2007年2月12日
マリンちゃん手術のため動物病院へ

マリンちゃん
手術前日のマリンちゃん。いつでも同行犬マリンちゃん。保護して以来、初めてマリンと離れます。心配です。管理センターより救護して11ヶ月。必ず訪れると分かっていた乳腺の摘出手術。保護した際は心臓も止まりかけているほどの鼓動、骨と皮になって生きていたマリンちゃん。保護後、まずは体力の回復から始め、皮膚炎や耳の治療、実に7ヶ月もの期間治療が続きました。その間も手術ができるかどうか先生の判断を待ちながらここまで来ました。これまでに2度ほど手術の予約をしましたが一度目は風邪をこじらせそちらの治療になり手術を見送りました。そうして2度目は保護したいよ君からの疥癬と皮膚炎の感染でその治療に入り手術を見送りました。この子はいつも元気で笑顔で過ごしていますが、なんだかんだと治療をしていない期間がないほどで、先生も手術に関してはとても心配していました。3度目の手術の予約、今回は見送ることなく手術を受けることになりました。先生にこの11ヶ月ずっと経過を診てきていただき、十分に話し合って右側か左側の片方の乳腺の摘出を行う事になりました。皮膚を切り取る事になるので両方の乳腺を同時に取ると皮膚が突っ張る事や手術にかかる時間、この子が手術に耐えられるかなど色んな事を考えた結果です。今回のマリンちゃんの手術にかかる費用7万円は最初に手術を予定していた去年の6月に、その際にもご報告させて頂きましたとおり当会をずっと応援して下さっておられる支援者の芦田様、加納様、ルビ子の乳母様から手術費用のご寄付を頂いております。これまで大切にお預かりさせて頂いておりましたので金銭的なものは安心して手術に出す事が出来ました。手術まで随分と時間がかかりましたがマリンちゃんの体調・体力がやっと手術が出来るようになりました。手術費用をご負担して下しました芦田様、加納様、ルビ子の乳母様、本当に有難うございました<m(__)m>
●マリンちゃんが管理センターに収容されていた時の様子はこちら

●マリンちゃんをセンターから救護した時の様子はこちら

2月12日 手術当日
自分が手術に出されるとも知らずに、また私達と一緒にお出かけと思って喜んで出かけるマリンちゃん。
十分におトイレをさせて病院へ到着したマリンちゃん。
マリンちゃんの体重を念入りに計っている私。先生も出来ればしたくないと心配している手術だし、うちで一番のオチビさん。なんと言っても猫ちゃんよりチビさんです。こんなに小さいと本当に心配で(^_^.)

マリンちゃん3キロ!
エリザベスカラーを付けられて「えっ?私何をされるの?」と心配顔のマリン。
今度はシンさんに向かって「ねぇ?ねぇ?私何されるのー」と言ってるマリン。手術前の検査の為に採血をされるのです。
それから大好きなお洋服を脱がすことに・・・。
手術の準備のためガス麻酔が注入される箱に入ったマリンちゃん。もちろんまだ麻酔は注入されていません。これから1時間以上に及ぶ手術前の検査です。本当に手術を行える体かどうか血液検査の結果や心電図まで、十分な検査を受けるのです。箱に入れられたマリンは不安がって出して出してと吠えまくりました。この子が興奮するから私達は付き添えず帰らなければならなくなりました(T_T)本当に大丈夫かしら?先生に結果を電話してもらうようお願いしてマリンと別れましたが、置いて帰られると感ずいたマリンは怒りまくっていました。あぁお願いだから興奮しちゃダメよ・・・。
1時間ちょっと後、先生から電話を頂きました。腫瘍が大きくなってる右側の方の乳腺を摘出しようと言う事と、悪性の癌なのか良性の物か組織検査を受けるかどうかの確認と、子宮水腫だったという事。組織検査を受けるには又更に高額なお金が必要になるし悪性か良性かはお金をかけて調べる必要はないと思うと先生からアドバイスがありました。犬の乳腺腫瘍の60%が良性で40%が悪性だそうです。悪性であればどの道それはそれでどうしようもなく、良性であれば右側の乳腺摘出後、左側の腫瘍がなくなることも多々あるそうで、そうなれば1番いいし、マリンちゃんに掛かる負担を一番軽減させるためにも経過を見て左側も手術を受けた方がよければ再度片方の乳腺を摘出すればよいとの事でした。2ヶ月から3ヶ月ほど経過を見るとの事でした。子宮水腫については一緒に摘出手術を受けなければ子宮膿腫になっていくとの事で一緒に手術を受けることに致しました。お話が終わり手術に入るとのこと。手術後に再度ご連絡をもらえるようお願いしてマリンちゃんの手術の成功をひたすらお祈りしました。
手術完了後、先生から連絡がありました。無事に手術が終わり麻酔から覚めたけど大きな手術で痛いので軽く安定剤をかけ眠らせているとの事。100%の手術はありませんから、まだ確実に大丈夫だとは言えないと言われました。いつものように何かあったら直ぐ電話をもらえるようにお願いして電話を切りました。
手術翌日の夕方、病院へ会いに行く時間がなかったので先生にマリンちゃんの様子を聞くために電話をしました。痛がって落ち込んでるだろうと心配で心配でたまらない一日でした。しかしマリンちゃんは怒りくるってエリザベスカラーをしているにも関わらず点滴を食いちぎり格子に噛み付いてウゥウゥ怒りまくっているそうです。点滴を付け直し安静にしていなきゃいけないのでボーっとなるくらいに安定剤をかけているとの事でした。そして、ウンコまみれになって超汚れているそうです。先生が出来る限りキレイに拭いて下さっているそうですがキレイには取れないとか・・・。術後シャンプーも出来ないし困ったなぁ・・・。でもとても痛がっているとは思えないほど本人は怒り狂っていると聞いて、ぐったりジトーっと落ち込まれているより良かったように思います。しかし…入院中は絶対にマリンに会いに来ないように言われちゃいました。私が行くと興奮するし、また置いて帰られると暴れだすから絶対々来るんじゃないぞ!逆にマリンが可哀想だからな!と。だからマリンに会えるのは退院予定日の16日か17日です(;_;)

今回の術後の経過次第になりますが、2ヵ月後か3ヵ月後に左側の乳腺摘出手術を受ける事になりました際は皆様、またどうかお力をお貸しくださいますよう宜しくお願い致します<m(__)m>

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