2008年5月21日〜6月23日
ヨボ爺と共に過ごした33日間

ヨボ爺と過ごした33日間。

とても短い時間だったけど、とてもとても深い時間でした。

可能性がある限り!と治療も頑張ってきました。

最後の33日間、ヨボ爺は精一杯ガンバって生きました!

ヨボ爺を応援してくださった皆様に心からお礼申し上げます。

ヨボ爺を愛してくれて本当にありがとう!

ヨボ爺は沢山の方に愛されて幸せだったと思います!

私がどれだけヨボ爺に幸せをあげることができたかは分かりません・・・。

ただ精一杯、愛するヨボ爺に愛情を注いでまいりました。

33日と言う短い時間しか一緒に居れなかったけど

ヨボ爺に出逢えて良かった!心からそう思っています!

33日と時間にすると短いけれど、本当に深い深い時間を共に過ごしました。

抱きしめてくれる手もなく、心を温めてくれる愛もなく、

山の中で…食べる物も飲む水もなく、雨に打たれ風にさらされ

ただ一人で孤独に旅立つのではなく

ヨボ爺は皆さまに愛されて旅立つ事が出来ました。

ヨボ爺は人生の最後の33日間を私たちと生きてくれました!

悲しいお知らせになってしまいましたが

ヨボ爺の最後の時間を温かく見てあげてください。

そして天国に旅立ったヨボ爺にお声を掛けてあげて下さい。

手を合わせてあげてください。

宜しくお願い致します。

ヨボ爺にたくさんの愛をありがとう!


 5月21日 ヨボ爺 保護した時の様子

 5月24日〜6月1日 ヨボ爺の様子 5/29 動物病院へ

 6月6日〜6月9日 ヨボ爺の様子 6/9 入院しました 

 6月10日〜15日 ヨボ爺の様子 6/14 退院しました

2008年6月15日〜24日
ヨボ爺と過ごした最後の時間


ヨボ爺と過ごした最後の10日間です。頑張って生きたヨボ爺の最後の時間を受け止めてあげてください。

退院後、下痢がまた始まりました…。
最悪の状態は打破したけれど根本的な物は決して良い状況になったと言う事で退院した訳ではないので・・・
元気はありませんでした。
嘔吐がおさまって食欲は回復しているので一時退院し、お薬を飲ませながら自宅介護が可能かどうか様子を見ていました。
ただ食欲も旺盛と言うわけではありませんでした。
食欲自体はあるのですが気持ちほど食べれないで居るので
何とか食べられるだけでも食べさせなきゃ!と頑張っていました。
食べたい気持ちはあるので
ヨボ爺、ご飯をジーッと見ています。

でも食べれないでいます…。
そして老猫まぁちゃんと同じように
お水にへばり付く毎日です。
退院後、毎日の日課だった撫で撫でタイムの再開を喜んでいるヨボ爺!
ゴロゴロ〜ゴロゴロ〜と顎を上に向けて喜んでくれます♪
撫で撫でタイムが本当に大好きなヨボ爺!
ヘタだった甘え方もメキメキと甘え上手になっています!
ヨボ爺の体調が良い時間は私も心がすごく安らぎました。でもグッタリしている時間帯はハラハラし通しでした・・・。
ヨボ爺が少しでも快適に過ごせるように
一生懸命お世話をする毎日でした。
a/d缶&流動食

量的にはかなり少ないけれど
一日の中のどこかで
順調にと言っていいのか分かりませんが
何とか食べてくれていました。

しかし体力は落ちているようで
寝たまま流動食を舐め舐めしています。
便もお薬や整腸剤の効果で
キレイな便になりました!

トイレは体力的にしゃがむ事が困難になり
トイレまで必死に行っているけど…
前足だけトイレに入って立ったまま
オシッコもウンコもしちゃってます。

だからオシッコもウンコもトイレの外(^^ゞ
撫で撫でタイムが大好きなヨボ爺だから全身を撫で撫でしてあげています!

すごく落ち着くみたいで、最後は手を枕にクークー眠っちゃうヨボ爺です!
とても気分が良いようで本当に涙が出るほど嬉しかった光景です!

自分で身繕いなんてしちゃってますヨ♪初めてです♪

いつもグッタリで調子が良い時でもこんな身繕いの光景はありませんでした。

明るい兆しに「もしかしたら大丈夫かも!」って本当にルンルン気分になりました!

でも、やっぱり、その後はいつもの様に体調が良い時間、悪い時間…と
大波小波で心配な時間が流れました。
主治医の先生とも連絡を取り合いながらヨボ爺の治療に当たってました。
退院して3日目の夜、そして4日目と少し吐き気が出てき始めて再度入院になるのだろうか?と感じながら
先生と状況を話しました。

しかしヨボ爺の状況は改善の見込みは少なく、腹膜炎の可能性の高さなど
再度、ヨボ爺についての説明を受けました。

残り少ない余生を入院生活で終わらせることはヨボ爺にとって決して幸せな事ではありません。

このままお薬の治療を続けて様子を見ていこうと決めました。

そして再び入院させるという道は選ぶ事は無いと決断できたので
腕に付けていた点滴装置を外してあげる事にしました。

点滴に繋がれて入院部屋で1日長く生きるより…
ヨボ爺に残された時間をしっかり愛で包んであげよう!私はそう決めました。
テーピングで固定されているので
ゆっくりゆっくり鋏でテープを切っていきました。

ヨボ爺の腕を傷付ける事がないよう慎重に慎重に・・・。

そして無事に取り外してあげました。

取って上げるとヨボ爺もスッキリしてました!
気分が良くなったみたいで、その後はレバーご飯も食べてくれました!

お水も飲ませてあげるとクピクピ飲んでくれました♪

食後のペロリ〜のベロが可愛いでしょう♪
フラフラながら必死に立って歩いています。水飲み場まで”よっこいしょ”のヨボ爺です。
グッタリ寝ている時間が多い中

起きている間に何とかお食事を!と思うけど
なかなか食べれずにいます。
食べ物と一緒にお薬を飲ませる事が不可能になっているので
今では直接お薬を飲ませています。

ただただ吐気が出てこない事を祈りながら・・・。

撫で撫でタイムの間にドサクサに飲ませるようにしているので
いつもこっそり薬を用意して撫で撫でタイムをしています!
お薬は嫌がるけど何とか飲ませています。

お薬を飲ませた後も
「ヨボちゃん良い子だね〜♪」って
撫で撫で!撫で撫で!とあやしてあげてます!
お薬が効いてくると食欲が少し回復します!

食べたい気持ちとは裏腹に中々食べれないでいるのですが
時間を掛けて少しずつ舐め舐めしています!

食べたいけど食べれない…とご飯を見つめているヨボ爺です。
やっとご飯を食べて気持ち良さそうにしていたヨボ爺ですが・・・
数時間後・・・やっと食べた流動食をゲェ〜と吐き出してしまいました・・・。
少し落着いたらお水を飲んでひと休憩・・・。

そしてしばらく安静に休憩です。
そんな状態を繰り返しながらも
また少し元気を取り戻して
何とかお薬を飲んで、流動食を食べて、過ごしていました!
相変わらず水飲み場にへばり付いていますが、気が済んだらお布団に戻ってコロンとしてます。
あまり動ける状態ではないので側について
お水を上げたり、動かせてあげたり、枕をしてあげたり、寝返りを打たせてあげたり、出来る事を精一杯してあげています。
トイレも的を外しちゃうので付き切りでお世話に当たっています。
直ぐにお掃除してあげないとヨボ爺が快適に過ごせないから目を離せません。
起きてもジーッとしてる時間が長いですけど
ゴロゴロ〜と言いながら
一緒に過ごす時間を大切に楽しんでいる
ヨボ爺と私達です。
食事量が減っているので、当たり前だけど便の量も減り続けています。

でも下痢は治まってキレイな便をしています!
薬が切れると再び高熱が続く毎日です。

水飲み場で動けなくなったり
どうしても水の近くに居たがったり・・・。
解熱剤の量も先生の指示に従って
増やしていますが
少しずつ効かなくなっている感じです。

熱がすごく高いときはアイスノン枕を
してあげています。
熱が下がってラクになるまで
首元を冷やしてあげたり、頭を冷やしてあげたり、体を冷やしてあげたりしています。
熱が下がって気分が良くなると起き上がって甘えてきます。

ご飯はその時々で食べれたり食べれなかったりの繰り返しです・・・。
相変わらず水飲み場にへばり付くので
水飲み場との段差が無くなる様にタオルなどを敷いて調整して上げました!

これでバリアフリー状態です!
日にちと共に…と言うより…時間と共に体力が落ちて行っていることをイヤでも感じます。
でも少しでも幸せなひと時を、ほんの少しでも長く…とヨボ爺が少しでも幸せを感じてくれるように頑張ってきました。
グッタリして心配させてくれたかと思うと、ニョキンとお顔を上げて安心させてくれたり♪でした。
お薬を飲んだ後は効き出すまで1時間くらい撫で撫で&手枕です!
体力もなく少ししか動けない生活が続いていた中で
ヨボ爺が元気に立ち上がり「サークルから出して〜♪」と私に飛びついてきました!

どれほど嬉しかった事か分かりません!

隔離して置くように言われているけど頑張って消毒すれば大丈夫!
ヨボ爺が望むように生活させてあげたい!

それでも、この団体生活の中で私がヨボ爺に与えられる幸せは
決して私自身が納得のいくものではありません。

どれだけの事をしてあげても、今の私に出来る精一杯は
とてもとても小さい…。

私自身、きっと悔いだらけの介護生活になる。

だからこそ、私は今の私に出来る精一杯の幸せをヨボ爺に与えてあげたい!

そう思ってお世話してきた毎日です。
ヨボ爺に広いお部屋の一つも私には用意してあげる事はできません。

でもヨボ爺がハウスから下りて来て一緒に過ごしたいと言うのなら、それを叶えてあげたい!

そんな毎日を過ごしています!
ヨボ爺が「出てきたい」と言った時は出してあげて一緒に床で過ごしてます!
ゴロゴロ〜ってすっごく喜んでくれています!
こんな小さな幸せだけど、私達とヨボ爺にとっては、すごくすごく貴重な時間でした。
ヨボ爺がハウスに入るって言うまで、とことんヨボ爺に付き合ってきました。
お台所にも侵入しようかな〜なんて思ってそうなヨボ爺。
そして、テケテケっと侵入です!

幸太郎君がいるから接触だけはさせないようにしてヨボ爺の自由タイムを快適な物にしてあげる努力をしています!

ドックフードをカリっ!なんて1粒食べてみたりしていますよ〜。
私がみんなのご飯を作っている時もヨボ爺は私の側にベッタリしています♪

見上げるお顔、すっごく可愛いでしょう♪

ワンちゃんのお水を拝借したり色々とお台所を楽しんでいます!
このまま元気になって〜と思いながら、こうして調子が良さそうな時には食べてくれそうな物を出し続けてみてます!
ご支援いただいている
猫ちゃん用の焼きイワシ・焼きササミを
パクっと食べるけど、一口だけです…。

それでも食べてくれて嬉しい毎日です!
お台所タイムを覚えて楽しみになったヨボ爺は体調が良い時間になるとこうしてサークルから出てきては
一緒の時間を楽しむようになりました!

体力はありませんので動き回る訳ではありません。ただずっと側にいるのです!
そんな時間を繰り返している中で段ボールの上を定位置にしちゃったヨボ爺!
お台所にちょこちょこ〜と来ては段ボールにピョン!にへへ〜と喜んでます♪それがすごく可愛くて嬉しくて「ダメよ」なんて言えません。
動き回る訳ではないと言っても
体力がない中で自由タイムを楽しんでいるので
やはり疲れてもしまいます…。

疲れるとハウスに戻って
しっかり休憩をとっているヨボ爺。
お薬を飲んで数時間。また少し元気が出てくると「サークルから出して〜♪」のお声が掛かります!
しばらく床で楽しんだ後は恒例になってる段ボールにちょこんです。
疲れて段ボールの上で
寝ちゃったりしているヨボ爺です。

この時間を楽しみに
幸せを感じてくれて居ます。

だけど・・・

喜びを感じながら楽しい時間を過ごしているけど
時間と共に体力は落ちていますし
動きも悪くなっています。

決して元気になっている訳ではありません…。

ヨボ爺の体調に合わせて
安静な時間も長く取っています。

ヨボ爺が「また出てくるよ」って言い出すまでは
そっと付き添ってお世話をしています。

私が望む幸せは与えてあげれないけれど
ヨボ爺が望む生活を可能な限り叶えてあげたい。

そう思って頑張っています!
ヨボ爺がぐっすり眠ったら
徹底的に除菌掃除に明け暮れることに…。

ご支援いただいている
アクアリブ、バイオチャレンジで
ヨボ爺が動き回る範囲を消毒しています。

ものすごく大変だけど
誰にも何も感染しないように!
そしてヨボ爺が快適に過ごす事が出来るように
私は努力の毎日を送ってきました。

ここに居る間は
どの子も私にとって大切な家族だから…。
a/d缶&流動食ご飯の摂取量も減ってきて…何か少しでも口にしてくれればとヨボ爺が好きなお刺身などの買出しに!
ロースハムに反応して「食べる!」とハムに猫パンチ!
そしてガブリと口にしてくれて天にも登るような気持ちだったけど、食べてくれたのは1枚弱でした。
それでも最近の食事量を考えると、よく食べてくれたなって思います。
その後も色々とあげてみるけどサッパリです。
お薬も錠剤で混ぜたり、粉にして混ぜたり、なるべく負担を掛けずに食べさせようとしますが、流動食を舐め舐めしてくれても
しっかり薬は残しています・・・。
せっかく食事をとった後に無理やり薬を直接飲ませると食べた物まで吐き出してしまうので、しばらく薬がお預けになります。
かと言って先に薬を飲ますと、その後は食事をとってくれません。
どうしたらいいのか?悩み悩みお世話を続けています。
少しでも栄養があるものを!少しでも貧血が改善されれば!とレバーを煮てあげたけど…反応なし…。
でも少しすると興味津々、食べたそうな雰囲気♪

でも口には出来ないままでした。

だけどお皿をさげようとすると
「このまま置いといて!」とお皿にアゴ乗せの
ヨボちゃんでした!

食べたいって気持ちはあるようです。
食事量に合わせて、どんどん便の量が乏しくなります・・・。
どんどん弱っていくヨボ爺に…少しでも快適な時間をあげたいと考える毎日。
少し気分転換にお外の空気を吸いに出させてあげることにしました!
念の為にご支援いただいている小型犬用の首輪とリードをつけてお庭タイムに出ました!
ご支援いただいたドライブボックスがヨボ爺のお世話に大変役立っています!
この頃はずーっと雨続きで天気は最悪です。お日様もいません。今日も雨上がり。
だけど、しばらくお庭で新鮮な空気を吸いました!
雨が少し止んでいる隙などにお外の空気を吸いに出ています。
ずっと熱が高いので、風が気持ちいいようです!

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