2008年5月21日
老猫君を保護しました

ガリガリで骨と皮の子です。
この子に初めて出会ったのは5月11日。シンさんが出逢った子です。

病気なのか餓死寸前なのか骨と皮でフラフラの子がいたけど逃げていくので保護できなかった。

シンさんは保護出来なかったから、その子は死んでしまうだろう…と、とても心配していました。

シンさんはそれから何度も時間を見つけては短い時間でも探しに出かけていました。

一日、一日、と過ぎていく中で生きている可能性は低いだろうと気を揉んでいたシンさん。
5月21日

シンさんから電話がありました!

あの猫を見つけたので追いかけている!
必ず捕まえて来るから置く場所を準備して!と。

そしてシンさんが連れて帰ってきた所です!
何とかとっ捕まえて車に入れ込んだみたいです。

警戒してるので逃げられないようにお部屋に運びました!
すごく怒っていて暴れるので、この時点では性別も確認できず
抱くとビャアーとお漏らしをするような状態でした。
毛が長いので分かりづらいかと思いますが本当に骨に皮が付いてるだけの状態です。

キック君が2階にお引越しを終えていたのでキック君のお部屋に入室しました!
顔は男の子の顔してるよね〜と言いながらも

確実じゃないので名前が・・・付けられない。

栄養不足か、かなりのお年寄りかな?

毛も薄くなってて顔中にノミの糞があるのが見ただけで分かります。

少し落ち着いたのでとりあえず急いでノミダニ駆除剤を滴下しました。
駆除剤を滴下したとこも飲みの糞だらけでした。
子猫用の離乳食をあげると警戒してる中でもガツガツ食べました。
この状況だと一気に与えすぎると今度は大下痢が始まりますので、数時間おきに食べさせるしかありません。
ひどい下痢を起こすと体力が持ちそうに無い子です。
毛が長いので本当に分かりづらいですが
背骨が浮き上がってます。

身は一切ないといった感じです。
耳や耳の回り顎の付近も毛が抜け落ちてしまっています。

右耳はただれて変色してます。
段ボールハウスに入れてあげたら随分落ち着きました。

時間と共にワンワンうるさいけど安全な場所だと感じてきたようです。

足や尻尾も皮だけしかありません。
とにかくヒドイ状態ですが病院へ連れて行く時間が作れないでいます。
落ち着いて確認すると男の子で、体重は1.9キロ。
歯の状態や様子から判断すると、かなりの老猫だと思われます。

シンさんが出会った時から仮名でヨボちゃんと呼んでいたので、そのままヨボ爺てな名前になってしまいました。

一度見かけただけの子をまさかこうして本当に保護して上げられる日が来るとは思ってなかったですが
シンさんともう一度会える運命の子だったのだと思います。
しゃがむと腕の骨が
浮き彫りになってます。
ご飯が終わると
少し気分がいいのか猫座りを見せますが
時間が経過すると
グッタリ・・・となります。
見るに耐えない痩せぶりです。

ほとんど体力と言うものはありません。
十分に気を使って来ましたが、やはり下痢も始まりました。

今は本当に本当に時間が無い中での保護となりましたので
病院へ連れて行く時間がまだ作れません。
下痢と熱も高かかったので
とりあえずは常備薬で治療をしています。

体力がないせいか年齢のせいか鳴いても声がほとんど出ません。
食事の食べ方はかなりの年齢である事を思わせます。

寝起きは目ヤニがヒドイのでお顔を拭いて上げてます。
ご飯は大喜びです。
でもハウスに来て直ぐの1回目と2回目のご飯は、久しぶりのご飯だったのでしょう…スゴイ勢いで食べましたが
その後は食事量は落ちてきています。
食べるのにかかる時間もすごく長いです。
まぁちゃんよりも食欲はあるけどヨボ爺もまぁちゃんと同じような状態です。今は必要量は一日かけて食べる事が出来ていますので食欲が少しでもあるうちに病院へ連れて行こうと思いますが状況は良くないと思います。この状態ですので出来る治療も限られてくるでしょう。
ご飯を食べた直後は丸くなって眠ったりしていますが、少し時間が経てば死んでしまったかのような姿で寝ています。何度も何度も呼吸を確認してお世話に当たってる状態です。

今お世話が大変な子が多く、本当にあっちこっちにお世話に回るという目まぐるしい毎日を送っています。

この子の余生を愛情一杯の中で過ごさせて下さる方はいらっしゃいませんか?

精一杯のお世話をしておりますが、私の精一杯ではあまりにも小さな幸せすぎて耐えられない気持ちで過ごしています。

ヨボ爺はとっても良い子です。保護して数日しか経っていませんが、とてもなついてくれました。当日は人間に抱かれただけで怖くてオシッコをジャアーと漏らしていたのに、今は控え目に可愛らしく甘えてきます。当日の警戒した目を見せる事も全くありません。

幸せを知らずに生きてきたヨボ爺の残りの人生(長くは無いと思います)…沢山の愛を注いでもらって、幸せを沢山感じて欲しいと願っています。愛される喜びをヨボ爺にたくさん与えてくださる方はいらっしゃいませんか?どうかヨボ爺を宜しくお願い致します<m(__)m>

元気に暮らせるとはいえません。ヨボ爺のお世話をするということは介護の生活になります。病院での検査は一通りこちらで行ないます。その後の医療費なども当会で負担いたします。あまり長くはないと思われます。最後のときを愛情を一杯に受けて暮らして欲しいです。ヨボ爺を愛してあげて下さる方はいませんか?どうかヨボ爺の残された日々に幸せをたくさん与えてあげてくれませんか?

お問い合わせをお待ちしております→

ホームへ