2009年11月25日
福岡市東部動物管理センターより1頭救護しました!


救護に当たっての詳細は→こちら

寝ずの作業も虚しく保護スペースは完成しないままに朝を迎え再びハウスっ子のお世話。

そしてセンターに迎えに行かねばならない時間が押し迫り車を走らせました。

道のりで見る工事現場に思わず目が向きます。

小さな範囲の工事でも10人以上のプロで行われているのです。

素人が短期間で設計から買出し、建築なんて無理で当然だよねぇ〜(笑)と苦笑いでした。
移動時間もどのようなスケジュールで、どのように動けばいいのか?

幸せの森への保護場所作りの手順…

明日の救護(北九州エリアの子)のこと…

考えなければならない事を移動時間を使って話し合いながらセンターに急行です。

福岡市東部動物管理センターに到着!

唐津から長い道のりです。
野犬ちゃんではないので首輪とリードのみで迎えに来ました♪

野犬ちゃんを迎えに来るのとは違って心配も無ければ

会った事も無い野犬ちゃんの救護と違って格闘もあり得ないので勇気も必要なく

捕まえられるかな?なんて心配も不安も不要です!

ただただ良い子ちゃんであってくれる事を願うのみなのです(^^ゞ

野犬ちゃんであれ人間を知っている飼われていた子であれ

1頭増えると言う事は大変な事に変わりは無いのですから。
センターで受付中!

「あくまで黒ラブ風という事であって雑種ですよ」と念を押されました(^_^;)

もちろんその子がどんな子だって構いませんし

ましてや犬種など私達にとっては1番どうでも良い事なのです。

純血種が嫌い!と言うわけではありませんが

引き取り手の少ない雑種や生きる道が閉ざされている野犬ちゃん達の救護が基本なのですから

その子が黒ラブではない事なんて全く問題ないのです(*^_^*)
引取りの手続きをしていると

収容施設に迎えに行く事も無く

職員の方が黒ラブ風の子を連れて出てきて下さいましたよ〜。

尻尾をビュンビュン振りながらご挨拶してくれました!
私は手続き続行!

シンさんはさっそくお外に連れ出しお散歩です(*^_^*)
手続きでも種類は「雑種」ですから…と念押し。

雑種・黒色・男の子・10〜15歳・大型犬と記載されておりますように

この子は黒ラブではなく、あくまで黒ラブ風の子です。

手続きが終わり無事に当会の子となりました。
賢い子なので

生きる道が開かれた事が分るのでしょう。

初めて会った私達に笑顔を振りまいてくれました。

足先や胸が白くって可愛いです。

お顔は白髪になってきてます。

老犬だと言う事は分っていたのでヨボヨボのかなりの老犬だったら

お外飼育となる幸せの森は厳しいのでは?と心配していたのですが

元気一杯で想像より足腰もしっかりしていたのでホッとしました。

でも10歳にはなるだろう老犬ちゃんです。
お尻からは寄生虫が溢れ出していました(>_<)

譲渡犬ではなく殺処分犬なので駆虫はされてないと思いつつも

駆虫剤が重複しては危険なのでセンターに確認。

駆虫は行われていないと言う事でしたので

早く駆虫をしてあげなければ!です。
虫さんを取っても取っても…出てくる…出てくる…で

中々車に乗せられないでいます。

必死にあふれ出てくる虫さんを取っているところですが

かなり嫌がり逃げ回るので大変。

痩せているのも寄生虫のせいかな。
首輪は持ってきたのを使わなくても、きれいなチェーンの首輪を付けていました!

飼主さんがいるんだろうに…と思わずにはいられませんが、真剣に探されているのであれば

訳あって1ヶ月もセンターに収容されていた子なのですから見つけてあげることは出来た筈です。

センターに問い合わせる事を知らない飼主さんだった場合でも

真剣に探していれば誰かが警察署やセンターに届け出る事を教えてくれます。

可哀想だけど…一生懸命には探されていない子である事は事実でしょう…。

この不況で飼主さんに見捨てられ捨てられる動物達も多く居ますし

写真には撮れませんでしたが、この子は睾丸が「睾丸癌」ではないか?と

思われる症状をしています。

その為に捨てられた…と言う事も考えられると思われます。
お車にもお利口さんに乗車です!出発しても余裕です!
車にも乗っていたんでしょうね。飼主さんとの思い出もたくさん持っている子なんだと思います。
唐津までの長い道のりもお外を眺めています。

お家を探しているのかな?

時々見せる悲しい瞳にこちらも少し辛くなります。

でも治療も受けさせて貰えてないのだから

家族(飼主)を忘れる事は出来なくても

少しでもその思いが薄らぎ新たな人生に幸せを感じて欲しいと

心からそう願います。
でもこの子は自分に訪れる「死」を覚悟していたのでしょう。

自分が救われた事をボクはちゃんと分っているよ。ありがとう。という思いを私達に見せてくれるのです。

人間にちゃんと可愛がられて育った経験をしっかり持っていて

本当に素晴らしく賢い子のようです!

さすが、かなりラブラドールですヨ(笑)
幸せの森に到着!

さっそく森を探検ですよ〜。

初めて会った人たちと長い移動をして不安もあったのでしょう。

新しい住処を見て大喜びではしゃいでました(*^_^*)
まだドアやハウスの設置など完成してない状態ですが

設置中も側でのんびり待っていてくれてます♪
逃げないようにしっかりチェーンリードを固定です!
でも本当に良い子ちゃんで逃げそうにはありません。

でも飼われていた子は自分のお家に帰ろうとする可能性があるので気は緩めません!

でもこの子は自分が置かれている状況を把握していると言うか

すごく理解しているのではないかと思います。

だから逃げないだろうとは思うのですが、常に万が一には備えなくては!です。
時間が無いので

とりあえずはお祝いのお弁当をご馳走です(^^ゞ

オニギリとおかずを上手にペロリ♪
食後のお水タイム中でーす!
さぁ!急いでドアを取り付けなくては!と

ドアの取り付け開始です!
オヤツにはご支援品のドーナツを♪

お弁当もドーナツも食べたこと無いみたいで最初は戸惑ってクンクン・クンクン。

だけど一度食べると大喜びでニコニコ笑顔でしたよ〜(*^_^*)

ドーナツちょ〜ら〜い♪って「お座り」まで披露されちゃいました♪

あつし君(通称あっ君)と名付けました!

新入り「あっ君」をどうぞ宜しくお願い致します<m(__)m>
睾丸の状態を見ると心配で

病中はノミダニ駆除も危険なのですが

体力はまだありますし

栄養源を奪う寄生虫

また条虫の媒介原因となるノミ駆除はしておかねば!と

ノミダニ駆除剤を滴下しました。
ハウスっ子達のお世話があるので

ドアの製作途中でタイムアップ。

時間が無さ過ぎて予定は狂ってばかりの毎日です。

明るいうちは野生動物たちもそうそうは来ないので

とりあえずドアを横向きに立てかけて

ハウスっ子達のおトイレ出しのお世話にハウスに戻る事に!

不安だろうけど待っててねっ!
ハウスっ子達の

おトイレ出し&自由タイム等の

お世話を完了し

あっ君の晩御飯を持って

再び幸せの森へ!
もう真っ暗ですぅ。

到着後、あっ君の体重測定!

ノミダニ駆除は30キロくらいと読んで20キロ〜40キロ用を滴下しましたが

寄生虫駆除剤を混ぜるために正確な体重を測定しています。

26〜27キロでした。

今は痩せていますが寄生虫が落ちて栄養御飯を食べれば30キロくらいが適正体重かなと思います。

ただ、もう高齢の為、太れないかもしれませんけど…。
良い子に体重を計らせてくれたあっ君でした。
駆虫剤のお薬を御飯に混ぜ混ぜしましたが

回虫・鉤虫等の駆虫剤で条虫の駆虫剤は手元に無かったため

病院へ行きました際に購入予定です。

タラオ君一家の救護により

ハウスっ子にも条虫の感染が見られているため

ハウスっ子達の分を購入する予定でしたので

その時にあっ君の分も購入いたします。

取り急ぎ、あっ君を病院へ連れて行けるまでの間に

行えるノミダニ駆除や駆虫を行いました。
しっかり完食です!

しかし保護当時は

病気の子でも、それまでの飢えにより食欲旺盛で

その後、病により食欲が落ちていくので心配は残ります…。

睾丸癌ではない事を祈りながらも

かなりの確率でそうではないかと思われる状況です。
お薬を完食させるために御飯は量を少なくしていたので

お薬入り御飯の後に

ご支援で頂きましたミートボール&チキンナゲットをご褒美に♪

大喜びで完食ですよ〜♪
ご支援いただきましたお布団類を持ってきて

ハウスに敷いてあげました!
ライトをつけて今日も夜間作業に入ります!

人間組みは休憩する暇もなく働きづめでキツ〜いけど(>_<)

あっ君にとっては淋しくなくっていいよね!
ご支援品のオヤツを楽しみながら

過ごしているあっ君!
スタミナボーンを

大喜びでバリバリしてますヨ♪
私達も

ご支援品のビスケットを

あっ君と一緒にツマミながら

作業してます!

人間組みの晩ご飯は

ビスケ&コーヒーですよぉ〜(^_^;)
雨が降る前に屋根も作ってあげないといけないのですが

どうなる事やら…です。

作業は本当に大変です。
ドアの調整をしながら

取り付けを進めています。
あっ君はドリルの音がしてもへっちゃら!

出来てる〜?ボクのドア?てな感じですよ〜。

眠くなったら羨ましいくらいクークー寝てました(-_-)zzz

でも中々小屋には入らずお外でクークーなので

あっ君はお家の中で飼われていたのではないかな?どうかなぁ?

もう我家はお家の中は満パンで、お年寄りなのにお外飼育になっちゃって本当にゴメンねぇ(;_;)状態です。
ずっと気にして舐め回している睾丸。

炎症が酷く、膿んでじゅくじゅくしている状態です。

膿みでベトベトなので土がつくので

本当なら室内に入れてあげたいのですが

今はそれは可能な状況ではありません。

急いで病院へ連れて行きたくても、次々と救護が控えており、それすら先送りなのです(;_;)

治療が1週間遅れれば人間で言うなら1ヶ月遅れるのと匹敵します。

癌であればその進行を考えると

それは居ても立ってもいられないほどです。

とにかく早く病院へ連れて行けるようにファイト!です!
ドアを取り付け!内側の鍵を取り付け!
失敗したくないのでそれから開閉可能となるよう木材を鋸でカット!
内側の鍵の取り付けが終わりドアも無事にスムーズに開閉可能!
外側は微妙に合わない部分ができてしまいスムーズには行かず微調整が必要でした(>_<)

ノミで鍵の取り付け部分を切り抜いている所です。
微調整を繰り返し、無事に取り付け完了!

ドッグランは外側には鍵がありますが中に入ると内側から閉める鍵が無いので

今のところ手を伸ばして内側から外側の鍵を閉めていますが

こちらは、中に入るとき、中に居る時、ちゃんとドアを閉められるように

両方に鍵を取り付けました。
私のお膝の上にアゴ乗せして眠っているあっ君♪

すごくイイ子ですよ〜♪

こうして人間が滞在できない場所(家が無い場所)に

ワンちゃんを置くと言うのは人生初めての経験で

私達も本当に不安と言うかツライというか…

とても複雑な思いに…中々立ち去れません。

でも成犬で大きな子がくればハウスもピリピリ緊張が走りますから

あの大所帯の中に入るより緊張はないかも知れませんね。
時間と共に安心してきたあっ君で

色々しても嫌がったり騒いだり逃げたりしなくなったので睾丸の状態をバッチリ写真に撮れました。

とにかく炎症が酷く、ずっと舐め回しているあっ君です。

舐めているという事は膿が体内に入っていると言う事なので感染症を起こしてると思われます。
少しでも清潔な場所に居てくれるように…寒さがしのげるように…と

オヤツをハウスに入れて小屋に入る事を覚えさせています。
オヤツに釣られて少しずつハウスに入ってます。

しっかり運動させて、しっかり食べさせて、しっかり声をかけてあげ

ドアの取り付け作業も完了!

あっ君、今日はもう帰るけどいい子ちゃんししてねっ。

また皆のお世話が終わったら

朝になるだろうけど

センターに次の子を迎えに出かける前に朝のお世話に来るからね!

ゆっくり寝るんだよ!オヤスミ〜。

そう言ってあっ君の元を後にしました。
それから私達はまだまだ戦争です!

毎日、みんなの御飯作りも大変です。

ドライフードは毎日必要な物なので

ドライフードの不足が続いており日々困っています。

気が付けばドライの在庫なし(>_<)

ご支援いただいたサンプル品をかき集め

8キロ用の空き袋に準備している所です。

ドライフードのご支援をどうかお願い致します<m(__)m>
ご支援いただきましたコーヒーなどなどおご馳走になりながら♪

みんなの御飯も1日も欠かさず何キロ分も作っています。

手作りや缶詰やレトルトパウチやアルミパックをドライに添えてあげており

ドライに関しては毎日必要な必需品となるため

ドライフードの不足に困っている状況が長く続いていますため

どうかドライフードのご支援を宜しくお願い致します<m(__)m>
老犬ちゃんは毎日手作りを食べています♪

手作りが足りない時は手作り&缶詰やレトルトパウチと半々。

手作りが無い時だけドライに缶詰やレトルトパウチです。

写真は銀治お爺ちゃんです!

老犬と言えどもみんな大きな子達なので老犬ちゃん達分だけと言っても

大変な量の御飯を作らねばならず、毎日本当に大変です…。
御飯もワンちゃんたちの事が終われば次はニャンちゃん!

ニャン達もホクホクお肉やお野菜を

缶詰やレトルトパウチに混ぜ混ぜしてあげています。

私達人間もご支援いただきました柿やおイモをハウスっ子と一緒に御馳走になりながら

お世話に明け暮れている毎日です。

写真はおイモを一緒に食べているお母さんです!
猫ちゃん用もご支援いただいたサンプル品に救われました状況で

ニャンちゃん達もドライフードの不足が続いております。

どうかワンニャン共にドライフードのご支援を宜しくお願い致します<m(__)m>
美味しいマンマを食べた後はゴキゲンだにゃぁ〜ん♪のゴロゴロつんつん君。

つんつんの白血病が発症しない事をいつも願ってます!
救護に向けての幸せの森作りのご報告にてお伝えした

わたくしの手の平のケガ。

だいぶ治りましたが包丁を握ったりするのはまだ痛くって状態です。

(T_T)
変わりなくハウスの子達のお世話をしながら

幸せの森作業、救護、

既に体力も限界な状態のなか

ケアも毎日続くのでしたぁ(^_^;)

避妊去勢に出さなければお世話が大変な事になるので

手術可能になるよう懸命なケアが続いていますタラオさん一家です!

たまごサンドに喰らいついているミリンちゃん・ポッキー君・ひなちゃんです!
小麦君です!

わたくしの手から食べ物を受け取ってくれるようになりました!

男性はダメで、シンさんの手からはまだ受け取れないでいる小麦君です。
お散歩も…御飯も…ケアも…お世話には手を抜かずに頑張っています!

新しい子が来る事で、ハウスっ子達が傷付かないように頑張ってます!

新しい子が来た事で私達が手を抜いたら

「あいつのせいだ!」と新しい子は嫌われちゃい仲間として迎え入れられるどころか恨まれちゃいます。

そんな新入りさんの為でもありますが

少なからずハウスっ子達にも犠牲が生じる中、少しでもツライ思いをさせないように…と私自身が手を抜けない思いなのです。

本当はキツイので、少し手を抜けたら…と思うのですが

そうするなら救うべきではない!と思うのです。

これまで通りのことも頑張る中で救護を決意するべきだ!と思うのです。

新しい子が来た事で割かれる時間も多く、犠牲が生じるのは止むを得ません。

でもハウスにいる子どの子も自分自身が「新入りさん」だった日があるのです。

ハスウっ子達は、その日の事を忘れずに、キレイな心で生きている素晴らしい子達です。。

私自身、新しい子を迎え一番きつい時、何を思うか?と言うと、やはり自分の事ではなくそんなハウスに居るみんなのこと。

新しい子には手が掛かります。

でも絶対に「あいつがきてやだなぁ」と思わせないように私自身がその分、何倍も何倍も頑張らなきゃ!と思うのです。

だから大変な時こそ手が抜けず「大変度」も「キツさ」も倍増するのでした(>_<)
更には田舎とあって、ワンの食器の中にこんな来客も度々(~_~;)

サンショウウオの赤ちゃんです!

ワンに食べられちゃう(?)前に救助して

安全な場所へ放しに行くのでしたぁ〜。

本当に大忙しの日々を送っています。

こうして夜通しお世話に追われ…夜明けを迎え…

準備もままならないままに…不眠不休のままに…北九州エリアの子の救護へと向かう時間になるのでした(>_<)

翌日の様子は北九州エリアの子の救護のページでご覧ください<m(__)m>

そちらで翌日のあっ君の様子もご報告されています!

あっ君の家族になって下さる方、大募集中です!

里親希望の方は→こちら

どうか幸せにしてあげてください!宜しくお願い致します<m(__)m>

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