2006年9月18日〜22日
事故猫なっち君の近況

9月18日
なっち君は数日前より下痢を起こしており、お薬による治療を行っています。

9月20日
治療の効果が無く、下痢・嘔吐が激しく流動食も全く吸収されない状態となり、またまた動物病院へ行く事となりました。感染症を起こしています。長期間、管を通していると、流動食やお薬を注入した後は必ず水を流し込み管を清潔に保っているのですが、やはり細菌性の感染症を起こしてしまう事があるとのことでした。また長期間、お薬を服用しているので胃や腸もやれている可能性もあるようです。下痢と嘔吐で流動食が吸収されていないうえ、熱も高く、お薬も吐き上げているので、お薬と皮下点滴を受け、カテーテルを入れなおしました。熱も高いせいかぐったりしています。新たにお薬が2種類処方されました。
9月21日
昨日の治療後、流動食やお薬を指示通りにあげましたが、その度に下痢と嘔吐で苦しみます。嘔吐や下痢が起こり出すと数時間に及び苦しみだすため、見ているのはとてもツライものです。しかし、なっちが汚れないように側について、何度も何度もペットシートを取り替える作業を繰り返しています。いつもゴロゴロ言って私に頭をグイーと近付けていたのに、もうほとんど動く事も出来ずきつそうにしているだけ・・・私はこれ以上、苦しむ事が分かっていて流動食をあげる事が出来ませんでした。
今日もお薬と皮下点滴を受けました。状態が全く改善されない事、急激に弱っていくなっち・・・。もっと重い病気ではないかと心配で血液検査なども受けました。内蔵からきている重いものではないようですが、全ての血液検査を受けたわけではないので、また明日受けられる検査を受けたいと思います。脱水も起こしている状態のうえ、流動食を与えられる状態でもありません。点滴は流動食ほどのカロリーや効果はなく、なんとか流動食がまた行える状態にならなくては弱っていくばかりです。今日で事故から2ヶ月。ここまで頑張ってきて、ここでなっちにもしもの事があったら…と思うと、1分1分が地獄のように私にとって苦しい時間となって降り注いできます。なんとか元気を取り戻して欲しい、頑張ってほしい、そう願って、一生懸命お世話しています。
ただ側に居て見守っているだけしか出来ない状態になってきたけど、またゴロゴロ言って甘えてきて欲しい、どこにも行ってほしくない、どうしてもどうしても助けたい。仲良くなれたばかりなのに、まだ幸せはこれからなのに・・・。

どうか神様が味方でいてくれますように。

9月22日
現在、流動食を与えられる状態ではないので、今日カテーテルを一旦外してもらいました。毎日おこなっている治療、解熱剤や抗生剤など各お薬のお注射と皮下点滴を受けて帰って来ました。帰ってから少しでもラクに過ごさせてあげようと思いエリザベスカラーも外してあげました。これだけ治療しても経過が悪く、状態が改善されない事を考えるとエイズが発症した可能性が高いと言われました。エイズのため感染症の治りが悪いだけかも知れませんが、それにしても経過が悪すぎるようです。皮下点滴ではなく血管に入れる点滴を行うとしたら最低でも4〜5時間は病院に拘束されるので、それがなっちにとってよい事かどうか…と先生も言っておられ、明日まで考える事にしました。同じくインターフェロンの注射を打つかどうかも考えなくてはならなくて悩んでいます。以前、もう10年近く前にインターフェロンの注射をして猫ちゃんが命を落とした事が忘れられず、それ以来、私はインターフェロンの注射を使う治療を受けた事がありません。今回なっちにインターフェロンを…と言われましたが注射を受ける勇気はありませんでした。先生にインターフェロンで亡くなった子がいる事を話し、とりあえず今日は打たないでもらいました。先生の所ではそんな事故は起きていないし、周りでも聞いた事はないし、人間のインターフェロンのように強い薬ではない事など説明を受けてきましたが、インターフェロンの注射1本で亡くなってしまったミーちゃんの事で頭がいっぱいになり、とてもとても受ける事ができませんでした。でも、それでなっちが助かるかも知れないのかと思うと、打つとも打たないとも決められず今も悩んでいます。なっちはもちろん祭日ですが明日も病院です。それまでゆっくり考えなさいと先生に言われたけど、とても結論は出そうにありません・・・。
以前インターフェロンで亡くなったミーちゃんはこちらからご覧いただけます

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