 |
 |
| 9月22日の夜のなっちです！ | |
| 前回のHP更新時22日に治療の効果が見られないと報告しましたが、その日の夜はお薬の効果が出たのか、いつもの甘えっ子なっちに戻っていました。とてもとても嬉しくて安心した瞬間でした。本当にホッとしたのでした。 | |
 |
|
| 21日から22日にかけては、甘えてくる元気も無くゴロゴロもなく、ジッとしているなっちの姿に本当に不安が走り、ツライ時間でした。それが22日の夜、いつものように頭をグイグイ寄せてきてゴロゴロ～ゴロゴロ～と甘えてきてくれました。考えてみるとなっちと二人一緒の写真がないなぁ～と思い、元気になった記念撮影を撮りました。なっちがグイグイ顔を寄せてくる中、片腕を伸ばし手探りで自分達にカメラを向けシャッターを下ろしました。唯一二人が一緒にバッチリ写っていた最初で最後の写真です。この時の私は、元気が出てきたなっちが亡くなるなんて思いもしないでいたのです・・・。 | |
 |
23日病院に行ったときのなっちです。 薬の効果が出てきて私も先生も本当にホッとしていました。まだ流動食を入れるためのカテーテルを付ける為に麻酔をかけるのはしたくないね…と、この日もお薬や点滴を受けて帰りました。病院にワンちゃんが来ていて吠えていたので少し緊張気味のなっちです。 |
 |
23日夜中のなっちです。夜まではそんなに悪い状態ではありませんでした。それが夜中3時過ぎか４時頃だったか…様子がガクッとおかしくなりました。夜はいつも居候状態でなっちと過ごしていました。一緒のタオルケットに入り、私はいつもうたた寝を・・・。突然なっちが起き上がり、吐き出す苦しい声に飛び起きました・・・。 |
 |
|
| ２４日病院でのなっち。この日はあまりに容態が悪くなったので、もう一度血液検査をしてもらいました。２１日に受けた血液検査では異常も無くて安心したのに、今回の検査で出た結果はボロボロでした。多臓器不全と診断され、呼吸からして肺炎を起こしているだろうと言われたので、レントゲンも撮っていただきました。肺炎でした・・・。人間と同じように肺炎の治療をして欲しいとお願いしました。先生は入院させるよりも私に面倒を見てもらったほうがこの子にとっては精神的にいいだろうと言うので、毎日朝から晩まで治療に通う事にしました。そして、なっちが酸素室に入って点滴を受け始めました。インターフェロンを打つ決意をしました。点滴を受けているなっちに声を掛け、インターフェロンが入っていくのを確認して、私は数時間後に迎えに来る約束をして病院を出ました。インターフェロンを打ったことの心配もあり、インターフェロンで亡くなったミーちゃんは注射を打って１時間半以内に亡くなったので、日曜日だけど、先生になっちの側に居てくださいね…様子を見てて下さいね…と、しつこいくらいお願いして帰りました。 | |
 |
|
| そして病院から動物ハウスの皆のお世話に向かいました。仔犬たちの世話やみんなのおトイレ出し、おやつタイムなど慌ただしくお世話をしていました。ふと気付くと先生から携帯に着信が・・・。血の気が引く思いで病院に電話を入れました。「なっちの呼吸がおかしくなったので直ぐに来い」先生の声はそう言っていました。頭の中は真っ白になり腰が抜けそうで足が震え、車の運転なんて冷静に出来る状態ではなくなりました。シンさんに運転してもらって病院へと急ぎました。着いたときはなっちは酸素室ではなく診察台の上で、もう点滴も受けていませんでした。私が電話した３分後に息を引き取ったそうです。「後で迎えに来るからね」となっちに約束して病院を出て１時間半後の再会でした。インターフェロンで亡くなった訳ではないと言われましたが私には、いや誰にも本当のことは分かりません。ただ１時間半前になっちと別れる前、病院で３時間以上なっちと一緒に過ごしました。その間、ずっと私の手に顎を乗せて動くのもキツイ体でゴロゴロ甘えていたんです。まるで「ありがとう」と言うように・・・。やはり病院ですから怖くて嫌いで当たり前…病院ではゴロゴロなんて言った事のなかったなっちが、病院でもずっとゴロゴロと言っていたんです。きっと最期に「ボクは必死に治そうとしてくれていたの知ってたよ。分かってたよ。ありがと」って私に伝えようとしていたのだと思います。先生もこんなになつくんだねって驚くほどに、私の顔を見てゴロゴロ言ってくれていました。そして先生にもゴロゴロって・・・。なっちは私も先生も自分を治そうとしてくれているのを本当に良く分かっていたのです・・・。大好きななっち・・・本当にカワイイ子なっち・・・なっち、ありがとう・・・。 | |
 |
動物ハウスにて・・・。 |
 |
夜から朝までは今まで通り一緒に過ごした場所に戻っていつもと同じように一緒のときを過ごしました。 |
 |
２５日の午後 ペット霊園にて・・・。 |
 |
なっちとの最期のお別れのとき。天国では美味しいものを沢山食べてね・・・。一度も美味しいご飯を食べさせてあげられなかったなっち・・・大好きななっち・・・本当にゴメンね・・・そして有難う。私を好きになってくれて・・・私を愛してくれて・・・一緒に過ごしてくれて・・・本当にありがとう・・・・。 |
| ずっとずっと泣いて過ごしたお通屋の夜・・・。妹から電話がありました。きっと泣いてる私に・・・。この２ヶ月、ほとんど家にも帰らずなっちのお世話をしてきました。妹も何度もお世話をしているときなっちのお見舞いに来てくれていました。私となっちのこれまでを見てきた妹が言うんです。なっちは最高に幸せだったと・・・。こんなに愛されたのだからと・・・。妹は時々会うたびに私となっちがどんどん仲良くなってる姿と元気になっていくなっちに驚いていました。私が愛した分、驚くほどなっちも私を愛してくれたのだと思います。短い時間だったけど、この２ヶ月一番一緒に過ごした子だと思います。なっちは本当に良く頑張ってくれました。涙が止まらない私に妹が、たくさんたくさん私もなっちも頑張ったのだから「良く頑張ったね！」って胸を張って送り出してあげて・・・自分を責めないで・・・だって本当になっちは幸せそうだったからって・・・その妹の言葉に、私がなっちに愛されて幸せだったようになっちも幸せで居てくれたのだと、胸を張ってなっちを送り出してきました。なっちを応援してくださった皆さま、本当に有難うございました。心からお礼申し上げます。なっちは、動物ハウスから旅立ったみんなは、いつも私の胸の中に居るし、みんなもいつも私の側に居てくれていると感じています。そして応援してくれたみんなへ、なっちは最後の最後までゴロゴロ～ってお礼を言っていました。なっちに代わって「ありがとう」という人間語に変えて皆さまにお伝えさせていただきます。なっちから応援してくれた皆さまへ「ありがとう。本当にありがとう」。 | |
 |
動物ハウスにて たくさんの天国の仲間達と一緒に ご支援いただいた鰹節をお供えしました。 |
