今までの保護活動 パート3 |
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猫エイズの豆朗くん この子を保護した経緯は…「今までの保護活動 パート1」のページで紹介した、目の見えない老犬ドンちゃんが、たぶんすぐ側をこの子が通ったのでしょう…なんとこの子を口に咥えておりました。唾液でベチョベチョになったこの子をドンちゃんから取り上げましたが、殺そうと思ってた訳ではないようでケガひとつしていませんでした。その現場を発見した瞬間は焦りましたが、本当にホッとしました。まだ子猫ちゃんだったのですぐに里子に出るかな〜と思っていたのですが、なかなか馴れてくれませんでした。検査の結果、猫エイズでもありました。「パート2」のページで紹介した同じ猫エイズのキャリア、グレ君が一所懸命この子の心のケアにあたりました。さすがの面倒見の良さです。豆朗君もすっかりグレのことを父親のように慕うようになりました。それから親子のように仲良く暮らしていました。グレが亡くなった後の豆朗君は本当に落ち込んでいました。グレが亡くなった時、「ねぇ、起きてよぉ。起きてよ〜」と必死にグレにちょっかいを出しておりました。そして起きてくれないグレに寄り添って眠っていました。私にとっても辛い一日でした。しかし、のちに来たココモ君が豆朗君の友達になり、また楽しい毎日を送るようになりました。そして楽しい数年の月日が流れ、豆朗の大の友達ココモ君が天国へと旅立ちました。寂しかったからか…エイズが発症してしまい、ココモを失って7ヵ月後の2003年11月22日、豆朗もグレとココモのいる天国へと旅立ちました。豆朗君、8歳でした。 |
豆朗&グレ お父さんのように慕っていたグレと。 |
豆朗&ココモ 大親友のココモと。 |
猫友が居なくなってからはお婆ちゃん犬のロンと親友に。 |
豆朗の友達 ココモ君 この子は野良のお母さん猫と一緒にご飯を食べに来ていました。なかなか保護できずに手を拱いていたある日、お母さん猫がお庭に来てグッタリしています。ココモはその側で心配そうにしていました。しかし保護しようと近くに行くと逃げるのです。保護できないまま一晩が経ち、ますますお母さん猫の容態が悪化しています。仕方なくこの子達がうずくまってる近くの部屋を1部屋空けて、窓を全開にして部屋の中にご飯を置き、ご飯を食べに入ってくるのを他の部屋から確認しながら一晩中待ちました。夜中静まり返ったころ弱ったお母さん猫がゆっくり部屋に入ってきました。その後を警戒しながらココモがついてきました。「今しかない」そう思って家を出て忍び足で庭に回り、外から窓を閉めました。保護成功です。時間はかかりましたが少しづつなついてくれて、ほのぼのと暮らしていたのですが、保護して3年後の2003年4月8日、突然具合が悪くなり大量の血を吐いて亡くなりました。あまりにも急な突然死でした。 振り返ればその頃、様子がおかしい時があったような気がします。もの言えぬ動物たちの病気のサインを見逃してはいけませんよね・・・。その頃に戻れるならもう一度戻りたい・・・。ココモ、気付いてやれなくて本当にごめんね・・・。推定年齢 4歳でした。 |
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ココモのお母さん猫 こもちゃん 猫エイズ・白血病 この子は野良の頃を知らなかったら子猫だと思うほど小さい小さい猫ちゃんでした。たぶん?こんなに小さな成猫はいないのでは?と思います。やっと保護できて病院に連れて行きましたが猫エイズ・白血病ともに陽性でした。すでに発症している状態で助かるかどうかわかりませんでしたし、すごい高熱でグッタリしてました。でも治療の効果が出て元気を取り戻しました。やっかいだったのは少し元気になると逃げ回って病院に連れて行くのが困難になることでした。体調がいい日がしばらく続くとまた崩しという風に繰り返していました。でも元気な時は猫じゃらで遊んだりして楽しくやっていました。この子がゴロゴロと喉を鳴らしてくれたときは死ぬほど嬉しかったのを覚えています。9ヶ月しか一緒に過ごせませんでしたが、最期の方は病院にもおりこうさんに行ってくれて、さすって〜ってお腹を見せてゴロンとしてくれたものです。この子がのゴロゴロ言ってくれた時、ゴロンとお腹を見せてくれたとき、警戒しながらも猫じゃらで遊んでくれた時、少しづつ心を開いてくれたコモちゃんの行動のひとつひとつが私にはとても感動的な出来事で、その瞬間瞬間のコモちゃんを今でも鮮明に覚えています。ありがとう、こも。あなたほど小さな行動で私を喜ばせた猫はいないかも知れませんね。あなたたち親子が天国で幸せに暮らしている事を祈ってます。2000年2月20日こもちゃん、推定年齢 7歳でした。 |
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野良っ子時代 |
この子達は玄関先に置き去りにされたり、ダンボールに入れられて捨てられていたり、ゴミとして捨てられていたり、新聞紙に包まれ更にビニール袋に入れられて草むらに投げ込まれていたり、人間の手によって捨てられた仔猫や仔犬たちです。全ては紹介できませんが、その中の一部の子達をここで紹介させて頂きます。このように、命として扱わずにひどい捨て方をする人は、人として最悪な人間としか言いようがありませんが、置き去りにして人に押し付けるやり方もまたひどい人間だと思います。自分は仔猫・仔犬たちに生きる道を与えたつもりでいるのかも知れませんが、そうやって置いていかれた子の全てが助かるわけではありません。そんな無責任な事をどうかしないで下さい。不幸な命が生まれてこないように飼われている犬猫の避妊・去勢手術をして下さい。そうすればあなたも捨てなくてすむのですから。 |
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里子に出ました | 里子に出ました | 里子に出ました | 里子に出ました | 募集ページのさすけ |
募集ページのこつぶ | 救えませんでした | 左・救えませんでした 右・募集ページのコウ |
里子に出ました | 里子に出ました |
募集ページの梅子。 | 里子に出ました | 里子に出ました | 里子に出ました | 里子に出ました |
里子に出ました | 2匹里子に出ました。2匹は募集ページのネネとキジ | 募集ページのオム。 | 募集ページのメリー。 | |
里子に出ました | 全員里子に出ました | 里子に出ました | 里子に出ました | |
里子に出ました。猫ちゃんは里親先で行方不明になり見つかっておりません。 | 里子に出ました | 右の子と兄弟 里子に出ました |
左の子と兄弟 里子に出ました。 |
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里子に出ました | 里子に出ました | 2匹里子に出ました。2匹は募集ページのネネオと三毛子。 | 上の写真の子とは別犬です。里子に出ました。 | |
里子に出ました | 里子に出ました | 里子に出ました | 募集ページのトマト。 | 里子に出ました |
里子に出ました | 里子に出ました | 里子に出ました | ||
里子に出ました | 里子に出ました | 里子に出ました |
助けてあげられなかった「小さな命」です。 置き去りにされており保護したときにはすでに体温が下がっていて助けようと努力しましたが救う事が出来ませんでした。このように救えなかった「命」はこの子達だけではありません。置き去りにする方たちに分かって欲しいのは、置き去りにするということは死んでもいいという事と何も変わらないと言うことです。お母さんの体温を求めて、温かいミルクを求めて、何時間ダンボールの中で泣いていたのでしょう?ミルクを飲む力も無くなっている赤ちゃんが、母猫を求めて小さな声で力尽きるまで鳴くのです。その姿を見てください。最期の声を聞いてみてください。そしたらあなたも置き去りになんか出来ないのではないですか?人間の身勝手な行動で沢山の動物たちが命を失っています。もう二度と動物たちにこの様な思いはさせたくなし、私ももうこれ以上、悲しい経験を増やしたくはありません。どうか皆さん、動物たちの「命」をもっと大切にしてあげてください。私たちと同じように動物たちも一生懸命に生きているのですから・・・。 |
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