2008年2月7日
リボンちゃん
動物病院&預かりママの元へ

リボンちゃん 救護の詳細は→こちら

数秒ごとに心を開いてくれるリボンちゃん。動物ハウスに居る子達は全員殺処分の子たちですが、どの子を見ていても、この子が生きている!その事に”頑張って良かったッ”て思います。そして新しいパパとママの元に嫁ぎ幸せになった子達の姿にとっても心が温まります♪私は不幸な子達が幸せになるための通過点。みんな私の所に少し寄り道をして大きな大きな幸せを手にして欲しいなって思います♪リボンちゃんにも幸せな道が開かれる事を祈って、そしてそうなれるように頑張って、素敵な道を歩ませてあげたいと思っています!今日はハラハラドキドキの妊娠チェック(エコー検査)です。どうか妊婦さんじゃありませんように…と祈って動物病院へ行くためハウスを出発しました。
行き道、そわそわしているリボンちゃんにウズラの卵とウインナーの串を買ってあげました!
すると、そわそわも収まり大喜び♪
ご馳走を食べた後はリラックスしてお水もクピクピ!
まだ何か出てこないかなぁ〜とクンクン中のリボンちゃんです!
その後、チーズをあげるとペロッと食べて後部座席でオネン寝してました!
病院へ到着後、まずは近くの公園にマリンちゃんとお散歩です!

スミマセン
のレンズカバーが半開き(^^ゞ
お散歩後、病院で診察です!

推定年齢は6〜7歳とのこと!
先生にお尋ねしてみたけど、純血ビーグルかどうかは不明です!
エコー検査を受けましたが、やはりお腹に赤ちゃんが居る事が確認されました。

妊娠30日〜40日ぐらいではないか?と言う事でした。

堕胎手術はまだ間に合うとの事。

出産するか手術を受けるか良く考えてから答えを出す事にしました。

手術を受ける場合は一日も早く受けなければならないので最速で手術の予約が取れるのが連休明けの12日の火曜日との事で、土曜日までに先生に連絡をする事になりました。
体のあちこちにケガの跡がありますが、治療の必要はないとのこと。

妊娠中のため今の状態ではワクチン接種は出来ないとのことでした。
預かりママのお家に到着
私の長年の友人でもあり「会」を支援してくださっている預かりママのお家に到着しました!
マリンちゃんも一緒にお邪魔させていただき、妊娠しているので、今後の事など預かりママさんとお話し合いをしました・・・。
預かりママさんのお家にはワンちゃん3匹&ニャンちゃん数匹もいます。でもどの子もリボンちゃんを優しく迎えてくれました
写真右のダックス君は預かりママさん宅のココア君です!
あんまり可愛いポーズなので思わずパチリしちゃいました(#^.^#)
リボンちゃんを迎える準備をして待っていてくれた預かりママさん!

ふかふかベッド入りのハウスに入室しました♪
預かって頂くには不十分な…本当に少しだけですがご支援で頂きました犬缶とペットシートをリボンちゃんに持たせました。食べ物に弱いリボンちゃんに唐揚げを1パックだけ…も、持たせてあげました!ハウスでもお台所や廊下、どこにでもオシッコをしていたので、とてもご迷惑をおかけする事になるのですが、おトイレの訓練と、お散歩の訓練、心のケアを預かりママさんにお願いさせて頂きました<m(__)m>
と、恐縮の中…帰りにはサラダ巻やパンやチョコレートを頂いてしまい、帰りの車中でバクバクご馳走になりました。預かりママさん、本当に有難うございます<m(__)m>


ワンちゃん&ニャンちゃん達も居て、小型犬か仔犬でなければ難しい中、リボンちゃんを快く引き受けて下さって本当に感謝しています。

保健所の子を救えないだろうか?と悩んでいるときにお力添えを頂けるご連絡をいただけたこと、本当に本当に心強かったです!

この子を救うことが出来ました。本当に有難うございました<m(__)m>

リボンちゃんが幸せになれる新しいお家を頑張って探していきますので、どうぞリボンちゃんのことを宜しくお願い致します<m(__)m>
預かりママさんからお写真が届きました
お部屋で自由にさせてもらっています♪

少しビクビクしている子で、不安な思いを抱えていたので環境が変わって不安が広がっているのではないか?と心配してたのですが、可愛がられて直ぐに落ち着いたようです♪

こうして自由にさせて頂いているので、絨毯に2度ほどオシッコをしたリボンちゃんですが、ペットシートでのおトイレを覚えてきているらしいです!

預けに行った際にコタツのテーブルの上に飛び乗ったりしてたリボンちゃんですが、預かりママさんが「ダメよ」と教えたら、一度で覚えたらしく、それから飛び乗っていないそうです!
とっても賢いリボンちゃんのようです♪

預かりママさんのお宅でどんどん心の傷も癒えて良い子になっていくと思います!

素敵な家族に巡り会えますように
2/9 手術について

限界の中の救護で何とか1匹!と必死の思いで救ったリボンちゃん。獣医さんで検査を行い妊娠している事が判明。

まさか・・・の出来事で堕胎手術を行うべきか出産をさせてあげるべきか答えを出せずに丸2日間悩みぬきました。

私は堕胎手術の経験は何度もあります。これまでに堕胎手術を行えない出産間近な子は出産をさせて参りました。

いつだって苦しい選択となります。今回も本当に答えを出せないで悩み続けました。

生ませるべきではない!と分かっている部分と、お腹の子も殺処分から救った命なのではないかと思う気持ちの狭間でどちらも選択できないでいました。

検査でもお腹に居る赤ちゃんの頭数までは分かりません。生ませてその子供たち全てに責任が持てるのか?

出産の道を選ぶと言う事は長期保護になってしまうこと。手術をして一日も早くリボンちゃんを里子に出す事で殺処分間近の新たな命が救えるかも知れないという重み。

だけど堕胎手術を受けると言う事はリボンちゃんだけ救ってお腹の子は結局は殺処分と同じ道を辿らせる事になるということ。お腹の子も含め殺処分からすくったのではないか?と思う重み。

お腹の子も同じ命の重さである事は確かです。その子達を殺してしまってよいのか?とも思うし、現状、出産はさせるべきではないとも思うのです。どちらの道を選んだとしても、きっとどちらが正しいと言うわけではないのだろうといつも思います。

現在HPで皆さまがお顔が分かる子で言えば、バンビちゃんも堕胎手術を受けました。いよちゃんも堕胎手術を受けました。どうにも出産させてあげられるスペースも生まれた子を里子に出させるまで置いてあげるスペースもなく手術を決断いたしました。

バンビちゃんの時はHP開設前だったのでHP内にご報告はありません
いよちゃんはHP開設後に救護した子なのでHP内(06年1月の日記にて)ご報告しております。

出産で言えば、第1エリアのお母さんが動物ハウスで出産をしました。
お母さんについては妊娠の可能性を疑わず、気が付いたときには手遅れで出産以外に道はないと言った状態でした。妊娠を疑わなかったのは、救護当時、お母さんは現地で子供を育てている状態だったため、次の子がお腹に入っているとは思いもしなかった私達の注意力不足でした。

今回、リボンちゃんの救護を決めた後に唐津保健所の方より、リボンちゃんを捕獲した捕獲員の方より「妊娠しているかも知れない。」との報告があったとの事を告げられました。それなら殺処分に・・・とは思えるはずも無く「大丈夫です」と答え救護しました。

そして焦りに焦って連れて帰った後、リボンちゃんの様子を見ましたがお腹は大きく膨らんでいるもののお乳は張ってなく、赤ちゃんが動く振動もなく、自分達では判断できませんでした。

翌日、とにかく正確に確認しなければ!と仕事をまた先送りにして検査を受けに行く事にしました。

2月5日は北九州市動物管理センターよりコロンちゃん救護のため・・・仕事先延ばし。
2月6日は唐津保健所の方とのお話し合いのため・・・仕事先送り(お話し合い後、リボンちゃんを譲渡していただきました)
2月7日、本日はリボンちゃん検査と預け先へ移動のため・・・仕事先延ばし。

仕事がまともに出来ない日々が続いております。

このような中で出産をさせるべきだろうか?と言う思いと、でもそこには紛れも無く命と言う物が存在する事への思い…私達は答えを出せないで本当に声がかれるまで話し合いを続けました。

現在、妊娠30〜40日は経っているだろうとの事。それ以上かも。堕胎手術を受けるなら最速で手術を行わなければなりません。9日の土曜日までに手術の予約を入れなくてはならないため決断までの時間は2日間。

この2日間、本当に悩みました。先生にも何度も相談しました。

でも堂々巡りです・・・。簡単に答えを出せる問題ではありません。生ませるべきではないと言う思いと、お腹の子も含めて救った命なのだと言う思い・・・本当にどう決断をしたらよいのか?と。

「救護した子が妊娠している」これはいくらでもあることです。この問題に直面するたびに、きっと永遠の課題だな…といつも感じています。どれだけこの事に真剣に向き合い、真剣に考えても、答えが出せないのです・・・。

ギリギリまでシンさんと話し合い、考えた結果、私達は堕胎手術をする決断をしました。

今現在、里子に出しきれて居ない子がハウスには60頭以上います。お母さんが出産した「あずき君」ですら、まだ里子に出せないでいます。このような状況の中で出産の道を選ぶ事はできない…と言う結論に至りました。

預かりママさんは、預かり期間が長くなる事や出産した仔犬たちの世話、それは気にしないでいいと言って下さっておりました。せっかく授かった命なので出産の道を選んでもよい…と。

お腹の子を殺したいと思う人はきっとどこにも居ませんよね。私達もそうです。産ませてあげられるなら、幸せにして上げられるなら、そうしてあげたい。でも今それが許される状態ではない。ハウスには新しいお家が決まらずに生活している子達が60頭以上いる。もうこの世に生まれて苦しんでいる命がたくさんある。殺処分に震えている命がたくさんある。手術を受けて、一日も早く、お腹の子たちの分までリボンちゃんが幸せになれるように頑張って、リボンちゃんを幸せにしてあげたいと思います。そして、また苦しんでいる命を救っていきたい。そう思っています。

先生に決断した結果を連絡しなければならない時間ギリギリまで悩んで考えて出した答えです。

そして預かりママさんにその事を伝えました。預かりママさんにもツライ思いをさせてしまう結果になりました。手術には預かりママさんが主治医の先生の病院へ連れて行って下さいます。手術は2月12日(火曜日)です。

決断した今でも心と頭は反比例していて…まだ悩んでしまっている自分が居ます。でも、その分、リボンちゃんが幸せなれるように私たちは精一杯頑張ります!

私は何度もこのような手術を経験してきましたが、出産の道を選んであげられない事は、仕方のない事、当たり前の事…と思った事は一度もありません。

大切な命を葬ったという罪の意識を持って、その事を忘れずに生きています。

これまで、どの子のお腹に何頭の赤ちゃんがいたのか…その全ての子を忘れた事はなく、手を合わせて生きています。

苦渋の選択・決断でしたが、私はこのリボンちゃんの赤ちゃん達の事も一生忘れずに背負って生きていきます。

一生懸命に救ったひとつの命…「リボン」

リボンのお腹の赤ちゃん達は救ってあげられることが出来ませんでした・・・。私達は、これからも何度もこのような選択を迫られていくことでしょう。でも精一杯、命と向き合って頑張っていきたいと思っております。

どうかリボンちゃんを幸せにしてあげたい♪と思ってくださる方がおられましたらご連絡を!宜しくお願い致します<m(__)m>


2月12日 手術のご報告はこちら

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