2008年5月30日〜6月4日
老犬お兄ちゃんの様子

自宅で介護中の老犬お兄ちゃんは発作を繰り返しており

いつどうなってもおかしくない…そんな毎日となっています。

私にとっては、とてもとても辛いことですが・・・

ハウスの子達のお世話を考えると、私はお兄ちゃんを看取ってあげる事は出来ないと

覚悟しないとならないでしょう・・・。

北九州エリアの子達を救うと決めた時から…

動物ハウスが福岡から唐津へ引っ越したときから…その事は覚悟していました。

覚悟しなければ今ハウスに居る子達を救うことは出来ませんでした。

それでも私は辛くてたまりません・・・。

家族が病院へ通い精一杯の看護をしてくれています。

今となっては病院へ行く行かないに関わらず主治医の先生と連絡を取らない日はありません。

毎日、先生の指示が必要です。

お兄ちゃんが何度も何度も危機に陥り、私は毎日が不安で不安で…怖くて怖くて…たまらない日々です。

私に出来る精一杯のこと、精一杯の時間を、お兄ちゃんに注ぎたいと思って頑張っています。

ハウスの子のお世話が終わったら可能な限り自宅へ戻っています。

5/27老猫まぁちゃんが天国へと旅立ち

5/28葬儀を終え

5/29ヨボ爺を病院へ連れて行ってあげる事が出来て

5/31 ハウスの子達のお世話が終わり、お兄ちゃんの元へ走りました。

お兄ちゃんが危ない!と自宅から連絡があっても

ハウスから自宅まで70キロです。

直ぐに自宅に向かっても2時間かかるのです。

ハウスにもお世話が必要な子がたくさんいます。

果てしなく遠く感じる道のりを胸が張り裂けそうになりながら走っています。

頑張りやさんのお兄ちゃんは何度も何度も危機を乗り越えて

これでもか!これでもか!と頑張って発作と戦っています。

短い時で10分…15分…長い発作だと2時間を越えるときもあります。

そんな発作が日に何度も起きるのです…。

のた打ち回りながらもお兄ちゃんは踏ん張って踏ん張って生きようとしています。

生きることを諦めないお兄ちゃんの姿に…

私達家族もどんなに辛くても諦めてはいけない!

お兄ちゃんと一緒に戦わなければ!と必死の介護に当たっています。

1992年 野犬時代のお兄ちゃんの元に1年間通い

とうとう捕獲され管理センターに収容されてしまったお兄ちゃんを

1993年8月27日に救護しました。

その時のお兄ちゃんは生きることを諦めてしまっていました。

センターに迎えに行っても出てきてくれず死に物狂いで引きずり出しての救護。

人間不信のお兄ちゃんは救護後も生きる希望を捨ててしまっていて

その目は輝きひとつなく死んでいました。

それから長年ケアを続け、今のお兄ちゃんがいます。

生きる喜び、愛される幸せを知り、生まれ変わったお兄ちゃんは、いま、生きよう!と必死に頑張っています。

生きることを諦めないお兄ちゃんの姿に

主治医の先生も最善を尽くしてくださっています!
ハウスの子のお世話が終わって急いで福岡へ。

夜中の4時9分、事故猫なっち君の親族のところへ到着です!

車の時計が光らないため夜は時刻が写せないのですが
今回はハウスでお世話を終えて慌てて出発したおかげで私の頭には
ヘッドライトが付いたままでした(^^ゞ

おかげで時計も写せました!

運良くなっちの親族達も直ぐに出てきてくれました!
久しぶりに4匹も出てきてくれました!

でもゆっくり出来ないので
ご飯だけあげて直ぐに出ました。
自宅に向かう道のりで、もう夜が明け始め

うっすらとお空が明るくなってきました。
家族が病院へ連れて行ってくれていますので、詳しいご報告は出来ておりませんが、お兄ちゃんは全ての検査を受けております。各種血液検査・心電図・レントゲン検査、全ての検査を受けても、推定17歳〜20歳と言う年齢で悪いところがありません。発作の原因で考えられるのは、やはり年齢的なもの老人性喘息ではないかと思われます。他に考えられるのは脳腫瘍など…しかし大学病院まで行ってCTなどの検査を受けて腫瘍が見つかったとしても手術に耐えられる年齢ではないため何も出来ないだろうと言うことです。
動物ハウスが唐津になって私が何もしてあげられなくなったためこうして姉達がタクシーで病院へ連れて行く日々が続いています。
いつどうなってもおかしくない…

そんな緊迫した日々を繰り返しています。
お兄ちゃん不在…自宅の猫ちゃん達だけの日向ぼっこです。
発作が続けば心臓が止まってしまうため最終手段で安定剤が処方されました。ご飯を食べると発作が起きるといった状況に陥っています。その為ご飯を食べさせる事が死に繋がってしまう状況なのです。抗癲癇剤でも抑えることが出来ません。何かを食べようとする…といった行為で発作が起きる…と言う症状が、福岡でも名医の主治医の先生ですら初めての経験だそうです。出来る事は全て行ってきた状況で、その発作を抑えることが出来ないまま、発作の回数も増え、時間も長くなり、本当にいつどうなってもおかしくない状態となり、この年齢ですので安定剤はできる限り使用したくないが、必要量の4分の1と言う少しの安定剤を使い少しボーっとさせた状況(安定剤を飲ませて2時間後)に食事をあげる。それで発作が起きなければ生きていける!この年齢で元気にご飯を食べ、水を飲み、きれいな便をして、検査の数値も悪くないなんて奇跡のようなワンコです。発作さえ起きなければ、まだまだ長生きできます。何とか、この発作を抑えたい!4分の1と言う微量の安定剤を2時間後にご飯をあげるために飲ませました。しかし、お兄ちゃんは、2時間後にご飯を食べるどころか、それから1日以上、起きませんでした。もう二度と目を覚まさないのでは…恐ろしい状況に家族みんなで辛い時間を見守りました。先生もこの状況に驚き、これほど微量でもこの状況になるのなら、やはり安定剤の使用はやめよう…と。上手く行けばと願った最後の手段も、お兄ちゃんにとっては命取り…なす術がありません。
命を奪ってしまうかも知れない発作は日に何度も起きています。
そんなお兄ちゃんのそばを離れられない私に、シンさんが「ハウスの子のお世話は夜まで付き切りで俺が一人でやるから心配しないでお兄ちゃんと居ていいよ」と言ってくれたので、一人で60頭以上の子のお世話をする事がどれほど大変な事か一番良く分かっているのですが、シンさんに全てをお願いしました。もう寝たきりになるのか…もう目を覚まさないのか…心配だったお兄ちゃん、目を覚ましてくれました!気晴らしに抱っこでですがお外に連れ出してお散歩をさせてあげました。首もしっかり支えてあげて、風を感じ緑の匂いを感じさせてあげました。
自宅で餌付け中の野良猫ちゃんです!

まだまだ触れません。
自宅の猫ちゃん達もお兄ちゃん見守っています。
1分、1秒、離れれば、もうそれが最後になるかも知れない。

家族が24時間体勢でお世話をしています。

交代で僅かな仮眠を取りながら誰かが付き添っています。

お兄ちゃんは少しもボケていません。

何でも理解できるし、今でも沢山のことを学習しています。

お兄ちゃん自身、発作が起きないように必死に工夫している事が分かります。

食後は直ぐに横にならないように踏ん張って座っていようとしているので

横になると発作が起きるのかと

お兄ちゃんをしっかり支えて起こしています。

でもどうしようと何かを口にすると恐ろしい発作が起きてしまい

お兄ちゃんは苦しみます。

失禁…オシッコもウンコも出て…

もうダメだ…心臓が耐え切れない…止まっちゃうよ…

そんな状況でも決してお兄ちゃんは生きることを諦めません!

死ぬほど辛い発作に何度も打ち勝っています。

体調を崩しご飯を食べる事が出来ない日は点滴で対応していますが

お兄ちゃん自身がご飯を食べたい時は食べさせてあげるように言われています。

今となっては水を飲んでも発作を起こすことがあります。

何かを口にすると発作が起きているのです。

発作が起きるから水も上げない・ご飯もあげない。

普通に食欲がある子に何も与えないなんて事は出来ません。

食べる事が大好きで美味しい物を食べたいお兄ちゃん…。

でも、食べさせるのが怖い。

それで死んでしまうかもしれないから・・・ご飯をあげるのが怖い。

言葉で伝えられない苦しい中でのお世話となっています。
シンさんのおかげで
お兄ちゃんと16時間近く一緒に過ごし
夜8時前に自宅を出て
ハウスへ戻りました。
離れる事は…もう二度と会えないかも知れない事を意味しています。お兄ちゃんは本当にいつどうなってもおかしくない中で懸命に生きているのです。私達家族と少しでも一緒に居ようとお兄ちゃんは頑張っています!お兄ちゃんの側を離れるのは本当に辛いです。でもヨボ爺や豆男クン、G君、ハウスっ子達が私を待っています。姉も妹も泣きじゃくってお世話をしているので、お兄ちゃんは何でも分かる子だから泣いちゃダメだよ!どんなに辛くてもお兄ちゃんの前で泣いちゃダメだよ!そう言ってお兄ちゃんの事を家族にお願いしてハウスへ向かいました。
私は可能な限り自宅へ戻っています。

年齢を考えただけでもお兄ちゃんに残された時間は短いのです。

そのうえ発作と言う恐ろしい爆弾を抱えています。

シンさんも仕事を全部キャンセルしてハウスに居てお世話をしてくれています。

ヨボ爺のご飯や薬、幸太郎のご飯、薬が必要な子の薬など
シンさんが分かるように準備して、いま私は可能な時間全てをお兄ちゃんに注いでいます。
寝ずの毎日が続いていますので運転中はご支援で頂きましたガムが大活躍しています!

有難うございます<m(__)m>
ハウスが福岡から佐賀になって交通費も恐ろしいほどになりました。

今となってはレギュラーガソリンがリッター168円とおぞましい金額です。

ハウスが佐賀になっても頑張ってやっていけているのは
活動を支えてくれている全国の皆さまのおかげです!

本当に感謝しています<m(__)m>
6月3日 18時半 1時間半に及ぶ発作に打ち勝ったお兄ちゃん。

それから10時間が経過した夜中

正しくは6月4日 午前4時30分に私は自宅に到着しました。

姉夫婦も妹も全員がお兄ちゃんに付き添っていました。

誰もがお兄ちゃんの側を離れられずに過ごしています。

義兄も夜が明け6時から2時間ほど仮眠を取っただけで仕事へ行きました。

お兄ちゃんも一人でいるのは怖いようで必死に側にいようとします。

そんなお兄ちゃんが安心できるように

いつもしっかり見守ってあげています。

発作が起きた時、何がしてあげられる訳でもありません。

何かを口にする事で起きる発作は発作を抑える薬を飲ませる事でも起きるため
薬を飲ませる事も様子を見ながらのものとなっています。

何もかもが死と背中合わせです・・・。
24時間、目を離さずにいます。

眠っている間はそっと見守ってあげています。
ご飯が大好きなお兄ちゃん!食べたい気持ちを無視したり、食べる喜びをお兄ちゃんから奪う事など出来ません。生きるためにご飯を食べる事は必要なことです…でもその必要な事がお兄ちゃんにとっては命取りになります。固形物では100%発作が起きます。水を飲んでも発作が起きる事もありますが、水のような状態の流動食なら食べても、今の段階では発作が起きる確立が少しだけど低くなっています。でもそれはミクロな粒も残さない流動食です。ヒルズのa/dはパテ状ですが、それでもダメなので、まずフードプロセッサーにかけます。それを今度はすり鉢ですりあげます。すり鉢でする時に少しずつだし汁を入れていき水状にしていきます。次にザルでこしていきます。
お兄ちゃんが欲しがっても一度に多くの食事を取らして上げることが発作に繋がるため出来ません。だから少しでも栄養を高めないといけないため流動食を混ぜていきます。フードプロセッサー、すり鉢、ザルでこす…この工程を、何度も何度も繰り返します。ミクロな粒も命取りになるお兄ちゃんの為に、これでもか!これでもか!と死ぬほど繰り返してお兄ちゃん用のご飯が出来上がります。
出来上がるのを待っていたお兄ちゃんは喜んで食べています。と言うか舐めて飲んでいます。食べたら発作が起きると言った状態で、きっとお兄ちゃん自身、食べる事が怖いだろうと思います。でも本当にご飯を楽しみにしているんです。こうして食べた後はお兄ちゃんも発作が起きないように自分でも工夫しながら頑張っている姿は表彰してあげたいくらいです。食後1時間はいつ発作が始まるか分かりません。食べさせる事も怖いし、そのあとは固唾を呑んで見守る時間となります。1時間から1時間半を経過したら安心できるのですが、その間は心臓が張り裂けそうになりながら、側に居て呼吸の変化を見守り続けます。
発作が起きずに1時間半が経過しました!

姉と私は手を取り合って泣きながら喜びました!

ご飯の前にはトイレに行くって言って
フラフラな体で踏ん張ってお外でオシッコをしました。

そして朝ご飯を食べて、1時間半が経過して

私も姉も本当にホッとしました。

そして何よりお兄ちゃん自身がとてもホッとしたようです。

久しぶりの日向ぼっこにお兄ちゃんがリビングへ来ました!

もちろん体を支えて連れて来てあげたのです。

お兄ちゃんが何を言っているのか何でも分かりますから♪

それから6時間もお兄ちゃんは私の横に居てくれました(*^_^*)

枕をして安心してグッスリ眠っているお兄ちゃんです!

そっとしている時間は音を立てないように・・・

起きている時間は介護に当たっているので・・・

写真は少ないですけど、

お兄ちゃんは本当に信じられないパワーで頑張っています!

今日もシンさんが仕事を全部キャンセルしてハウスのお世話に当たってくれましたので

私は夜までずっとお兄ちゃんと過ごしてハウスに戻りました!
発作はおきていますが

その後も流動食スープご飯で

お兄ちゃんは頑張っています。

流動食は購入しておりますが
ヒルズのa/d缶やブドウ糖・ワンワンカロリードリンク・レトルトフードは
皆さまにご支援で頂きましたものです!

お兄ちゃん用に使用しています!

お兄ちゃんにもハウスの老犬ちゃん達にも必要な物ですので
是非ご支援下さいますようお願い致します!

レトルトフードも完全に水状になるまで
フードプロセッサー・すり鉢・ザルでこしています!

お兄ちゃんは全然ボケてなくってお味の分かる子です(^^ゞ
高栄養で美味しそうなものなど助かります!

食べなかった物はハウスの子が食べますので
少しも無駄には致しません!

お兄ちゃんやハウスの高齢犬たちへ
ぜひヒルズのa/d缶・レトルトパウチなどのご支援
宜しくお願い致します!

ヒルズのa/d缶のストックがありませんので
ヒルズのa/d缶をご支援いただけましたら助かります!
今a/d缶と流動食がお兄ちゃんの命綱になっています。

どうか宜しくお願い致します

会員様へ
お兄ちゃんの毎日の様子は会員サイトにて姉がお届けしています「今日のボクちん」を更新しておりますので、そちらもご覧下さいね!病院へ行った際の写真など重複している部分もありますが「今日のボクちん」を覗いてあげてください!


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