我家の老犬お兄ちゃんは

主治医の先生も驚くほど何度も何度も危機を乗り越え

本当に懸命に生きていました!

昨年は発作が治まらずに

皆様にも大変ご心配をおかけしましたが

それから1年、今年の桜も見届けた

とってもとっても頑張り屋さんな

お兄ちゃんでした!
アンヨが利かなくなってからも、お気に入りの尻尾持ち上げスタイルでお散歩も楽しんでいました。
何とか踏ん張りが利く前足で”よっこいしょ!”と自分でチコチコ動いたりする世話の焼けるお爺ちゃんでした。
会員さまはご存知の事だと思います(~_~;)

鏡を見て身だしなみを整えるのが大好きなお爺ちゃんなお兄ちゃん。

体が利かなくなっても「寝たきりにはならないぞ!」と

よっこいしょ!よっこいしょ!と鏡の前に移動。

ボクちん可愛いかな?今日もハンサムかな?と鏡を覗いています(~_~;)
仲良しのニャン達に負けてられないワン!と

ニャン達に見守られながら、お兄ちゃんは頑張っていました。

←お兄ちゃんと大親友のコゼちゃんです!
出来るだけお兄ちゃんに会いに自宅へ戻っていた私ですが

ハウスが唐津となってしまってからは

数日に一度が週に一度…そして月に1〜2度戻れるか戻れないか…そんな日々でした。

もう残り僅かな時間しかないと覚悟しなければならなくなってからも

多くの時間を作ることは出来ませんでした…。

私が持病を抱えている事もあり自宅に戻れば姉は

お兄ちゃんの介護に…心配して私のご飯まで準備と大忙し

お兄ちゃんのお世話が出来るほんの少しの束の間の時間…。

私にとっては本当に大切なお兄ちゃんとの時間でした…。
自分で力む事が出来なくなってからは

腸をマッサージして排便をさせてあげてました。

自分でウンコも出来ない状態になってからでも

寝たきりにはならないぞ!って

こうしてお散歩も行っちゃうお兄ちゃんでした。
ウンコのお世話。オシッコのお世話。寝返りをうたせてあげること。利かなくなったアンヨのマッサージ。

排便をそくす腸のマッサージ。オシメの取替え。お水を飲ませてあげること。ご飯を食べさせてあげること。

必要なお薬を飲ませてあげること。

24時間の介護は本当に大変な物だけど、それはお兄ちゃんとの大切な最後の時間です。

大切な家族であるお兄ちゃんが
少しでも楽に、少しでもゆっくり、少しでも快適に、少しでも多く幸せに、1日1日を過ごせるようにしてあげる事が出来るのは
その子の飼主である家族しかいないのです。

老犬になって世話が大変!お金が掛かる!病気になった!ボケて吠えてうるさい!

こんな理由で多くの老犬たちが飼主の手によって管理センターに持ち込まれています。

小さかった時、若かった時、年老いる前までは可愛がってくれた飼主に裏切られる子達の気持ちを考えて見てください。

どんなに大変でも飼主の努めです。どうか最後の日まで変わらぬ愛情で育ててあげて欲しいと思います。

もし貴方が親に捨てられたら、どれほど辛いか想像してみて下さい。

動物たちも私達人間と変わらぬ『心』を持っています。それを忘れないで下さい。

どんな子も、どんなに老いても、愛情ある飼主の胸の中で最期の日を迎え眠りにつける事を願っています。
ご飯を食べて、お水を飲んで、お散歩して、体をキレイに拭いてもらって、お着替えして

『ありがとね』ってお休みになるお兄ちゃんです。

でも体がきつくなったら「ふおーん!ふぉーん!」と鳴いて呼ぶので

人間組みは24時間体勢で介護です。
お兄ちゃんのお友達ニャンたちです。
お兄ちゃんを見習って鏡を覗きこんでは身だしなみを整えるようになった黒猫オッド君(^^ゞ
お兄ちゃんへ♪ご支援いただきました馬肉です!

お兄ちゃん、しっかり受け取って食べてくれました(*^_^*)

本当に有難うございました<m(__)m>
馬肉を御馳走になって『ごちそうさまでちた』のお兄ちゃまです

体を支えてあげて、二人掛りでご飯を食べさせてあげたので

の写真がなくてゴメンなさい。

久しぶりの満腹顔です
たくさん御馳走になってお腹満腹でオネムしてます
お兄ちゃんも満腹になったら

私も姉の栄養満点ご飯です。

納豆たっぷりチヂミまで出てきて

私まで久しぶりにお腹がはちきれるほど満腹に(^^ゞ
後足のみならず、前足も利かなくなったお兄ちゃん。

やはり専用のハーネスはお嫌いでお手製タオルハーネスです。

後ろはいつもの尻尾持ち上げスタイルで前がタオルハーネス(^^ゞ

人間は腰痛地獄でした。
前足も利かなくなってアンヨが引っくり返ってしまっているの分かりますか?

それでも気持ちだけは若いお兄ちゃんは『お散歩行く!』と言い

頑張って歩くんです!

時には走ろうとしたりするスーパーお爺ちゃんでした!
オシメを取ってお外でチョボチョボおしっこ!

垂れ流し状態なので、あまり意味は無いのですが

お兄ちゃん自身が「ボクちんお外でおトイレしたよ!」って得意気になれて

本人の気持ちが、と〜っても気持ちよいのです(~_~;)
お兄ちゃんが亡くなる3日目の3月23日

私がお散歩に連れて行ってあげれた最後の日となりました。

持つのはリードではなく尻尾ですが

お兄ちゃんと夜のお散歩に出かけました。

この時はこの日がお兄ちゃんとの最後の日になるとは…

もう一度、ん〜ん2度3度、会えるって願っていた私でした。

私自身が病気になり活動も抑えていたある日に北九州の子達と出会い

もうひと踏ん張りしよう!出来るはず!って再び全力で野犬たちと向き合い

それによってお兄ちゃんと過ごせる時間は激減しました。

もちろん姉夫婦や妹がいなければ

我家(自宅)最後の子となる老犬お兄ちゃんを抱えて今の道(唐津へ来る事)を
選ぶ事は出来ませんでした。

家族が我家の子達(自宅保護の子達)を大事に大切に想って

何十年と私と動物達と一緒に暮らしてくれてきたから

だから私は家族にお兄ちゃんをお願いする事ができ今の道を選ぶ事が出来ました。

私自身は老後のお世話をしっかりしてあげる事が出来なかったこと…

残り少ない時間を離れ離れに過ごしたこと…

たくさんの悔いがあり、でもそれと引き換えに救えた子達が居ること…

いろんな思いが渦巻いて気持ちが整理できずにいました。

でも、それは私自身の気持ちであり

お兄ちゃんは家族の愛の中でいっぱいいっぱい幸せな老後を過ごす事ができました。
3年前のお兄ちゃんです(*^_^*)

どの子もみんな私に沢山の思い出を残してくれます♪

そしてみんな、いつだって私の胸の中に居てくれます♪

ジャパンユニホームを着てサッカー日本代表を応援しているお兄ちゃん!

2006年のクリスマスイヴ!
ケーキの前でルンルンお兄ちゃん♪




おでこに渦巻きシールのお兄ちゃん
我家には沢山のお兄ちゃんアルバムがあります
若し日のお兄ちゃん!
我家に居た沢山の仲間達と走り回っていた頃のお兄ちゃん♪
我家に居た何十頭もの仲間達と天国で再会しているでしょうね。

写真はお散歩メンバーだったココちゃんとユニオ君とお兄ちゃんです!

そして、長く離れて暮らした家族たちと再び肩を寄せ合っているでしょう。

お兄ちゃん一家の中でナイーブな性格上の問題から里子に出してあげる事が出来なかったお兄ちゃん。

我家で共に暮らしたみんなを見送って、自宅最後のワンとなったお兄ちゃん。

愛情を独り占めの老後を過ごしました。
前の自宅で暮らしていた頃のお兄ちゃん!
出会ってから17年分の思い出は

語りつくせぬほど沢山だね。

あの日、お兄ちゃんに出会わなかったら

お兄ちゃんはあのまま殺処分されていた…

今も同じように消えている命がある…

いつか無くなるといいね…

生きる事も許されない『殺処分』
お爺ちゃんになって小さくなったけど丸々してたお兄ちゃん♪

若さ満々の全盛期の頃にはバイクでお散歩の練習もしたね!

一緒にお風呂に入ると私の体中を舐め回すお兄ちゃんにいつも笑いが起きていたね!

顔が小さいから首輪抜けも得意だったね(~_~;)

首輪が駄目なら!って胴輪にしたって猫のように柔らかい体で起用に胴輪を外してくれたよね(~_~;)

いろんなお兄ちゃんが霞むことなく胸の中に居るよ。
お兄ちゃんの事が大好きだったニャンの豆朗君!

『お兄ちゃ〜ん』って天国で飛びついてきたんじゃない?

自宅最後のエイズ白血病のニャンとなった豆朗君は

本当に我家のニャンやワン達、どの子ともお友達になっちゃう子でした。

どんなワンやニャンが来たってお友達になれるまで頑張って

絶対に親友になっちゃうのです!

写真はそんな豆郎君と超人間不信だったユニオ君。

天国にもお兄ちゃんを大好きな皆がいっぱい居るね!
今の自宅でのお兄ちゃん。

高齢だったこと…

とってもナイーブな性格なこと…

場所が変わることがお兄ちゃんにとって、どれだけ不安なことか…

たくさん心配事があったけど、お引越し、よく頑張ったね!

前のお家でも今のお家でも沢山の思い出を作れたね!

お兄ちゃん『ありがとう』

天使になったお兄ちゃんへ