地に足跡はなかったけど近郊の森の中にいるのではないか・・・。せめて足跡だけでも確認したい!と丘のうえを捜索しました。しかし足跡はここ最近のだとは思えないものでした。みんなどこに行ったの?捕獲にあったのではないか・・・心配でたまりません。
田上さんが、スミレちゃんを飼っているのではないか?と思われる会社の方とお話をして来てくれました。会社の中には犬小屋を置いて雨風が凌げるように居場所を作っておられ、一日に2度のご飯をあげているそうです。会社の方がスミレちゃんに首輪を付けたそうです。会社の方にスミレちゃんも民子ちゃんも大変なついていたとのこと。すみれちゃんはここに居た野良ちゃんが産んだ子で1歳であること、そしてコロンちゃん達が初めての出産だったとのことでした。この辺りは捨て犬が多くて通報する人も多いため、みんな捕獲されていくので、この子達もココでは幸せにはなれない…この子達を連れて帰ってもらえませんか…とおっしゃられたそうです。最初に「この子を飼っていらっしゃるのですか?」と言う問いには「この子は野良です」と答えられたそうです。イコール飼っていないと言う事です。

一日に二度のご飯をあげて、可愛がり人に十分になつかせ、小屋を与え、首輪を付け・・・それでも「飼っていない。この子は野良です」と言えるなんて…本当に悲しい現実です。この子の子供たちが捕獲されたのも知っていた上で助けられなかったように、この子が捕獲されても間違いなく助けないでしょう。餌を与え育てるだけ育てて殺処分の運命になる仔犬たち…その子達に苦しいガス室での「死」を与えているのは、この無責任な餌やりです。それに対して責任と言うものを全く持っていません。ご飯をあげることの責任や人になつかせた責任と言うのは本当に大きなものです。きちんと責任を持って避妊手術をしてスミレちゃんを飼っているという認識を持ってほしいと思わずにはいられません。この状況はいくらスミレちゃんは野良犬で自分達は飼主じゃないと言っても、法律上、彼らは飼主とみなされる行為を行なっています。ましてやスミレちゃん自身も会社の方々を自分の飼主さんと認識して、この場所を自分のお家であると思っていることでしょう。この方たちを信じている事でしょう。スミレちゃんは信頼している彼らから野良犬だと言われている事も、裏切られる日が来ることも知らずに信じてそこに居るのです。このような無責任な行動がどれほど動物たちを苦しめていることか…。

捕獲の危機にさらされていると知っていて何故リードに繋いで命を守ってあげようとはしないのでしょうか?捕獲をされたら殺処分だと知っていて何故…そうならないように守ってあげようとしないのでしょうか?捕獲されて殺処分・・・そうしてこの子がこの世を去る前に、どうして里親さんを探してあげようともしないのでしょうか?

あまりにも無責任です。

そして、捕獲するセンターさんのことを「犬取り」とか「犬殺し」等と責めたり恨んだりしている人が大勢居ます。でも悪いのは捕獲する人達ではありません。こうした無責任な人間、飼主や餌やりに問題があるのです。死に物狂いで何もかもを犠牲にして動物たちを救っている私たち、同じようにこうした活動を行なっている多くの方が多頭飼育となり「非常識だ」と責められます。だけど捨てる人達は全く持って誰からも責められていません。

いつも苦しむのは同じ人。センターさんも動物達の保護活動をしている人々も、みんな無責任な人達に苦しめられ続けています。

保護する側が肩身が狭い思いを強いられて、捨てる側の人間たちは誰からも非難される事無く平然と暮らしています。

センターさんも「はやく捕獲しろ」と言う声と「捕獲しないであげて」の声の間でいつも苦しい思いをしておられます。一つの命を無理やりに捕まえて、その子を殺したい人なんて居ません。センターに犬を持ち込む飼主だって同じ…自分の代わりにセンターの人に動物を殺させているのです。殺さなくてはいけないセンターの人達の気持ちにもなってあげてほしいです。

飼われながらにして不幸な子達が沢山居る・・・。
動物を飼うと言う事、飼い方、野良たちへの餌付け、避妊去勢の重要性、一人一人が責任を持った行動を取れば現実は変わっていくはずなんです。

動物が苦手な人、嫌いな人も沢山居ます。でもそのような方たちは動物を飼う事はありません。動物を捨てる人、管理センターに持つ込む人は、動物が好きで動物を飼った人達です。可哀想…という気持ちや、可愛い…と言う気持ちで衝動買いをしたり…全ては動物を好きな人が、その責任を持たずに、考えずに、中途半端な気持ちで動物を飼う事によって悲劇が繰り返されているのです。

中途半端な動物好きの、中途半端なその愛情が動物たちを苦しめているのです。

途中で動物たちを裏切るような愛情なら動物たちを飼ってはいけません!どんな生き物たちも私達人間と同じように心を持って生きていると言う事を忘れないで欲しい。

いつの日か、もっと命を大事に出来る国になってくれる事を祈っています。
スミレちゃんは裏切られる日が来ることも疑わずに自分のお家だと思って安心して過ごしているのでしょうね・・・。

この子達も時期に捕獲され殺処分になります。
スミレちゃん、民子ちゃんを迎えてあげられる方がおりましたら是非ご連絡ください!
また捕獲された際には迎えに行ってあげたいと思っておりますが、これ以上の頭数お世話しきれない状態にあります。
救護してあげられるように長期の預かりになるかと思いますが預かりが可能な方がおられましたらご連絡ください!
宜しくお願い致します<m(__)m>

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