2009年11月18日

北九州エリアより12頭目となります子の捕獲と救護しますご報告

今回、北九州エリアより捕獲されました子達の詳細は→@ABCDE

前回のHPのアップ後、北九州エリアより12頭目となる子がセンターに収容されまして

現地にまだ1匹いると言うタラオ君一家の子なのか?それとも第1エリアの子達なのか?

救えるのか?救えないのか?

命に期限がついてしまった子を目の前に、様々な問題と再び向き合い、話し合いを繰り返す毎日を過ごしておりました。

現在の状況と向き合わざるを得ない状況に簡単に結論を出せる問題ではなく…時間が過ぎ…

とにかく目をそむけずに確認だけはしなくては!と収容されています子の確認をしました。

これまでタラオ君一家の捕獲が続いておりましたが今回は第1エリアの子が捕獲収容されていました。

  

この子を救ってあげるために、いま懸命に頑張っております!

どうかご支援ご協力をお願い致します<m(__)m>

第1エリアで生活していた時のこの子の様子はこちら→@A

タラオ君一家であれ…エリアの子達であれ…

幸せひとつ知らずにただ必死に、生きる為に想像を絶する苦労の中を頑張っている…そんな「野犬」と呼ばれる子たちを

1匹でも多くその生き地獄から救ってあげたいと、私達もまた、ただ必死に頑張っています。

この子達の先にあるもの…それは餓死や病死、事故死、そして生き延びたとしてもその先にある運命は殺処分と言う「死」だけなのです。

生涯をまっとう出来る野良ちゃんなど1匹もいないのです。

野犬として縄張り争いや飢餓、病気やケガ、センターでは野犬から飼われていた犬や猫たちの殺処分、実験動物…

ブリーダーの元で飼い殺しの日々を送っている犬や猫たち…

自殺をする事が出来る人間であったなら

とうに自殺をするような苦しみや恐怖の中で、飢えや迫り来る死の恐怖と戦いながら生きているのです。

せめて縁あった子達だけでも、その中から救い出してあげたい!

ただただその思いで人生の全てを捧げて私達は頑張り続けています。

それでも救えない命の多さに数え切れない涙を流してきました。

きっとこれからも乗り越えるには苦しすぎるほどの多くの苦しみや悲しみ、そして「悔しさ」…と戦い続ける人生であるだろうと思います。

小さな命を救うために自らの命を削らなくてはいけない現実…世の中がもう少し優しい世の中であったなら…そう思わずにいられません。

本当に毎日が苦しいです。これこそ生き地獄と言っても過言ではない日常が私達の毎日です。

それでも皆さまの優しさに包まれたり、救った子の笑顔があったり、目の前には心を癒してくれる小さな幸せが溢れています。

その小さな幸せを噛み締めて生きています。

私達には、里子に出してあげれずにる動物達に大きな幸せを与えてあげる事は出来ません。

だけどハウスの子たちも私達と同じように目の前にある小さな幸せを噛み締めてココで笑顔で暮らしてくれています。

その小さな幸せがどんなに私にとって大きな物か言葉に出来ないほどの物であるのと同じように

この子達にとっても、その小さな幸せが宝物であるのです。

何とか救ってあげたい!その思いはどの子に対しても同じで、強く強く…そう願っています。



確実に命に期限が出来てしまったこの子…。

どんな気持ちで死へと続く時間…その1分1秒を過ごしている事でしょう…。

この子に生きる道をひらいてあげる事が出来るのは私達だけ。

私達はこの子を救うために最大限の努力を重ねて来ました。

それでも…この子を救えば今月を乗り切る事は出来なくなるだろうと判断できるほど金銭面は限界状態…。

この子の為にご支援を呼びかけても救えない事は目に見えるほどの状況に呼びかけも諦めるほかありませんでした。

それでも、この子の命を何とか守りたい!

皆さまにもこの子の死を報告しないでよくなるように!と私達は1秒も諦めずに駆け回りました。

現実問題として、寒暖の差で老犬たちは体調を崩しており

小鉄君は癲癇発作を毎日何度も繰り返しており、現在は少し落着きましたが

数日前まで大変な状況でずっと付き添って看病してる状況でしたし

G君もやっと落着いたところですが

食事も受け付けないほど高熱を出し、嘔吐と下痢…僅かに摂れた食事も吐き上げてしまうような状況が続いていました。

現実的に大変厳しい金銭面…

ハウスっ子達全員、フィラリア予防など命に関わる物は何が何でも頑張って行っていますが

ノミダニ駆除については、厳しい状況に少し間を空けてしまった事で、ノミの発生が起きてしまい

何とかせねば!と、11月11日にやっとやっと犬猫全頭のノミダニ駆除剤を終えた所です。

フィラリア予防、ノミダニ駆除、2〜3匹なら大きな負担にはなりませんが何十頭もの子を抱えていましたら

それは毎月重く圧し掛かってきます。

やっと予防や駆除剤を終えても、たった30日の間に次のお薬を準備しなければならないのです。

ハウスっ子達を養う事、ハウスを維持すること、毎月々それはもう本当に大変です。



それでも今、センターで救いの手を待っているこの子を救ってあげたいと願って止まないのです…。

年が明けてからとなりますが会員様よりハウスっ子の里親希望を頂いている事もありまして

出来るものなら何とかこの子を頑張ってハウスに迎え入れてあげたいと願い頑張っていました。

ハウスっ子を迎えるために会員さまは「ワンちゃんは不可!」と断られ続けても

ずっとハウスっ子を迎えられるお家へお引越しするために「お家探し」を続けてくださっていました。

そして年明けにはハウスっ子を迎えられるお家にお引越しできる事が決まったとの吉報のご連絡が

この子の捕獲と同時期に会員様よりあったのです!

少し先には必ず幸せを掴み、どの子を迎えて頂くかはこれから里親さまと一緒に決めていきますが

ハウスっ子がこのハウスを旅立ち幸せになるんです!

里子に出る子が居るのですから

お母さんや順ちゃん、クロちゃん、恋茶ちゃん達の血をひくこの子を

何とか!何としてでも!どうしても救ってあげたい!と思う気持ちを消す事ができませんでした。

しかし新しい子が来ましたら起きる問題も多々ありますし、

第1エリアの成犬で男の子ともなればハウスはとても大変な事になるだろうと予想されます。

センターでも威嚇をしているそうで、この子はかなり警戒心が強い子であると、この子の状況を知らせて下さいました。

一度も接触をした事も無い子ですし、大きさもある子なので、

現実的にセンター内であっても無事にこの子を捕まえる事が出来るのかどうかは分りません。

相手(ワンちゃん)は「殺される!」と思って暴れたり逃げ回ったり威嚇したり攻撃してきたり

自分の身を守るために必死になるのですから、こちらも心して掛からないといけませんし常に成功の保障は無い中での救護なのです。

救護すると言う事は何とか無事にこの子を捕まえて連れ出さなければハウスに迎えることも出来ないのです。

最悪、成功しないと言う事も考えられる事はご理解ください。

人に一度も触れられた事も無いような子達の救護ですから常に付きまとう問題なのです。

救護できてもケージやバリケンに入ってくれる子、気が狂ったように暴れる子、繋ぐ事が出来る子、出来ない子

触る事が少しでも出来るのか?全く出来ないのか?

威嚇がどれくらいなのか?人間に対してだけなのか?ハウスの犬達に対しても威嚇攻撃をするのか?

どの子の場合でも、それは救って見ないと分らない事であり、常に様々な問題がありますが

様々な問題に対しての相手(ワンちゃん達)の反応も本当に様々であります。

状況によっては、落着いてくれるまで仕事に出かけられないような状況に陥る事も多々あります。

ハウスの子達に対する責任があるため

最低でもある程度の状況には対応できる状態で無ければ救護は難しいと言わざるを得ません。

私達にはどうする事も出来ない資金的問題が立ちはだかるのです。

小鉄君がまた毎日発作を起こすようになり目が離せない状況で益々仕事が出来なくなった事も重なり

シンさんも死に物狂いで仕事と世話を頑張ってくれていますが

今月は、月末を乗り切る事すら危うい状況でした。

そんな中でこの子を救うとなればもっと大変な状況になるため

絶対的に必要なハウス維持費!更にはこの子の救護も!ともなれば、どうしてもかなりの額が必要となるのです。

日々の生活に掛かる費用とは別に、月末に向けては毎月50万から60万の現金を私達は用意しなければなりません。

しかしそれもフィラリア予防やノミダニ駆除と同じで、やっと終わっても次まで僅か30日…

毎日々お金の工面に追われる日々です。

どれだけ考えても「今月を必ず乗り切れる!」と言う状況下でなければ、この子の救護は諦める以外に道はありませんでした。

私達は自分たちで借り入れが出来る分は既に一杯いっぱい借り入れしてしまっている為、もう借入先もありません。

命の期限はどんどん迫ってくる中…

諦める前の最後の最後に、もう頼れるのは義兄しか居ないと…義兄に借り入れのお願いに行きました。

私の体の事でも日々心配を掛けている中、金銭面の状況など、また大きな心配を掛ける事になってしまいましたが

義兄が銀行から50万円借り入れを行ってくれる約束をしてくれまして、この子の殺処分を止める事が出来ました。

本日11月18日、姉より「明日50万円の準備が出来るので借り入れと同時に私の口座に振り込むからね」と連絡がありました。

殺処分は止めたものの

この不況で…義兄でも借り入れが出来ない事もあるのではないだろうか?と急に心配になってしまったりで

私もやっとホッと出来ました。

収容されている第1エリアの子の拘留期限は既に切れている状態なのですが

センターの方に迎えにいける日まで待っていただいております。

北九州のセンターの方には本当に本当に良くして頂いております<m(__)m>

出来るだけ早く、迎えに行ってあげたいと、仕事や皆のお世話を頑張りながら準備を進めている所です。



義兄には旧動物ハウスから現ハウスにお引越しする為に借り入れをしてもらった費用300万円の返済をしている中ですが

元金だけの返済で利息は兄が負担してくれています。

今回借り入れしてもらった50万円も利息については動物たちの為に義兄が負担すると言ってくれたので

素直に義兄に甘えさせてもらい、これから元金の返済に努めて参ります!

毎月、月末にはハウスの家賃13万と光熱費の合計で16〜17万円。

現金不足によりカード購入となった犬猫用フードや動物用品費用等の支払いで20万〜30万円。



今月は上記の請求額が来ています。
ハウスっ子達の日々の生活費や、交通費、医療費などの支払いで現金不足になった分はカードで乗り切り月末は地獄と言った状態です。

その他、町費等で毎月4000円前後も収めなければなりません。

 

先月は上記の合計額3,850円でした。
町費(写真左)2500円は毎月変わりなく、その他の物(写真右)で支払額が変わります。

その他、インターネット環境に掛かる引き落としや車の保険料の引き落とし等など…月末には多くの支払いが生じます。

そのための現金を月末までに毎月準備しなければならず、それが何より苦しい物となっています。

医療費などで月に掛かる金額は大きく異なってまいりますが

計算しますと平均で毎月80万円〜90万円くらいの現金が必要である事になります。

どうやってその額を捻出するれば良いのか年中頭が痛い毎日なのですが

頭数と換算すると1匹に付き月1万円という金額です。

死ぬほど切り詰めてやっています!

これ以下に経費節減は不可能な状態です。

もちろん匹数が減れば、その分、月に掛かるお金も減ることにはなりますが

逆に頭数が増えれば月に掛かる費用も当然ながら増える事になります。

借り入れ(50万円)が増え、また支払いが月に2万円ほど増える事になりました。

私共も各個人の生活や支払い

これまでの長年で積もった動物借金(今回正式に各借り入れの残金を確認しましたら元金で二人で残800万円)の返済など

現在の動物たちに掛かっております費用とは別に私達は毎月必要となる多くの支払いを抱えております。

ハウスの子達を養っていくため、また新たな命を救っていくために

どうか温かいご支援を宜しくお願い致します<m(__)m>

借り入れの50万円も今月の月末赤字分で全額が無くなります。

それでも不足金が出そうな状況にあるのです。

暖房時期となり冷房時期の夏場よりも電気代も高くなって参ります。

どうか動物たちに皆さまの愛を届けてください!

この活動を続けていくために、どうか私達に力を貸して下さい!

度重なるご支援のお願いで、本当に申し訳なく思いますが、皆様のお力添えが無くては活動を続けられません。

ハウスの子達を養っていけません。

今月は限界状態で今回の子は義兄が借り入れを行ってくれました事で命を繋いであげる事が出来ました。

しかし捕獲は終わっていません!今も続いています!

ハウスの子達の生活を守ってあげるためのハウスの維持が苦しい状況下では

これ以上の救護は不可能となります。

新たな子や北九州エリアの次の子を救うには、再び皆さまの応援が必要不可欠でございます。

どうかご支援・ご協力を宜しくお願い致します<m(__)m>


また、捕獲されました子の救護を続けていくためにも里親さんになって下さる方を常時急募しております。

幸せになる命があって初めて救える命が生まれます。

このまま救護だけを続け頭数を増やし続ける事は不可能です。

ハウスの子達を家族として迎え入れてくださる方、どうかご連絡を下さい!

ハウスの子達が本当の幸せを手にしてくれる事を願って頑張っています!

宜しくお願い致します<m(__)m>

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