事故猫なっちの近況
2006/8/22

事故から1ヶ月が過ぎました。まだ自分でご飯を食べる事はできないまま過ごしています。数時間おきの流動食、お薬、お世話は決してラクではありません。思考能力すら無くなってしまいそうなほど正直ヘトヘトです。それでも、この子が生きるために必要な事は精一杯してあげなければ…と頑張っています。この1ヶ月、ほとんど仕事も出来ていません。でも、この子が生きてくれています。そして心を開いてきてくれました。なついているとは言いがたいですが、今では私にさすられるのが大好きです。毎日、体中をマッサージしてあげています。事故当初のこの子の顔を見た人は、この子が猫の顔に戻るとはとても思えなかったと言います。こんなに普通の猫の顔になるなんて思えなかった、信じられないと…。獣医さんもまた回復振りに驚いています。これだけの事故に遭って、こんなにも早くこれほど回復するなんて、最初は3日持つだろうかと言う状態だったのに、動物ってすごいねって。しかし、まだ鼻と口から血膿が出てきます。心配ですが先生に言わせると当然の状態だと言う事です。顎の骨は時間と共にくっついてきているので、もっと骨がしっかり繋がってきて、この炎症も治まってくれば食事ができるのではないかと思うのですが・・・。現在、なっちは流動食を受け付けなくなりつつあります。一番恐れていた吐き気が起こり、吐くようになってきたのです。吐くと体力消耗、脱水、衰弱、いろんなことが起こります。流動食を受け付けなくなってしまうと生きる道が閉ざされてしまいます。そのため現在は一度に与える流動食の量を減らし、その分回数を増やし、出来る限り吐かないように様子を見ながら与えています。流動食や水を流し込む速度を遅くして、吐かないようにゆっくり時間をかけて与えています。今までより時間もかかるようになりました。回数も増え大変な毎日になりました。どんなに頑張っても、それでも吐き気が出てきた今、一日に必要な量を与える事ができません。もうひとふんばり頑張らなければ!となっちも私も頑張っています。一人で世話をしていると、本当に助かるのだろうか?そんな不安にかられる事もありますが、病気で寝込んでいるわけではありません。人間だって大きな事故にあって上顎、下顎を骨折して、歯や周辺の身が無くなり、全身打撲に、擦り傷、1ヶ月で何とも無かったように元気にご飯を食べてる人はいないでしょう。言葉が話せないから分からないだけで、脳に打撃を受けているのできっと頭痛がひどいとかもあるだろうと先生も言っておられました。死ぬかも知れないと思った事故から一命をとりとめ、順調に回復に向かい始め少し安心していました。しかし吐くようになってからはまた不安とも戦いながらのお世話になりました。だけど、ケガは時間と共に必ず治るもの!だからきっと大丈夫!そう信じてお世話を頑張ってやっています!なっちが早く元気になりますように…と願いながら。

ココに至るまでの経緯はこちらから→ @  A  B  C  D  E  F  G  H 

ホームへ