2007年6月11日
北九州市動物管理センターより第4エリアの子を救護

北九州第4エリアの子を救護・・・この子の救護経緯・・・詳しくはこちらをご覧下さい。管理センターからのご連絡報告
第4エリアの子が7頭捕獲され、今回私達に救護することが出来たのはこの子1頭だけでした。この子とは、たった一度しか現地で会ったことはない私達ですが救護に行くと「助けて!」といっぱいいっぱいこちらまで来ました。まだ人間を信じて、こうして助けが来るのを待っている子達がこの檻の中には沢山います・・・。1秒1秒、秒針が進むたび、この子たちは死への階段を登っているのです。秒針が進むたび生きていられる時間が1秒1秒減っているのです。死刑執行という、とてつもない恐怖の中で・・・。毎日毎日、この恐怖を味わっている動物達が管理センターの檻の中には沢山いるのです。その1秒、あなたは何をしていますか?ほんの少しでいい、一日のうちの数秒でいい、あなたの人生の一日の中のほんの数秒…苦しんでいるこの子達に目を向けてあげてください。ほんの数秒「いま恐怖に怯えて震えている命がある」事を思い出してあげて下さい。きっとそこから何かが生まれてきます。
仲間の分まで幸せになるために。この子はもう一度、日のあたる場所へ戻ってきました。
動物ハウスに到着。残してきた仲間達の事を思うと手放しで喜ぶことは出来ません。救える命よりも救えない命の方が遥かに多いのですから…。だけど、それでも、何もしなければ1匹も救えないのです。目の前の現実を目の当りに、どんなに辛くても悲しくても『頑張るのみ』です。

「怖かったろう…不安だったろう…」と、抱きしめてあげられる命がたとえひとつだけだったとしても…。
シャンプーをしてあげようと思って準備はしたものの、長い時間、車に揺られてとても疲れきっている様子だったので、すぐにゆっくり休ませてあげることにしました。どこのお部屋にしようか?悩んだ挙句、第1エリアの子組みのお部屋に入れる事に決定。みんなにご挨拶に行っても、新入りが来ると、やはりどの部屋にも威嚇をする子がいるので、怖くないようにケージをタオルケットで包んであげました。ご飯もしっかり平らげました!今日はゆっくり寝れるといいね・・・オヤスミ・・・こんがり君。なぜか自然と『こんがり君』と呼んでいました(苦笑)

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