2008年5月27日 16時52分
まぁちゃんが天国へ旅立ちました




16時51分
最期の時を迎えようとしているまぁちゃん。
生きているまぁちゃんの最後の写真です。



最後となる写真のあと…

『まぁちゃ〜ん』と声を掛ける私に

まぁちゃんは

空気のように、か細い声で「ふぁ〜ん」とお返事をして

16時52分…天国へと旅立ちました…。

まぁちゃんは最後の力を振り絞って私に

「ありがとう!また会う日まで又ね!子供たちをヨロシクね」

そう言ったのだと思います。



まぁちゃんは信じられないほど安らかに眠りに着きました。

全く苦しまずに、ひきつけを起こす事もなく、
そっとそっと眠るように天国へと旅立ちました。

手や足がピーンとなることもなく、息を荒立てる事もなく
本当に眠るように、安らかに旅立ちました。

まぁちゃん!ありがとう!
みんなのこと心配しなくていいからね!
精一杯、頑張るからね!




まぁちゃんに黄色の花柄の可愛いバスタオルを敷いてあげて



タオルで包んだアイスノンを敷きました。



娘のネネちゃんもお通夜の間、まぁの側を離れようとしません。

お母さんの死を受け入れられず何度も声を掛けています…。

必死にお世話を続けようとしています…。



みんなまぁの側を離れないお通夜となりました。

別の部屋でのお通夜も考えたのですが…

きっとまぁちゃんもみんなも最後まで一緒に居たいと思っていると思って

みんなでお通夜を過ごしました。



お花を添えてお線香をあげて

夜ご飯の時間には、まぁちゃんも皆と一緒に夜ご飯です!



お花は素敵なお母さん猫だった『まぁちゃん』だから

カーネーション



を添えてあげました!

まぁちゃんに一番似合っているカーネーション!



一生懸命に飲んでいたお水もたっぷり飲めるように!



こうしてお通夜を過ごしました。



お線香をあげている間は危ないのでサークルを閉めると・・・

息子のキジ君は側で鳴いて鳴いて、まぁを見ています。

  

みんなもそうだけど…キジ君は諦めません。

まぁお母さんの側に行かせて・・・とサークルの周りで泣きじゃくっています・・・。



まぁちゃんとの別れに耐える事が出来るのだろうか?

それほど深い絆で結ばれていた親子。

キジ君のためにサークルを開けてあげると

キジ君はずっとまぁちゃんに

「ねぇお母さん起きて!起きて!」と言っていました…。

私にはどうする事も出来ず、しばらく一緒に過ごさせてあげました。



みんなもサークルの上からまぁを覗き込みながらウトウト

    

一晩中…キジ君とネネちゃんは眠ることなく…まぁちゃんの側を離れませんでした。

ずっとずっとお母さんを見つめています。

どれほど、まぁちゃんの愛情に包まれて生きてきたのか

この子達を見ていたら、まぁちゃんの深い愛情が良く分かります。



みんなも同じです。

みんなまぁちゃんを慕っています!

ケンカもする団体猫部屋の皆だけど、まぁちゃんは全員と仲良しでした!


翌日28日 最後のお別れ



とても辛い時間が来ました。

お葬式に行く時間…みんなと最後のお別れをしているまぁちゃんです。

みんな、まぁちゃんとのお別れに泣いていました…。



本当にとてもとても辛かったです。



まぁちゃんはみんなに愛された本当に素晴らしい子です。



1995年4月19日に私の元に来たまぁちゃん。

13年1ヶ月と8日

私と共に生き、その人生に幕を下ろしました。



お寺に着いたら雨が降り出したね・・・。

13年ぶりに雨に濡れたね。

まぁちゃん、私と過ごした人生は幸せでしたか?

私はまぁが居てくれて幸せだったよ!

13年前のあの時、お顔も知らないまぁ親子だったけど

まぁちゃん親子を救うって決めたこと

私は本当に良かったって思ってる。

こんなに素敵なまぁに出逢えたんだものね!

まぁ、本当にありがとう!



いつもずっと一緒だよ!



みんなの居る場所はいつまでも

まぁのお家だよ!



淋しくなったら、いつでもおいで!

いつだって、まぁの場所はあるんだからね!



天国に居る沢山のハウスっ子たちが迎えに来てくれるから大丈夫だよ!

大好きなチクワを持って安心して天国に行くんだよ!

また会える日まで…まぁちゃん、またね!

私も天国へ胸を張っていけるように

みんなのもとへ胸を張っていけるように

一生懸命、みんなの仲間を幸せにしてあげられるように頑張るからね!



まぁちゃんが天国へと旅立っている間

私は鐘を鳴らし…

まぁと、そして天国に居る皆とお話しました。



手を合わせ・・・



お線香をあげて・・・



天国へと見送りました。



お骨になって戻ってきた小さなまぁちゃん。



ピンクのお花柄の生地で包んであげました。



まぁちゃんは『大谷まぁ』として立派に天国へ旅立ちました!



もうお空で皆と会えたかな?



天国へ旅立った沢山の子達…

みんな、いつも私の胸の中にいます。

私を支えてくれています。

私に沢山のことを教えてくれた子達です。

いつか会える日まで

私はみんなの仲間たちのために頑張るよ!

みんなとの約束だからね!

だから一生懸命がんばってるヨ!



まぁ、大好きだよ!

13年間、本当にありがとう!

推定年齢16歳…まぁちゃん天国へ。

  

まぁちゃんが居なくってからも、ネネちゃんとキジ君は

まぁちゃんのサークルから離れません。

ずっとずっとサークルの側にいます。

二人とも涙を流しています。

今まで以上にキジ君とネネちゃんはベッタリ一緒にいます。

お母さんを亡くした悲しみを二人で乗り越えようとしています。

深い深い絆で結ばれていた親子。

その姿が、あまりにも辛くて・・・

わたしはまだ、まぁの匂いが残ってるサークルを解放できないでいます。

きっと中に入ると二人の心が乱れてしまう。

二人がもう少し落ち着いたら

まぁと過ごしたサークルを開けてあげるからね。




『素敵な家族まぁ親子』

もう少しだけ、まぁちゃんのお話を聞いて下さい<m(__)m>



13年前、保護した頃のまぁちゃん親子です!

痩せこけて栄養失調でボロボロでした。

まぁちゃんは野良として生活している中で

あるお庭に放置されていた犬小屋(バリケン)の中で子供たちを生みました。

そんな親子が捕まって殺処分の運命を辿っていました。

捕まったとき、親猫は逃げようと思えば逃げられたのに

子供たちを守ろうと人間と戦い、そして子供たちと共に管理センターへ行くことになってしまったのです。

凶暴な野良猫・・・まぁはそう呼ばれていました。

当時も私はペットの美容師として動物たちの為に懸命に働いていました。

そんな可哀想な猫の親子がいる…助けてあげて欲しい…

そんな声が私の元に寄せられたのでした。

当時も今も切りが無い助けの声・・・。

当時も20匹以上の子を抱えていました。

その時の私も限界の中で活動を続けていたのです。

諦めるしかない命だと分かっていながら

私はどうしても、どうしても、諦められませんでした。

その親子猫を救おう!そう決めました!

そうして「まぁ親子」は私の元へやって来たのです。



人間に対しては、とても凶暴な子でした。

触ることなど全く出来ません。

今現在、振り返っても、まぁちゃん以上に大変だった子はいません(笑)

それほど凶暴でした。

でもそれは、それだけ人間にイヤな思いをさせられてきた証拠です。

まぁが子供たちに接してる姿は本当に温かい物でした。



まぁちゃんは私と私と一緒に活動していた仲間を

引っかき!噛み付き!何人も何針も縫わなければならないほど

血祭りにあげてくれました(^^ゞ

誰もが恐いと恐れるほどの子でした。

この子は里子に出せる子じゃない!

誰もがそう言いました。

そして誰より私がそれを感じていました(^_^;)

この子とは一生一緒に生きるしかない!

そんなまぁちゃんに私は私の「まこ」の「ま」を取って

これからは私と一緒だよ!と「まぁちゃん」と名付けました。

いつか心を開いてくれたらそれでいい!

そう思ってケアを続けました。



まぁちゃんは本当に大切に子供を育てていました。



小さかった子供が大きくなっても変わらぬ愛で面倒を見ていました。
まぁちゃん&きじ君&ネネちゃんです!



凶暴なまぁちゃんは触れるまで半年。

抱っこができるようになるまで3年かかりました。

猫では未だに前代未聞です(笑)



でも他の猫ちゃんとも我家のワン達とも仲良しでした。

キライなのは人間だけなのです。

時間をかけてあげればいいだけ。

わたしはそっと、まぁの子育てを見守りながら

引っかかれ!噛み付かれ!しながら一緒に過ごしました。



そんなまぁが心を開いてくれた時には泣いて喜びました!

その日が、ずっと前のことのようにも…つい昨日のことのようにも思えます。

まぁは私のことを大好きになってくれました!

そんなまぁちゃんに

私はまぁのお顔を見る前から愛していたのよ!と抱きしめました!

触れるようになるまで半年。抱っこ出来るようになるまで3年。

そんな時間を含め、私とまぁは13年1ヶ月と8日の月日を共に生きてきました。

まぁ、たくさんの思い出をありがとう

そしてまぁちゃんを応援して下さいました皆さま

本当に有難うございました!

沢山の方に愛されてまぁは幸せいっぱいで旅立てたと思います!

どうか天国に行ったまぁちゃんに手を合わせてあげて下さい<m(__)m>

こんな素敵な”まぁ”と言う子がいたこと…忘れないであげて下さい!


まぁちゃんのこれまでの様子は下記でご覧いただけます!

2008/3/27〜4/8 動物ハウスの様子

2008/4/9〜5/2 動物ハウスの様子

老猫まぁちゃん動物病院へ〜前後の様子から猫ちゃん達の様子まで〜

2008/5/12〜5/22 老猫まぁちゃん始め団体部屋にゃんにゃん達の様子


2008/5/23〜5/28 老猫まぁちゃんと私の最後のとき

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